魚住昭《わき道をゆく》連載17回『知事と首相と旧武富士ビル』(週刊現代12/22.29号)から
● 猪瀬候補の盛り上がらない選挙事務所
4日午後、小泉元首相が激励にきたというのに、集まった支持者は30人足らずだった。(西新宿の「武富士旧本社ビル」の広大な1階フロアが猪瀬選挙事務所に使われているそうだ。)
「だいたいこの選挙事務所は、広すぎて人の温もりや熱気が感じられない。1票でも多くかき集めようと血眼で動き回るスタッフの姿も見えない。私は何十回も選挙を取材してきたが、こんなに閑散とした選挙事務所は初めてだ」。(p164)
● 石原前都知事顔負けの過激な猪瀬氏のツイッター
「今年8月15日、香港の活動家らが尖閣諸島に上陸して沖縄県警に逮捕された数日後に彼はツイッターでこんな発信をしている。『泳いで来るのだから、こちら側から蹴りを入れれば一発だよ。水に顔を突っ込み、参ったかとやりグロッキーにして上陸させず来た船に帰してやればよかっただけのことだよ。こんなもん、ケンカのイロハだ』」(p165)
「この発言に対し、経営コンサルタントの宋文洲さんはツイッターでこう嘆いた。
『民間人に対して、"蹴りを入れれば一発だよ。水に顔を突っ込み"を警察に要求するとは、とても民主主義や人道主義を標榜する日本の首都の副知事と、日本を代表する作家の、言葉に思えない。猪瀬さん、私は悲しいです』
私も昔ちょっと憧れた作家が排外主義の虜になるさまを見るのは悲しい。
猪瀬さん、東シナ海を火の海にしないでほしい。それが作家の義務ではないか。」(p165)
沖縄県石垣市の中山義隆市長を石原前知事につないだのは猪瀬氏で、尖閣諸島買い上げに寄付で資金を集めようと言い出したのは猪瀬氏だった。だから安倍政権が誕生したらインフラ整備に寄付金を使えと言い出すだろう、などと猪瀬氏は尖閣諸島問題と非常に深く関わっている事情が紹介されている。石原氏の陰に隠れて目立たなかったが、実は猪瀬氏は石原氏顔負けの対中国強硬論者なんだそうだ。
こんな人が首長になって大丈夫だろうか。
● 猪瀬候補の盛り上がらない選挙事務所
4日午後、小泉元首相が激励にきたというのに、集まった支持者は30人足らずだった。(西新宿の「武富士旧本社ビル」の広大な1階フロアが猪瀬選挙事務所に使われているそうだ。)
「だいたいこの選挙事務所は、広すぎて人の温もりや熱気が感じられない。1票でも多くかき集めようと血眼で動き回るスタッフの姿も見えない。私は何十回も選挙を取材してきたが、こんなに閑散とした選挙事務所は初めてだ」。(p164)
● 石原前都知事顔負けの過激な猪瀬氏のツイッター
「今年8月15日、香港の活動家らが尖閣諸島に上陸して沖縄県警に逮捕された数日後に彼はツイッターでこんな発信をしている。『泳いで来るのだから、こちら側から蹴りを入れれば一発だよ。水に顔を突っ込み、参ったかとやりグロッキーにして上陸させず来た船に帰してやればよかっただけのことだよ。こんなもん、ケンカのイロハだ』」(p165)
「この発言に対し、経営コンサルタントの宋文洲さんはツイッターでこう嘆いた。
『民間人に対して、"蹴りを入れれば一発だよ。水に顔を突っ込み"を警察に要求するとは、とても民主主義や人道主義を標榜する日本の首都の副知事と、日本を代表する作家の、言葉に思えない。猪瀬さん、私は悲しいです』
私も昔ちょっと憧れた作家が排外主義の虜になるさまを見るのは悲しい。
猪瀬さん、東シナ海を火の海にしないでほしい。それが作家の義務ではないか。」(p165)
沖縄県石垣市の中山義隆市長を石原前知事につないだのは猪瀬氏で、尖閣諸島買い上げに寄付で資金を集めようと言い出したのは猪瀬氏だった。だから安倍政権が誕生したらインフラ整備に寄付金を使えと言い出すだろう、などと猪瀬氏は尖閣諸島問題と非常に深く関わっている事情が紹介されている。石原氏の陰に隠れて目立たなかったが、実は猪瀬氏は石原氏顔負けの対中国強硬論者なんだそうだ。
こんな人が首長になって大丈夫だろうか。
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