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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「都立高校九条の会」結成の呼びかけ

2007年06月29日 | 平和憲法
 ● 6.30結成総会へ

  日時:6月30日(上)午後6:OO~8:30
  場所:文京区民センター2A(三田線「春日」徒歩0分)
  これまでの経緯と呼びかけ:鵜浦武久(足立東)
  講演:「九条改悪と安倍内閣」渡辺治氏(「九条の会」事務局、一橋大学)
  職場・地域・有志等の取組みの報告:都立高生が作った「九条の歌」、
                      都立高校女性教職員九条の会、など
  資料代:500円

 「都立高校九条の会」結成の呼びかけ

 施行60周年を迎えた今年の憲法記念日5月3日は五月晴れの青空が広がりました。各地で憲法集会が開かれ、「戦争する国づくり反対」「生かそう憲法」「憲法を国民の手に」などの声が日本列島の隅々まで響き渡りました。
 この記念すべき5月3日の夜、今「憲法改悪反対、九条を守れ」の運動を都立高校の中に広げることは待ったなしと考え、私たちは「都立高校九条の会」の発足を呼びかけることにしました。

 一週間後の5月11日、安倍政権は憲法施行60周年を嘲笑うかのように、最低投票率の問題などを置き去りにしたまま、改憲手続き法案を参議院特別委員会で強行採決し、14日の参議員本会議において可決・成立させました。「戦後レジュームからの脱却」を唱え作り上げる「美しい国づくり」とはしゃにむに「戦争する国づくり」に邁進することに他ならないことをこれほど明確に示したものはありません。

 戦後教育の理念と原点となってきた憲法と教育基本法は、昨年12月に教育基本法が改悪され、そして今また憲法が改悪の危機に晒されています。憲法と教育基本法を否定する石原都知事によって東京の教育は限りなく破壊されてきています。

 私たちは憲法と教育基本法を拠り所に暴走する教育行政に抗し、「日の丸・君が代」強制は違憲・違法であると断じた昨年の9.21東京地裁判決を勝ち取ることができました。私たちの希望は憲法や47年教育基本法にあることを示しています。
 教育基本法に続き、憲法までも改悪されることを許してはなりません。それは教育の自由や思想・良心の自由、学校の自治の根絶を意味するからです。

 「九条の会」は2004年6月に、大江健三郎、加藤周一氏など9氏が、さまざまな立場の違いを越えて「手をつなぎ、『改憲』のくわだてを阻む」ことを呼びかけ発足しました。この「憲法九条、いまこそ旬」の訴えは全国の職場、地域、学園に広がり、現在6000を超える「九条の会」が活動しています。

 この呼びかけに応えて、憲法改悪反対の都立高校教職員の声を結集し、改憲を何としても阻止しましょう。戦後史の大きな転換を迎えた今、立場と考え方の違いをこえて「九条を守れ」の一点でてをつなぎ「都立高校九条の会」に結集されることを心から呼びかけるものです。

「都立高校九条の会」呼びかけ人
 青木茂雄(蒲田)、内山健三(大泉定)、鵜浦武久(足立東)、大能清子(本所工定)、
 大平和幸(日本橋)、川口国春(蒲田)、近藤徹(葛西南全)、佐藤義弘(都立大附)、
 鈴木敏夫(日本橋)、田中造雅(立川定)、内藤俊彦(小山台定)

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