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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

処分撤回を求めて(531)

2022年02月10日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ◆ 「君が代」五次訴訟第3回弁論報告

 東京・全国の仲間の皆さんへ。(転送・転載・拡散歓迎。重複はご容赦を。)
 被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤徹です。
厳しい寒さが襲来した2月7日午前、東京「君が代」裁判五次訴訟第3回口頭弁論が東京地裁631号法廷で行なわれました。悪条件の中、傍聴に来てくれた人に感謝を申し上げると共に、コロナ禍で入廷人数が通常の半数(21名)なので、入れなかった人には、心よりお詫び申し上げます。
 この訴訟は、「日の丸・君が代」を強制する東京都教委の10・23通達(2003年)に基づく不当処分撤回を求める都立学校の被処分者による第五次の訴訟で、東京で唯一の「君が代」処分取消訴訟となりました。原告(現元都立学校教員)15名のうち、10名が現職の教員が占め、10・23通達から18年3ヵ月余経っても粘り強く闘っています。
 弁論ではこれまで毎回原告・弁護士の意見陳述がありました。

 今回の意見陳述のほんの一部を引用し、原告らの思いを伝えたいと思います。

 原告A(元国語科教員)「教員が権力者とならないように心がけてきた。抑圧は学習の妨げになる。学校は違う意見、様々な考え方があってもお互いに尊重し、許容し合える社会であってほしい。『君が代』強制の圧力に屈しないことが・・・社会が自由と権利の守られる社会になることにつながる。」
 原告B(現職教員・クリスチャン)「少数者に踏み絵を強いる職務命令は教育現場をゆがめ社会を変質させていく。『今日の滴る細流がたちまち荒れ狂う激流となる』という警告を思わずにはいられない。内心の自由とは、信仰者が信仰に従って生き抜く自由であることを認めてほしい。」
 その後弁護団から平松弁護士が、準備書面(3)「事案の捉え方に関する主張」、(4)「教育の本質と教育の自由、学習指導要領法的性格と国旗国歌条項のあるべき解釈」、(5)「障害児教育と子どもの学習権保障」「教育現場の荒廃の現状」、について陳述しました。
 <今後の弁論期日> 傍聴・支援をよろしくお願いします。
   第4回弁論期日 4月28日(木)16時(15時30分集合)地裁709号
   第5回弁論期日 7月14日(木)16時(15時30分集合)地裁709号

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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:09053278318
被処分者の会HP
  ↓
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
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