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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

学校行事もなく、夏休みも短縮して、授業を詰め込むだけの学校再開

2020年07月25日 | 暴走する都教委
 ◆ 現場報告:都立高校の臨時休業と再開 (『リベルテ』)
   津田幸介(都立高校教員)


 6月1日から都立高校で生徒の登校が再開されました。この間の出来事と現状を報告します。
 4月1日、新年度最初の臨時職員会議が行われ、校長がより始業式・入学式のみ特別な形で行って臨時休業に入ることが報告されました。翌日、保護者あての書類を郵送。
 しかし、始業式を分散登校で実施した4月6日、緊急事態宣言の発出が濃厚ということで、7日の入学式は急遽中止との指示があり、新入生の担任は、全家庭に電話をかけました。1学年担任団は、顔合わせもなく、その後の対応をすることになりました。
 クラッシーやスタディ・サプリを利用した課題の指示や配信も行われましたが、全員に届けるには郵送だということで、その後は、自宅学習課題等の郵送作業を、私の職場では4月に3回、5月に3回行いました。
 毎週、各家庭への電話かけをした学校もあります。

 ズームやチームズを利用したオンライン・ホームルームも行いました。タイムス端末ではできずICT端末や自宅PC等でやりました。
 4月、5月の職員の勤務については、多くの人が、「自宅勤務」をしました。
 自宅勤務の頻度は人により様々だと思います。

 タイムス端末を持ち帰って自宅からリモート・アクセスできたので、自宅にインターネット回線を引いている人は、様々な仕事ができました。
 また、保育園や小学校の臨時休業のため、子どもの世話の必要がある人には、特別に欠勤が認められました。
 学校再開の6月、第1週と第2週は、週2日程度、在校時間2時間の分散登校。ガイダンス中心。
 第3週と第4週は、週3日程度(出席番号の奇数と偶数で交互に登校)、短縮40分授業×6時間。
 6月末からは毎日全員が登校予定です。

 生徒毎朝健康チェックカードに体温等を記入教員は、生徒がいない時間に、次亜塩素酸水での消毒作業をしています。
 出席番号の奇数と偶数で登校時間や登校日が異なる分散登校で、クラス全員が顔を合わせる機会がありません。
 体育祭や文化祭、宿泊行事も、中止または1月以降に延期という指示になっており、実施しない学校が多いと思われます。
 夏季休業は2週間になりました。

 いつもと違うことの連続、先々の見通しの持ちにくさ、夏休みの短縮などで、多くの教員が疲労やストレスを感じており、この状況で、どうすれば心と身体ににゆとりができるか、悩ましいところです。
『東京・教育の自由裁判をすすめる会ニュース 59号』(2020年6月27日)

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