◇ 横浜市教委に傍聴に行きました
けさ10時から来年度からの小中高・特別支援学校で使用する教科書の採択を行う横浜市教育委員会定例会に行ってきました。
怒り心頭です。18区中8区で中学校社会歴史分野の教科書に「自由社」版教科書が採択されたのです。
9時からの傍聴受付には225名に及ぶ市民が集まり、抽選で20名が傍聴に入りました。残念ながらはずれ、教育文化ホールで音声だけを聞くことになりました。「これだけの人がいるんだから、もう少し広い所で教育委員会をやるべきだ」「資料を駆け付けた人にくばるべきだ」「音声では誰が発言しているかわからないから、名を名乗るようにすべきだ」と要求しましたが、叶わず。
横浜市では18行政区ごとに教科書を採択しています。これについてもすでに、全市1区=1社にする方向で準備が進み、秋にはそれが決まるとの話もあります。
今回は18区それぞれについて教育委員会が討議、多数決で採択するとのことでした。他の教科、学校については従来通りで決まりましたが、中学校社会歴史的分野については討議が行われました。しかし、今田教育委員長、田村教育長、中里、野田、吉備、小濱各委員6人で決めます。
おもな発言を紹介すると、
「自由社は人物をたくさん扱っていて面白い(262人、東京書籍150人)。ただ、扱っている人物に偏りが見られる。」(小濱)
「海外との交流の仕事をしてきた。外国人は自分に誇りを持っている。海外で通用する人の育成が大事。多面性が必要。自由社はすっきりしていてきれいだなという印象。女性が取り上げられているのもいい。確かに戦争賛美という面もあるが、技術にかかわってきたものとしてからくり人形を作った田中とくしげ(?)を取り上げているのがいい。」(野木)
「ここに提案されている教科書は国の検定を通ってきている。厳正な審査をとおってきている。イデオロギーの問題、近隣国の関係についても国の基準をクリアしてきているので問題ない。」(田村教育長)
「日本人に生まれてきたことを悲しませるようなものはダメ。自由社の教科書は歴史事象について展開がわかりやすい。表層的でなく、起こった原因まで、深みを持って書いている。日露戦争について愛情を持って記述してある」(今田教育委員長)
この今田委員長のまとめを受けて、田村教育長が採決を促した。そして、無記名投票(これも自由社支持のメンバーの請願を通した)を強行した。各区ごとにどの教科書にするかを無記名で○を書き、投票。
10分後、開票、結果が発表された。港南、旭、青葉、金沢、港北、緑、都筑、瀬谷の8区が自由社を採択することになった。
過去、杉並区、栃木県大田原市などで扶桑社の「つくる会」教科書が採択されたことがあったが、自由社の教科書が採択されたのは初めてであり、しかも政令都市横浜市で通された意味は大きい。
会場には溜息と怒号が起こりました。自分自身、横浜市の教員をしていて、ここで決められたのはとても悔しい。
教育委員はすべて中田「前」市長が任命したもの。前から言われていたが、「つくる会教科書」に支持をするメンバーをつけていた。今回の採択は相当準備されたものだと思う。われわれもここを出発点に、自由社教科書の正体をあばき、広く市民の共感をよぶ運動をつくるべきだと思います。・・・
また、全市1区採択も阻止していきましょう。
採択した結果について・・・
http://www.city.yokohama.jp/me/kyoiku/sidou1/kyokasho21/saitaku_chu22-23.html
横浜市が8月4日の教育委員会でついに、18区のうち8区で自由社版歴史教科書を「採択」しました。
中田前市長の「任命」した教育委員は暗躍する今田委員長の指示するとおりにほぼ自由社版に投票しました。秘密投票だということです。
横浜市教委に抗議の声を集中させよう。東京都と違って横浜市は担当者が電話できちんと応対してくれます。教育行政の担当者も困惑しているようです。
【請願・要請先】
◇横浜市教育委員会
◎宛名 横浜市教育委員会委員長または以下の教育委員
横浜市教育委員委員長 今田 忠彦
委員長職務代理 小濱 逸郎
教育委員 吉備 カヨ
〃 野木 秀子
〃 中里 順子
教育長 田村 幸久
住所 〒231-0017 横浜市中区港町1-1
(教育委員あて) 教育委員会総務部総務課
℡ 045-671-3240 FAX 045-663-5547
(教科書採択担当)教育委員会小中学校教育課
℡ 045-671-3265 FAX 045-664-5499
(公聴担当) 教育委員会教育政策課
℡ 045-671-3243 FAX 045-663-3118
けさ10時から来年度からの小中高・特別支援学校で使用する教科書の採択を行う横浜市教育委員会定例会に行ってきました。
怒り心頭です。18区中8区で中学校社会歴史分野の教科書に「自由社」版教科書が採択されたのです。
9時からの傍聴受付には225名に及ぶ市民が集まり、抽選で20名が傍聴に入りました。残念ながらはずれ、教育文化ホールで音声だけを聞くことになりました。「これだけの人がいるんだから、もう少し広い所で教育委員会をやるべきだ」「資料を駆け付けた人にくばるべきだ」「音声では誰が発言しているかわからないから、名を名乗るようにすべきだ」と要求しましたが、叶わず。
横浜市では18行政区ごとに教科書を採択しています。これについてもすでに、全市1区=1社にする方向で準備が進み、秋にはそれが決まるとの話もあります。
今回は18区それぞれについて教育委員会が討議、多数決で採択するとのことでした。他の教科、学校については従来通りで決まりましたが、中学校社会歴史的分野については討議が行われました。しかし、今田教育委員長、田村教育長、中里、野田、吉備、小濱各委員6人で決めます。
おもな発言を紹介すると、
「自由社は人物をたくさん扱っていて面白い(262人、東京書籍150人)。ただ、扱っている人物に偏りが見られる。」(小濱)
「海外との交流の仕事をしてきた。外国人は自分に誇りを持っている。海外で通用する人の育成が大事。多面性が必要。自由社はすっきりしていてきれいだなという印象。女性が取り上げられているのもいい。確かに戦争賛美という面もあるが、技術にかかわってきたものとしてからくり人形を作った田中とくしげ(?)を取り上げているのがいい。」(野木)
「ここに提案されている教科書は国の検定を通ってきている。厳正な審査をとおってきている。イデオロギーの問題、近隣国の関係についても国の基準をクリアしてきているので問題ない。」(田村教育長)
「日本人に生まれてきたことを悲しませるようなものはダメ。自由社の教科書は歴史事象について展開がわかりやすい。表層的でなく、起こった原因まで、深みを持って書いている。日露戦争について愛情を持って記述してある」(今田教育委員長)
この今田委員長のまとめを受けて、田村教育長が採決を促した。そして、無記名投票(これも自由社支持のメンバーの請願を通した)を強行した。各区ごとにどの教科書にするかを無記名で○を書き、投票。
10分後、開票、結果が発表された。港南、旭、青葉、金沢、港北、緑、都筑、瀬谷の8区が自由社を採択することになった。
過去、杉並区、栃木県大田原市などで扶桑社の「つくる会」教科書が採択されたことがあったが、自由社の教科書が採択されたのは初めてであり、しかも政令都市横浜市で通された意味は大きい。
会場には溜息と怒号が起こりました。自分自身、横浜市の教員をしていて、ここで決められたのはとても悔しい。
教育委員はすべて中田「前」市長が任命したもの。前から言われていたが、「つくる会教科書」に支持をするメンバーをつけていた。今回の採択は相当準備されたものだと思う。われわれもここを出発点に、自由社教科書の正体をあばき、広く市民の共感をよぶ運動をつくるべきだと思います。・・・
また、全市1区採択も阻止していきましょう。
採択した結果について・・・
http://www.city.yokohama.jp/me/kyoiku/sidou1/kyokasho21/saitaku_chu22-23.html
横浜市が8月4日の教育委員会でついに、18区のうち8区で自由社版歴史教科書を「採択」しました。
中田前市長の「任命」した教育委員は暗躍する今田委員長の指示するとおりにほぼ自由社版に投票しました。秘密投票だということです。
横浜市教委に抗議の声を集中させよう。東京都と違って横浜市は担当者が電話できちんと応対してくれます。教育行政の担当者も困惑しているようです。
【請願・要請先】
◇横浜市教育委員会
◎宛名 横浜市教育委員会委員長または以下の教育委員
横浜市教育委員委員長 今田 忠彦
委員長職務代理 小濱 逸郎
教育委員 吉備 カヨ
〃 野木 秀子
〃 中里 順子
教育長 田村 幸久
住所 〒231-0017 横浜市中区港町1-1
(教育委員あて) 教育委員会総務部総務課
℡ 045-671-3240 FAX 045-663-5547
(教科書採択担当)教育委員会小中学校教育課
℡ 045-671-3265 FAX 045-664-5499
(公聴担当) 教育委員会教育政策課
℡ 045-671-3243 FAX 045-663-3118
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