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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

練馬区教育委員会にて、『はだしのゲン』撤去求める陳情、不採択に!

2013年12月04日 | こども危機
 ◎ ご協力、ありがとうございました。
「はだしのゲン」の自由閲覧を求める練馬区民の会

 12月2日午前10時より開かれた練馬区教育委員会は、教育現場から『ゲン』を撤去するように求める陳情などを、全員一致で不採択としました。
 教育現場から『ゲン』撤去や排除を求める陳情が3本、区民による学校図書の自由と『ゲン』の閲覧を守れとの陳情が4本提出されていました。2日の教育委員会は、それを一括して審議しました。
 陳情に対し、委員一人ひとりが発言。文書を用意して読み上げながらの発言からは、この問題に対する教育委員たちの真摯な姿勢がうかがえました。 
 その主張の特徴は、おおむね次のようなものでした。

 〇 図書を選定する学校現場の先生や校長先生の判断を信頼し、尊重する
 〇 教育委員会は、特定の図書を取り上げて撤去を求めたり推薦はしない。
 〇 『ゲン』は、全体としては“有害”といえるものではない
 〇 『ゲン』は、東京都の“有害図書指定”には含まれていない。
 〇 特定の書籍の図書からの撤去を求めることは、言論表現の自由、検閲を許さないとした憲法21条や、子どもの知る権利の保障などに触れる恐れがある。
 以上のように、教育委員会の審議の中で、『ゲン』の撤去や排除を求める陳情が、いかに道理に会わないものであるのかが明らかにされ、不採択となりました。また、私たちの、「『ゲン』の自由閲覧の継続を求める陳情」なども、同時に不採択となりました。その理由は、教育委員会は特定の図書を取り上げて良いとか悪いとかを判断しないということでした。
 今日の練馬区教育委員会の判断は、練馬区民の良識を代表して示したものとして歓迎できるものでした。
 また、私たちのchange.orgでの呼びかけに応えてみなさまが寄せてくださった賛同署名と数多くのコメントとも共通する立場を表明した判断として、心から喜べるものでした。
 練馬区教育委員の一人ひとりの真摯な対応は、この間、私たちが届けた陳情署名(直筆のもの)2320筆。channge.org の賛同キャンペーン署名9350名。この期待とまなざしに応える姿であったことを確信し、みなさまとともに喜びを分かち合いたいと思います。
 これまでのみな様方のご協力とご支援に、深く感謝いたします。
 これを持ちまして、この賛同キャンペーンを閉じさせていただきます。
 ありがとうございました。

 「『はだしのゲン』の自由閲覧を求める練馬区民の会」 世話人代表 有原誠治

 ※channge.org キャンペーン
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