<田畑先生の再雇用拒否の真相を究明する会>
◎ミニニュース新24号08.1.1
●年頭に当たって
まず、昨年皆様からご支援いただいたことに厚く御礼申し上げます。大勢の傍聴者、共感や励ましの言葉は、原告をしっかりと支えてくださいました。再雇用拒否に遭って12年目、2次訴訟の終盤に図らずも入手できた文書で中神校長の本音が分かり、今ひとつ釈然としなかったことが氷解しました。そういう意味で記念すべき年でした。真相の半分は究明できたように思います。
これまで校長は、原告が始業時から帰宅までのあらゆる勤務を怠けているなど、多くの不採用理由を精力的に捏造してきましたが、この異常なほどの「情熱(?)」の源は、「組合を忌み嫌う偏見」でした。
★ 判決2月12日(火)1:15 627法廷 ぜひ傍聴して下さい。
●枚方市教組敗訴大阪高裁判決文を資料として提出
被告中神は田畑について「宗教的、政治的、思想的に偏りはないか」を調査したと述べています。しかし思想調査のための情報収集は違法である、と断じた判決が11/30に出されました。結審後なので資料として提出。
☆ 元豊島区立千川中学校教諭田畑和子さん ☆
再雇用拒否理由捏造事件 判決日決まる!
☆ 08年2月12日(火)1時15分 627法廷 ☆
★ 理由示さず嘱託不採用
田畑さんは、1996年3月定年退職の際、全員採用が通例の再雇用を都教委から拒否されました。
理由を知るため、東京都(都教委)を提訴したところ、校長中神嘉治が沢山の拒否理由を捏造していたことが判明。田畑さんは、校長のウソを暴く多くの証拠を提出、勝訴を確信しましたが、裁判所は都教委の裁量権を無限大に認め、敗訴となりました。
とはいうものの、地裁は校長の挙げた拒否理由については、両論併記の判決文で事実認定を避け、高裁は幾つも校長の虚偽を認め修正を行いました。
★ 田畑さん2次訴訟へ
田畑さんは判決に納得がいかず、このままでは真相が明らかでないので、2次訴訟として、虚偽の不採用理由を限りなく作出した校長を訴えました。
★ スパイもどきの校長の情報収集
校長は、現状把握のため、校長自身が教員だけでなく校内のすべての職種の職員、その上生徒までをも情報発信の対象とし、「雑談を交わしながら情報収集に当たっ」たと述べています(裏面校長の陳述書参照)。これらの人々は、校長に情報を取られると認識して喋っているのではありません。とりわけ生徒を教育の対象でなく、自分の「管理」のために利用するとは以ての外です。
また、田畑さんの集めた生徒の国語ノートを無断で見たり、生徒への配付棚にある返却物を見たりした、そして「宗教的、政治的、思想的に偏りはないか」も把握すると述べています。
毎日顔を合わせている田畑さんと何ら会話することなく、このような行為で、現状を的確に掴めるでしょうか。「学校のことは何でも知っている」と豪語し、田畑さんを怠け者と決めつけた校長は、尋問で、田畑さんの代理人に他の教員について質問されると、間違って答えたり、「認識していない」「情報が入っていない」と、しどろもどろでした。
★ 天に唾する校長の証言
先行訴訟でも校長はウソだらけの陳述書を提出、数限りない偽証を行いました。しかし、裁判官らは、それを見破ろうとはしませんでした。
それで、校長は裁判所を甘くみたのでしょうか。「今度は本当のことを思い出した」と偽証を重ねました。情報提供をしたという教員の氏名を絶対明かさないのも、校長の自作自演だからと思われます。
★ 排除の根源は「思想差別」だった!
校長が、何故こんな無理をしてまで田畑さんを教育界から追放したのか。それは校長自身の書いた報告でハッキリ分かりました。
平成7年12月7日付の豊島区教委宛文書で、校長が、田畑さんら都教組組合員に対する強い偏見を述べていたのです。
★ 中神校長の陳述書の一部
①、原告は、私が第2陳述書で陳述した情報収集の方法が極めて問題であると主張しています。この情報収集については、私は次のように考えています。
即ち、学校を経営していく上で一番基本に置くことは現状把握です。そして、学校内の情報は、職員、生徒、保護者、地域等からさまざまな形でなされます。その上でそれぞれの情報の信憑性を確認し、指導を要する内容か等々検討します。
そうした中、私は、校長として、できる範囲で校内を巡回し、教員だけではなく、生徒、用務主事、事務主事、給食主事、警備員等とも雑談を交わしながら情報収集に当たってきました。その中で、特別教室等での授業のために生徒が移動して教室が空いている時には教室に入り、掲示物等学級経営の状況を把握し、良いところは学級担任に賞賛の言葉をかけるとともに、内容により、職員会議や校内研修会で紹介し、参考にしてもらいます。また、特に生徒の作品や学習結果が分かるノートが提出され、返却のために職員室の予備の机に置かれている時や返却の棚に積まれている時などにも、生徒の学習状況を把握する情報の一つとして見ることもあります。特に、作品に関しては、実習中に授業をのぞくこともあります。
②、次に、授業の様子は、廊下や教室内での確認に加え、授業のよしあしを知る一つの情報として、授業を終えて教室を出てくる生徒の表情が、生徒の気持ちを一番表す場合があるので、休み時間になる寸前に教室付近に行き、授業に関する感想などを何気なく聞くこともあります。また、給食の準備の前や昼休みに生徒と話すことトもあります。
③、これらに加えて、私が証言したように、多くの情報を通して、各教員の指導が法令にも求められるように「宗教的、政治的、思想的に偏りはないか」あるいは、生徒に購入させた資料や問題集等の副教材が、多くを残したまま学年が終了することはないか等も把握いたします。これらは、原告に限ったことではないことは言うまでもありません。原告は、校長が職員を把握するための情報をどのように入手しろというのでしょう。この項目を原告が挙げた理由は、授業は教員のものであり、校長は口を出すなという考えに基づくものであるとしか考えられません。
田畑先生の再雇用拒否の真相を究明する会 連絡先03(3991)3727
《ご入会・支曇カンパ》郵便振替00160-2-89471 口座氏名 田畑和子
◎ミニニュース新24号08.1.1
●年頭に当たって
まず、昨年皆様からご支援いただいたことに厚く御礼申し上げます。大勢の傍聴者、共感や励ましの言葉は、原告をしっかりと支えてくださいました。再雇用拒否に遭って12年目、2次訴訟の終盤に図らずも入手できた文書で中神校長の本音が分かり、今ひとつ釈然としなかったことが氷解しました。そういう意味で記念すべき年でした。真相の半分は究明できたように思います。
これまで校長は、原告が始業時から帰宅までのあらゆる勤務を怠けているなど、多くの不採用理由を精力的に捏造してきましたが、この異常なほどの「情熱(?)」の源は、「組合を忌み嫌う偏見」でした。
★ 判決2月12日(火)1:15 627法廷 ぜひ傍聴して下さい。
●枚方市教組敗訴大阪高裁判決文を資料として提出
被告中神は田畑について「宗教的、政治的、思想的に偏りはないか」を調査したと述べています。しかし思想調査のための情報収集は違法である、と断じた判決が11/30に出されました。結審後なので資料として提出。
☆ 元豊島区立千川中学校教諭田畑和子さん ☆
再雇用拒否理由捏造事件 判決日決まる!
☆ 08年2月12日(火)1時15分 627法廷 ☆
★ 理由示さず嘱託不採用
田畑さんは、1996年3月定年退職の際、全員採用が通例の再雇用を都教委から拒否されました。
理由を知るため、東京都(都教委)を提訴したところ、校長中神嘉治が沢山の拒否理由を捏造していたことが判明。田畑さんは、校長のウソを暴く多くの証拠を提出、勝訴を確信しましたが、裁判所は都教委の裁量権を無限大に認め、敗訴となりました。
とはいうものの、地裁は校長の挙げた拒否理由については、両論併記の判決文で事実認定を避け、高裁は幾つも校長の虚偽を認め修正を行いました。
★ 田畑さん2次訴訟へ
田畑さんは判決に納得がいかず、このままでは真相が明らかでないので、2次訴訟として、虚偽の不採用理由を限りなく作出した校長を訴えました。
★ スパイもどきの校長の情報収集
校長は、現状把握のため、校長自身が教員だけでなく校内のすべての職種の職員、その上生徒までをも情報発信の対象とし、「雑談を交わしながら情報収集に当たっ」たと述べています(裏面校長の陳述書参照)。これらの人々は、校長に情報を取られると認識して喋っているのではありません。とりわけ生徒を教育の対象でなく、自分の「管理」のために利用するとは以ての外です。
また、田畑さんの集めた生徒の国語ノートを無断で見たり、生徒への配付棚にある返却物を見たりした、そして「宗教的、政治的、思想的に偏りはないか」も把握すると述べています。
毎日顔を合わせている田畑さんと何ら会話することなく、このような行為で、現状を的確に掴めるでしょうか。「学校のことは何でも知っている」と豪語し、田畑さんを怠け者と決めつけた校長は、尋問で、田畑さんの代理人に他の教員について質問されると、間違って答えたり、「認識していない」「情報が入っていない」と、しどろもどろでした。
★ 天に唾する校長の証言
先行訴訟でも校長はウソだらけの陳述書を提出、数限りない偽証を行いました。しかし、裁判官らは、それを見破ろうとはしませんでした。
それで、校長は裁判所を甘くみたのでしょうか。「今度は本当のことを思い出した」と偽証を重ねました。情報提供をしたという教員の氏名を絶対明かさないのも、校長の自作自演だからと思われます。
★ 排除の根源は「思想差別」だった!
校長が、何故こんな無理をしてまで田畑さんを教育界から追放したのか。それは校長自身の書いた報告でハッキリ分かりました。
平成7年12月7日付の豊島区教委宛文書で、校長が、田畑さんら都教組組合員に対する強い偏見を述べていたのです。
★ 中神校長の陳述書の一部
①、原告は、私が第2陳述書で陳述した情報収集の方法が極めて問題であると主張しています。この情報収集については、私は次のように考えています。
即ち、学校を経営していく上で一番基本に置くことは現状把握です。そして、学校内の情報は、職員、生徒、保護者、地域等からさまざまな形でなされます。その上でそれぞれの情報の信憑性を確認し、指導を要する内容か等々検討します。
そうした中、私は、校長として、できる範囲で校内を巡回し、教員だけではなく、生徒、用務主事、事務主事、給食主事、警備員等とも雑談を交わしながら情報収集に当たってきました。その中で、特別教室等での授業のために生徒が移動して教室が空いている時には教室に入り、掲示物等学級経営の状況を把握し、良いところは学級担任に賞賛の言葉をかけるとともに、内容により、職員会議や校内研修会で紹介し、参考にしてもらいます。また、特に生徒の作品や学習結果が分かるノートが提出され、返却のために職員室の予備の机に置かれている時や返却の棚に積まれている時などにも、生徒の学習状況を把握する情報の一つとして見ることもあります。特に、作品に関しては、実習中に授業をのぞくこともあります。
②、次に、授業の様子は、廊下や教室内での確認に加え、授業のよしあしを知る一つの情報として、授業を終えて教室を出てくる生徒の表情が、生徒の気持ちを一番表す場合があるので、休み時間になる寸前に教室付近に行き、授業に関する感想などを何気なく聞くこともあります。また、給食の準備の前や昼休みに生徒と話すことトもあります。
③、これらに加えて、私が証言したように、多くの情報を通して、各教員の指導が法令にも求められるように「宗教的、政治的、思想的に偏りはないか」あるいは、生徒に購入させた資料や問題集等の副教材が、多くを残したまま学年が終了することはないか等も把握いたします。これらは、原告に限ったことではないことは言うまでもありません。原告は、校長が職員を把握するための情報をどのように入手しろというのでしょう。この項目を原告が挙げた理由は、授業は教員のものであり、校長は口を出すなという考えに基づくものであるとしか考えられません。
田畑先生の再雇用拒否の真相を究明する会 連絡先03(3991)3727
《ご入会・支曇カンパ》郵便振替00160-2-89471 口座氏名 田畑和子
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