★ <戦争に向ってひた走る岸田政権>
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昨日(12月20日)、辺野古埋め立て設計変更を国が県に代わって承認するための「代執行訴訟」で、福岡高裁那覇支部は国の訴えを認め、12月25日までに承認するよう命じる判決を出した。
玉城デ二―知事は「到底容認できるものではない」とコメントを出した。
判決では、玉城氏が従わないことは、「法の支配や法治主義の理念を著しく損なう」と述べているようだ。
しかし、誰でもが分かるように、最高法規である憲法9条に従わないのは国の方である。
また沖縄の辺野古基地建設反対の民意は繰り返し示されている。
しかも、米軍基地のために日本が税金で作ってやる基地である。
一体どちらが「法の支配や法治主義の理念を著しく損なう」ことをやっているのか。これは誰でも分かる道理である。
だから、これほど理不尽・非道なことはない。
戦後長く続く自民党政権は、アメリカの傀儡政権のようなもので、岸田政権はまさにその極みまで来たとしか言いようがない。
昨年末には「防衛三文書」を閣議だけで決定し、その中には「敵基地攻撃能力の保有」などと書き込み、いち早くバイデン米大統領の所に駆けつけ、「高く評価」されている。
同時に、南西諸島をはじめ、日本全体をアメリカの対中包囲網の最前線基地にし、ミサイルや戦闘機などを多数購入、全国各地の港湾や民間空港でも訓練を始めている。
また、武器の製造・輸出も進め、軍需産業を成長させている。
これが憲法違反でなくて何だろうか。
では、なぜ岸田政権は戦争にひた走るのだろうか。
それはこの間のウクライナ戦争やイスラエルとハマスの戦争をみればよくわかる。
ウクライナ戦争の大きな原因はEU・NATOの東方拡大にあったと言える。
マイダン革命(2014年)は欧米が後ろ盾となって起き、ウクライナを西側陣営に引き入れ、その後、NATO(米が主導)は合同演習を繰り返していた。
追い詰められた窮鼠ロシアは、猫の欧米を噛んだのである。
ハマスがイスラエルに侵入したのも、長期間のイスラエルのパレスチナ人への弾圧・排除政策により、追い詰められたパレスチナ人を救うため、ハマスが背水の陣で立ち上がったのである。
その結果大規模なイスラエルの侵攻が起きたが、いち早くそれを支持したのはアメリカとウクライナだった。
この二つの戦争で、世界は二分、或いは四分されるようになった。
二分というのは、「欧米日」対「中露朝」であり、四分というのはその「どちらにも属さない国々」の存在と、「各国内での分裂」である。
そうして、「欧米日」対「中露朝」の対立激化は第三次大戦へと発展する可能性がある。
岸田政権が現在進めているのは、まさにその第三次大戦への参戦のためともいえる。
だから、それに反対するものは許さないということなのである。
したがって、辺野古で起きていることは今後全国各地で起きるようになる。
(すでに各地で起きている)
こうした動きを止めることは中々難しい。
しかし、止めなければならない。
また、戦争が起きてもやめさせる行動を続けなければならない。
その上で、今回ガザ虐殺に対する世界の動きで、欧米が孤立していることが明らかになったことは大きい。
世界はもはやかつての帝国主義国(現在の先進資本主義国)が支配できる世界ではないことを示しているのである。
国連が誕生した時(1945年)、参加した国は51であった。
しかし、その後植民地から独立した国が増え、現在では193か国になっている。
そのことを考えれば、世界は長期的には欧米の衰退と新しい勢力の台頭となるであろう。
そうした中で、「平和憲法」をもつ日本は大きな役割を果たさなければならない。
また果たすことができるだろう。
そのためには「平和憲法」を踏みにじり、第三次大戦に参戦しようとする岸田政権を私たちは打ち倒さなければならないだろう。
「キシダ・ヤメロ!」「キシダ・ヤメロ!」の声を全国から上げよう!!
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