◎ 「日の丸・君が代」強制反対ホットラインとは?
2011年度の卒業式以降、大阪府は、大阪府議会で「大阪維新の会」単独で可決して成立させた「君が代」強制条例にもとづいて、府立学校教職員に「君が代」斉唱時の起立を強制する職務命令を出し続けています。橋下市長(当時)の下で大阪市も同様の条例を成立させ、市立学校教職員に職務命令を出しています。
その結果、2015年までの4年間に、卒業式や入学式での「不起立」を理由に、大阪府・市あわせて教職員59名に減給または戒告という懲戒処分がなされ、5名が定年後再任用を拒否され、事実上、解雇されました。
安倍首相は、2014年7月に「集団的自衛権」の行使を容認する閣議決定を強行し、昨年9月には「戦争法」を成立させました。安倍首相は、改憲への動きを強めつつ、「愛国心」と「兵士」の育成に向かう教育への介入を始めています。「日の丸・君が代」強制は、そのひとつです。
このホットラインは、「日の丸・君が代」の強制によって予想される人権侵害をそのままにしてはおけない、という思いから2000年にスタートしました。
これまでに、メールやファックスによる訴えが教職員や保護者・子どもたちから寄せられ、弁護士を交えた相談も行いながら、重大な問題については教育委員会への申し入れ、校長との話し合いに取り組んできました。
職務命令が出され、自分の良心との間で悩んでいる教職員の皆さん、「日の丸・君が代」の強制によって思想・良心の自由が侵害されたと感じる保護者・子どもの皆さん。ぜひホットラインへ相談して下さい。
※ 大阪での最新「日の丸・君が代」情報 ブログとツイッターに随時掲載中!
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■ 児童・生徒のみなさんへ
みなさんが参加する卒業式・入学式では、だん上に「日の丸」がかかげられ、「君が代」斉唱が行われようとしています。
でも、もし、あなたがいやだと思うなら、歌う義務はありません。むりやり立たせたり、歌わせたりすることは誰にもできないのです。あなたの心の中のことは、あなた自身が決めることなのです。それは、憲法と「子どもの権利条約」に守られたひとり1人がもつ大切な権利だからです。
大阪弁護士会も、あなたに「歌わない自由」「起立しない自由」があることを事前に説明し、思想・良心の自由を十分尊重するよう、各学校の校長先生に「勧告」(2005年3月10日)しています。
卒業式・入学式に「日の丸」「君が代」が必要かどうか、これは、あなたに直接関わる問題です。どうしたいのか、自分たちの権利として学校に意見を言うことができます。
学校は、皆さんの意見を聞く機会を作らなければならないし、そこで出された意見を重視しなければならないのです。自分の意見を言うことも、「子どもの権利条約」第12条に決められた、あなたの大切な権利です。
卒業式や入学式で「国歌斉唱一同起立!」という司会の強制があっても、自らの思想や良心にしたがって「起立しない、歌わない」選択ができることは、ひとりひとりに保障された基本的な人権です。思想・良心の自由は、個人の内面的精神活動の自由を絶対的に保障する憲法に規定された権利だからです。
しかし、大阪府と大阪市は「君が代」強制条例を強行し、「起立命令」に3回違反した職員を免職するいうとんでもない「職員基本条例」までつくりました。4年前から卒業式・入学式では全教職員への教育長通達と校長の職務命令により、「不起立」を理由とした「処分」が強行されています。すでに一昨年の卒業式では、2度目の「不起立」で処分された教員がいます。最高裁判所は、東京の事例で、「不起立」という「職務命令違反」で「減給・停職処分」まで行うことは職権の濫用で違法だとして、処分の取り消しを決定しました。大阪の職員基本条例は、最高裁判決さえ無視した違法な条例です。「国歌斉唱」時に座っていただけで、大阪の教職員は、その職さえ奪われる可能性が大きくなっています。
また、小中学校では、教職員への起立強制だけでなく、教員による「ピアノ伴奏」、「大きな声で歌う」指導の強制が始まっています。教職員への強制の次は、子どもたちへの強制につながります。教育の中で、「日の丸・君が代」の強制は、「愛国心」の押しつけです。安倍内閣が、集団的自衛権の行使容認を閣議決定し、日本を「戦争する国」とする法整備や改憲を急いでいる状況で、教育での「愛国心」押しつけはたいへん危険なものです。
保護者のみなさん。良心に基づく「不起立」によって、子どもや保護者へのいかなる不利益も認められません。学校は、「国歌斉唱」で歌う・歌わないを自発的に決められる権利を子どもたちにきちんと伝えて保障しているでしょうか。ぜひ、子どもたちと話してみてください。また、学校に質問してみてください。
※ ホットラインへの相談
FAX:06-6942-2444
ホームページ:「日の丸・君が代」強制反対大阪ネット で検索
メール:hinokimiosk@yahoo.co.jp
※ケースに応じて弁護士との相談を設けています。
「日の丸・君が代」強制反対ホットライン
(「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネットワーク)
2011年度の卒業式以降、大阪府は、大阪府議会で「大阪維新の会」単独で可決して成立させた「君が代」強制条例にもとづいて、府立学校教職員に「君が代」斉唱時の起立を強制する職務命令を出し続けています。橋下市長(当時)の下で大阪市も同様の条例を成立させ、市立学校教職員に職務命令を出しています。
その結果、2015年までの4年間に、卒業式や入学式での「不起立」を理由に、大阪府・市あわせて教職員59名に減給または戒告という懲戒処分がなされ、5名が定年後再任用を拒否され、事実上、解雇されました。
安倍首相は、2014年7月に「集団的自衛権」の行使を容認する閣議決定を強行し、昨年9月には「戦争法」を成立させました。安倍首相は、改憲への動きを強めつつ、「愛国心」と「兵士」の育成に向かう教育への介入を始めています。「日の丸・君が代」強制は、そのひとつです。
このホットラインは、「日の丸・君が代」の強制によって予想される人権侵害をそのままにしてはおけない、という思いから2000年にスタートしました。
これまでに、メールやファックスによる訴えが教職員や保護者・子どもたちから寄せられ、弁護士を交えた相談も行いながら、重大な問題については教育委員会への申し入れ、校長との話し合いに取り組んできました。
職務命令が出され、自分の良心との間で悩んでいる教職員の皆さん、「日の丸・君が代」の強制によって思想・良心の自由が侵害されたと感じる保護者・子どもの皆さん。ぜひホットラインへ相談して下さい。
※ 大阪での最新「日の丸・君が代」情報 ブログとツイッターに随時掲載中!
アドレス ◇ブログ教育条例NO!、グループZAZAで検索
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■ 児童・生徒のみなさんへ
みなさんが参加する卒業式・入学式では、だん上に「日の丸」がかかげられ、「君が代」斉唱が行われようとしています。
でも、もし、あなたがいやだと思うなら、歌う義務はありません。むりやり立たせたり、歌わせたりすることは誰にもできないのです。あなたの心の中のことは、あなた自身が決めることなのです。それは、憲法と「子どもの権利条約」に守られたひとり1人がもつ大切な権利だからです。
大阪弁護士会も、あなたに「歌わない自由」「起立しない自由」があることを事前に説明し、思想・良心の自由を十分尊重するよう、各学校の校長先生に「勧告」(2005年3月10日)しています。
卒業式・入学式に「日の丸」「君が代」が必要かどうか、これは、あなたに直接関わる問題です。どうしたいのか、自分たちの権利として学校に意見を言うことができます。
学校は、皆さんの意見を聞く機会を作らなければならないし、そこで出された意見を重視しなければならないのです。自分の意見を言うことも、「子どもの権利条約」第12条に決められた、あなたの大切な権利です。
※子どもの権利条約第12条(意見表明権)■ 保護者のみなさんへ
1.締約国は、自己の見解をまとめる力のある子どもに対して、その子どもに影響を与えるすべての事柄について自由に自己の見解を表明する権利を保障する。その際、子どもの見解が、その年齢および成熟に従い、正当に重視される。
2.この目的のため、子どもは、とくに、国内法の手続規則と一致する方法で、自己に影響を与えるいかなる司法的および行政的手続においても、直接にまたは代理人もしくは適当な団体を通じて聴聞される機会を与えられる。
卒業式や入学式で「国歌斉唱一同起立!」という司会の強制があっても、自らの思想や良心にしたがって「起立しない、歌わない」選択ができることは、ひとりひとりに保障された基本的な人権です。思想・良心の自由は、個人の内面的精神活動の自由を絶対的に保障する憲法に規定された権利だからです。
しかし、大阪府と大阪市は「君が代」強制条例を強行し、「起立命令」に3回違反した職員を免職するいうとんでもない「職員基本条例」までつくりました。4年前から卒業式・入学式では全教職員への教育長通達と校長の職務命令により、「不起立」を理由とした「処分」が強行されています。すでに一昨年の卒業式では、2度目の「不起立」で処分された教員がいます。最高裁判所は、東京の事例で、「不起立」という「職務命令違反」で「減給・停職処分」まで行うことは職権の濫用で違法だとして、処分の取り消しを決定しました。大阪の職員基本条例は、最高裁判決さえ無視した違法な条例です。「国歌斉唱」時に座っていただけで、大阪の教職員は、その職さえ奪われる可能性が大きくなっています。
また、小中学校では、教職員への起立強制だけでなく、教員による「ピアノ伴奏」、「大きな声で歌う」指導の強制が始まっています。教職員への強制の次は、子どもたちへの強制につながります。教育の中で、「日の丸・君が代」の強制は、「愛国心」の押しつけです。安倍内閣が、集団的自衛権の行使容認を閣議決定し、日本を「戦争する国」とする法整備や改憲を急いでいる状況で、教育での「愛国心」押しつけはたいへん危険なものです。
保護者のみなさん。良心に基づく「不起立」によって、子どもや保護者へのいかなる不利益も認められません。学校は、「国歌斉唱」で歌う・歌わないを自発的に決められる権利を子どもたちにきちんと伝えて保障しているでしょうか。ぜひ、子どもたちと話してみてください。また、学校に質問してみてください。
※東豊中高校事件大阪高裁判決(2009.9.9確定)
「君が代という国歌が担ってきた戦前からの歴史的役割に対する認識や歌詞の内容から、君が代に対し負のイデオロギーないし抵抗感を持つ者が、その斉唱を強制されることを思想信条の自由に対する侵害であると考えることには一理ある。とりわけ、『唱う』という行為は、個々人にとって情感を伴わざるをえない積極的身体的行為であるから、これを強要されることは、内心の自由に対する侵害となる危険性が高い。したがって、君が代を斉唱しない自由を尊重されるべきである。」
私たちの願い・・・それは、
平和な社会で
子どもたちが、のびのびと
自分らしさを失わずに
成長してほしいということです
平和な社会で
子どもたちが、のびのびと
自分らしさを失わずに
成長してほしいということです
※ ホットラインへの相談
FAX:06-6942-2444
ホームページ:「日の丸・君が代」強制反対大阪ネット で検索
メール:hinokimiosk@yahoo.co.jp
※ケースに応じて弁護士との相談を設けています。
「日の丸・君が代」強制反対ホットライン
(「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネットワーク)
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