パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

死刑制度を考える映画全7作品、渋谷ユーロスペースで上映中

2022年02月12日 | 人権
 ◆ 第11回 死刑映画週間「免田栄さんを知っていますか?」 (アムネスティ・インターナショナル日本)

 「免田栄さんを知っていますか?」
 2020年12月5日、免田栄さんが95歳で亡くなった。
 22歳のとき、強盗殺人罪容疑で逮捕された。
 自白を強いられ、公判時にそれを否定したが受け入れられず、26歳のとき、最高裁で死刑が確定した。
 もとより身に覚えのない嫌疑、自力で再審請求を求め、やがて支援者も現れて、6度目の再審請求が実って、無罪判決を得たのが57歳のときだった。
 実に34年の間、無実でありながら獄に閉じ込められていた。

 今回上映する7作品のうち半数以上が「えん罪」をテーマとしている。
 罪なきひとを死刑にする力を有する警察・検察・裁判所という司法の構造とは何なのかを考えたい。
 ※ チラシをダウンロードする
 ◆ 上映スケジュール(場所・期間・料金)

   場所:渋谷ユーロスペース(渋谷区円山町1-5)
http://www.eurospace.co.jp/
   上映期間:2022年2月12日(土)~2月18日(金)
   前売鑑賞券:5回券4,500円/3回券2,800円/1回券1,000円
   一般1,500円、大学・専門学生1,300円、シニア1,100円

 ◆ 上映作品/監督/制作年/語る人
『私は金正男を殺していない』/ライアン・ホワイト/2018/太田 昌国
『狼をさがして』/キム・ミレ/2020/浴田 由紀子

『裁き』/チャイタニア・タームハネー/2014/佐藤 大介

『帝銀事件 大量殺人獄中三十二年の死刑囚』/森崎 東/1980/山際 永三

『女は二度決断する』/ファティ・アキン/2017/山口 薫

『黒い司法』/デスティン・ダニエル・クレットン/2020/庄司 香

『免田栄 獄中の生』/小池 征人/1993/櫻井 昌司
 ※上映時間などの詳細はチラシをご覧ください。
 ※ アムネスティ・インターナショナルの取り組み

 私たちアムネスティ・インターナショナルは、死刑を人権の問題と考えています。そして、「生きる」という最も基本的な人間の権利を根本から否定する刑罰が、死刑だと考えています。
 アムネスティは、「死刑は生きる権利の侵害であり、究極的に残虐で非人道的かつ品位を傷つける刑罰である」として、あらゆる死刑に例外なく反対する姿勢を明確にし、死刑のない世界の実現に向かって活動してきました。
 ※ 死刑廃止への取り組み
https://www.amnesty.or.jp/human-rights/topic/death_penalty/
『アムネスティ・インターナショナル日本』
https://www.amnesty.or.jp/human-rights/movie/recommended/dp2022.html
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