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2007/02/01(木) ★「朝鮮民主主義人民共和国憲法(金日成憲法)」★、を読む 6
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★<第2条>・・・・・栄えある革命闘争において作り上げられた輝かしい伝統を受け継いだ革命的な国家である。★
・・・なにしろ、「栄えある・・・・・国家である」から、国家の防衛、そのための先軍政治こそが国家行政の本質となる。
今日、軍の一部は山賊となっている。
★<第5条>朝鮮民主主義人民共和国においてすべての国家機関は、民主主義中央集権制原則によって組織され、運営される。★
・・・民主主義中央集権制、民主集中制、プロレタリア独裁、人民民主主義独裁、一党独裁、代行主義、・・・・・すべてはここに起因しているのであろう。 三権分立理念の価値を思うほかない。
反対派が次々と粛清されるのを目の当たりにしていたら、それこそみんな去勢されてしまうのであろうか。
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2007/02/02(金) 7
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★<第6条>・・・・・各級主権機関は・・・・・秘密投票で選挙する。★
・・・まことにその通りである。
反対票を投ずれば収容所送りなのだから、絶対に外国人には見せられない秘密投票である。
★<第10条>朝鮮民主主義人民共和国は、労働者階級が領導する労農同盟に基づいた全人民の政治・思想統一に依拠する。★
・・・この人民の政治・思想統一という憲法規定が、強制収容所を輩出するもととなるのである。
この「統一」にいささかでも逸脱する者が政治犯である。
★国家は、思想革命を強化し、社会のすべての構成員を革命化、労働者階級化し、全社会を統一的に結合された一つの集団とする。★
・・・「共和国」は一つのブロックである。 巌である。 個人は何処にもない。 唯一の自由は餓死することか。
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2007/02/03(土) 8
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★<第11条>朝鮮民主主義人民共和国は、朝鮮労働党の領導の下にすべての活動を行う。★
・・・労働党と軍部の対立はないのか。 いずれにしろ、何らかの矛盾はないわけがない。 金正日は、まことに思慮深い男である。 自己保身についてだけは・・・。 視察先の軍の実弾はすべて格納させるというのだから。 ということは、実弾演習の視察はしたことがないということか。
軍が反乱を起こさないのは、自らが統治する能力がないからだ。 優先扱いされた軍による体制の破壊は、自らの首を絞めるだけだからだ。 誰もが餓死したくないとしたら、現行秩序、数百万の餓死者と数百万の餓死予備軍を抱えた秩序の維持こそ、現在食える者たちには守るべき唯一の価値なのだ。
現秩序がガタガタになった瞬間、恐るべき修羅場が現出する。
何百万の流民と報復、備蓄物争奪戦の発生、五十数種に及ぶ階層身分秩序の崩壊である。
平壌は、まこと血の海となるであろう。
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2007/02/04(日) 9
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★<第12条>国民は、階級路線を堅持し、人民民主主義独裁を強化し、内外の敵対分子の破壊活動から人民主権および社会主義制度をしっかりと防衛する。★
・・・「人民民主主義独裁」とは何なのか。 人民による政治は、独裁とはならないのではないか。 人民が民主主義的に事を運べば、それは独裁に転化するということであろうか。
国家なるものが、人民民主主義の美名のもと独裁を強化するということであろう!
人民の名を騙る、国家=金日成・金正日の独裁である。
「防衛する」ためには、「保衛部」が創設される。 秘密警察=公安の創設と絶対的権力行使である。 内外に敵対分子があまた存在するのであるから・・・。 摘発が難しいときには、作り出せばよいのだ。 スターリン・毛沢東も散々あの手この手でやったではないか。
残酷な言葉がある。 マグジャビ=「人間狩り」である。
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2007/02/05(月) 10
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★<第13条>国家は、大衆路線を具現し、すべての活動において、上部が下部を助け、大衆の中に入って問題解決の方途を見出し・・・・・。★
・・・国家が、問題解決の方途を見出すのである。 すべては国家が指示する。
作付け品種から栽培方法、収穫まで・・・。 みなばかばかしいと思っても口に出せない。 なにしろ国家の指示は絶対なのだから。
生産は停滞し、環境破壊は更に進み、工場は操業を停止する。 サボっても配給が同じなら誰が働くというのか。 配給は滞り、飢えが蔓延する。 田んぼは戦場となる。 穀物の盗人に対し軍が発砲する。
しかして、先軍国家ゆえ、食料は軍及び特権都市平壌にのみ集積される。 働く場のない貧民が餓死することは、問題解決の唯一の道となる。 軍需工場は特別に保衛されミサイル輸出で稼ぐこととなる。
核兵器もまた最優先事業であるが、その保安及び使用において空前の惨劇の可能性が日々増すこととなる。
主体思想の帰結は、世界に冠たる思想国家としていかなる国にも侮られることのない国家の創設である。 そのゆえに核開発は至上命令となる。 金がかかる。 無制限に・・・。
益々餓死者が増える。 数百万死のうと関係ない。
両親が餓死して子供たちはコッチェビとなる。 コッチェビとは、花燕である。
2007/02/01(木) ★「朝鮮民主主義人民共和国憲法(金日成憲法)」★、を読む 6
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★<第2条>・・・・・栄えある革命闘争において作り上げられた輝かしい伝統を受け継いだ革命的な国家である。★
・・・なにしろ、「栄えある・・・・・国家である」から、国家の防衛、そのための先軍政治こそが国家行政の本質となる。
今日、軍の一部は山賊となっている。
★<第5条>朝鮮民主主義人民共和国においてすべての国家機関は、民主主義中央集権制原則によって組織され、運営される。★
・・・民主主義中央集権制、民主集中制、プロレタリア独裁、人民民主主義独裁、一党独裁、代行主義、・・・・・すべてはここに起因しているのであろう。 三権分立理念の価値を思うほかない。
反対派が次々と粛清されるのを目の当たりにしていたら、それこそみんな去勢されてしまうのであろうか。
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2007/02/02(金) 7
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★<第6条>・・・・・各級主権機関は・・・・・秘密投票で選挙する。★
・・・まことにその通りである。
反対票を投ずれば収容所送りなのだから、絶対に外国人には見せられない秘密投票である。
★<第10条>朝鮮民主主義人民共和国は、労働者階級が領導する労農同盟に基づいた全人民の政治・思想統一に依拠する。★
・・・この人民の政治・思想統一という憲法規定が、強制収容所を輩出するもととなるのである。
この「統一」にいささかでも逸脱する者が政治犯である。
★国家は、思想革命を強化し、社会のすべての構成員を革命化、労働者階級化し、全社会を統一的に結合された一つの集団とする。★
・・・「共和国」は一つのブロックである。 巌である。 個人は何処にもない。 唯一の自由は餓死することか。
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2007/02/03(土) 8
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★<第11条>朝鮮民主主義人民共和国は、朝鮮労働党の領導の下にすべての活動を行う。★
・・・労働党と軍部の対立はないのか。 いずれにしろ、何らかの矛盾はないわけがない。 金正日は、まことに思慮深い男である。 自己保身についてだけは・・・。 視察先の軍の実弾はすべて格納させるというのだから。 ということは、実弾演習の視察はしたことがないということか。
軍が反乱を起こさないのは、自らが統治する能力がないからだ。 優先扱いされた軍による体制の破壊は、自らの首を絞めるだけだからだ。 誰もが餓死したくないとしたら、現行秩序、数百万の餓死者と数百万の餓死予備軍を抱えた秩序の維持こそ、現在食える者たちには守るべき唯一の価値なのだ。
現秩序がガタガタになった瞬間、恐るべき修羅場が現出する。
何百万の流民と報復、備蓄物争奪戦の発生、五十数種に及ぶ階層身分秩序の崩壊である。
平壌は、まこと血の海となるであろう。
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2007/02/04(日) 9
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★<第12条>国民は、階級路線を堅持し、人民民主主義独裁を強化し、内外の敵対分子の破壊活動から人民主権および社会主義制度をしっかりと防衛する。★
・・・「人民民主主義独裁」とは何なのか。 人民による政治は、独裁とはならないのではないか。 人民が民主主義的に事を運べば、それは独裁に転化するということであろうか。
国家なるものが、人民民主主義の美名のもと独裁を強化するということであろう!
人民の名を騙る、国家=金日成・金正日の独裁である。
「防衛する」ためには、「保衛部」が創設される。 秘密警察=公安の創設と絶対的権力行使である。 内外に敵対分子があまた存在するのであるから・・・。 摘発が難しいときには、作り出せばよいのだ。 スターリン・毛沢東も散々あの手この手でやったではないか。
残酷な言葉がある。 マグジャビ=「人間狩り」である。
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2007/02/05(月) 10
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★<第13条>国家は、大衆路線を具現し、すべての活動において、上部が下部を助け、大衆の中に入って問題解決の方途を見出し・・・・・。★
・・・国家が、問題解決の方途を見出すのである。 すべては国家が指示する。
作付け品種から栽培方法、収穫まで・・・。 みなばかばかしいと思っても口に出せない。 なにしろ国家の指示は絶対なのだから。
生産は停滞し、環境破壊は更に進み、工場は操業を停止する。 サボっても配給が同じなら誰が働くというのか。 配給は滞り、飢えが蔓延する。 田んぼは戦場となる。 穀物の盗人に対し軍が発砲する。
しかして、先軍国家ゆえ、食料は軍及び特権都市平壌にのみ集積される。 働く場のない貧民が餓死することは、問題解決の唯一の道となる。 軍需工場は特別に保衛されミサイル輸出で稼ぐこととなる。
核兵器もまた最優先事業であるが、その保安及び使用において空前の惨劇の可能性が日々増すこととなる。
主体思想の帰結は、世界に冠たる思想国家としていかなる国にも侮られることのない国家の創設である。 そのゆえに核開発は至上命令となる。 金がかかる。 無制限に・・・。
益々餓死者が増える。 数百万死のうと関係ない。
両親が餓死して子供たちはコッチェビとなる。 コッチェビとは、花燕である。
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