パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

アベを倒そう!(58)

2016年02月04日 | 日の丸・君が代関連ニュース
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  【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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  東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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  対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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 昨日(2月3日)昼(12:00~13:00)、「杉並1000人委員会」の「2000万人署名」活動(荻窪窪駅南口)は、7人でやり19筆と振るわないものでした。
 寒風の中だったからでしょうか。
 安倍政権に対する支持率がまた上がったからでしょうか。
 野党の足並みがなかなか揃わないからでしょうか。
 それでも、署名用紙を持って行ってくれる人や、「すでにやりました」と声をかけてくれる人もいました。
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 ▲ アメリカ大統領選の本格的な幕開けが2月1日アイオワ州の党員集会で始まりました。
 結果、民主党では、当初、断然優勢と考えられていたクリントン氏に対し、泡沫候補と思われていたサンダース氏が肉薄する結果となりました。
 サンダース氏は「民主社会主義者」を自任し、「1%の人々のためだけでなく全国民のために働く政府の実現」として、<貧富の格差是正>、<国民皆保険の導入>、<最低賃金時給15ドル>、<公立大学の授業料無償化>などの政策を掲げ、「政治革命」を訴えてきました。
 今回は、それに多くの若者が共鳴したようです。
 17~29歳までの若者の84%がサンダースに投票、(これは2008年のオバマ氏への57%を上回る)クリントンにはわずか14%だったということです。
 いかにアメリカの若者たちが「政治革命」を望んでいるかがわかります。

 前回のメール(57)で私は、大内裕和さんの奨学金の話を紹介しましたが、アメリカも同じような状況にあるようです。本日の「朝日」には、次のようなことが紹介されています。
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 大学の学費は高騰し、学生が抱えるローンの平均残高はこの10年で1.7倍に跳ね上がり、約430万円。
 オバマ政権下でも、上位1%の富裕層の収入は3年間で約4割増なのに、残り99%の人の収入は微減
 経済は回復しているが、貧富の差は広がっている。
 そんな米社会が抱える不公平感と格差拡大が、サンダース氏の急速な支持拡大を下支えしている。
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 昨年若者たちが「安保法制」に反対し立ち上がった日本も、現在同じような状況にあるのではないでしょうか。
 一方、共和党では、ティーパーティ(茶会)に押され上院議員になったクルーズ氏は、<医療保険制度改革の廃止><累進課税を改め所得税を一律10%に><税金を集める米内国歳入庁の廃止><イスラム国へのじゅうたん爆撃>などを主張しています。彼はキリスト教タカ派の政治家です。
 端的に言えば、1%の富裕層が喜ぶ候補者です。

 このように、サンダース氏とクルーズの台頭は、はっきりとアメリカ社会の貧困層対富裕層の対立を表面化させたと考えられます。
 これは、この間アメリカ社会が、とくに若い世代で中間層が没落し、一部の富裕層と多数の貧困層に階級分化してきていることを示していると思います。
 1989年を前後し、社会主義が崩壊し、「新自由主義あるいは新保守主義」(これらは社会主義崩壊後の新資本主義ということで同じ意味です)という名の露骨な資本主義が世界を支配してきました。
 あれから40年近く、資本主義の超大国アメリカで、資本主義体制から生み出される貧富の差の拡大が我慢ならないところまで拡大してきたようです。
 そのことは、今回サンダースが公然と「社会主義」、「政治革命」などの言葉を使い、多くの若者がそれに共鳴したことによく表れていると言えるでしょう。
 アメリカ社会は、8年前のオバマ登場の時よりも、さらに深刻な変革が望まれるようになったということでしょう。
 アメリカの次は日本、あるいは欧州かと思いますが、これだけ世界的に相対的過剰生産(資本主義の不治の病)に陥っているので、意外なところで起きてくるかもしれません。
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 この度、「ひのきみ全国ネット」<首都圏>では、イギリス人アレックス・マーシャルが昨年出版した▲ 『共和か死か!~世界国歌の旅』<日本 国歌(祝歌)と対立>と言う部分を翻訳し、パンフレット(A4版、原文のコピーもつけ40ページ、頒価300円)にしました。
 著者はその中で次のようなことを述べています。
「すべての国歌はいくつかの点で論争をかき立てているようだ。
音楽家はそれらをカバーし、大騒ぎを起こす。
――ちょうど、ジミー・ヘンドリックスの<帰還せよ ズブ濡れの「星条旗」よ>を思わせる。・・・
あなたはまた、どこかの革命の一場面をちょっと見なければならない。
(2013年のウクライナの様子が紹介してあります)
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あなたが予期するだろう全ての場所には国歌の論争がある。
例えばイスラエルである。(イスラエル国歌の歌詞をめぐる問題が紹介してあります)
 ・・・(インドの例もあります)・・・
しかし、このような論争がいかに熱を帯びても、『君が代』をめぐるほどのものはない。
それは日本の学校において70年以上も対立となっている。」
 そうして、
   <世羅高校石川校長の自殺>、
   <所沢高校の生徒会の反対闘争>、
   <根津公子さんの闘い>、
   <大阪・橋下市長の国歌条例との闘い>、
   <「君が代」の歴史と変遷>、
   <横浜の妙香寺(「君が代」発祥の地)訪問>、
   <天皇のことば>、
   <石原慎太郎の「僕、国歌歌わないもん」>
 などが紹介されています。

 このパンフレットは、
 ・大阪の「戦争のための教育を許さない2・11集会」
  ◆と き:2月11日(木休)13:30
  ◆ところ:大阪市・港区民センター
  ◆主 催:戦争のための教育を許さない2.11集会実行委員会


 ・東京の「2・13総決起集会」(下記参照)で頒布する予定です。

 また、希望される方は私までご連絡ください。

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 都教委包囲首都圏ネットワークでは、今年も2月に卒・入学式に向けて『総決起集会』を開きます。
 安保法制化での卒・入学式、「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンが掛け値なしに問われてきています。
ともに、安保法制下の「日の丸・君が代」強制と闘いましょう!

 <集会名>『「日の丸・君が代」強制反対!10・23通達撤廃!
              2・13総決起集会』

 <日 時>2016年2月13日(土)18時開場、18時30分開会
 <場 所>セシオン杉並 3階会議室
       (地下鉄丸の内線 東高円寺下車8分)
 <内 容>
   講   演:大内裕和氏(中京大学教授) ”安保法制と教育”
   現場報告:・「君が代」被処分者、・高校の現場
          ・義務制の現場 ・「君が代」裁判の現状
          ・共謀罪の闘い ・立川テント村 他
   集会決議
   行動提起
 <主 催> 都教委包囲首都圏ネットワーク
 <資料代> 500円


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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.web.fc2.com/

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