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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

子どもの貧困問題についてのシンポジウム

2010年07月30日 | 格差社会
 ◆ 貧困で学べない日本 なぜ? 埼玉弁護士会シンポに300人

 埼玉弁護士会は24日、埼玉県川口市で子どもの貧困問題についてのシンポジウムを開き、約300人が参加しました。高校生など5人が貧困の実態を報告しました。
 母子家庭で生活保護を受けている公立高校3年の男子は、費用を払い切れずに部活動をやめたことや、就職に有利な資格を取りたくても受講費が用意できずにあきらめた経験を紹介し、「こんな苦しみをなくしてほしい」と訴えました。
 高校を中退し定時制に再入学した女性は、母親が2つの仕事を掛け持ちしても月収12万~13万円程度にしかならず、時給をもっと高くしてほしいと話すとともに、中学卒業・高校中退の学歴でも働ける場がもっと必要だと訴えました。
 離婚して2人の子どもを育てる女性教育費の高さから「学びたいのにお金がなくて学ぶ機会が与えられないのはおかしい」と怒りを込めました。
 白鳥勲さいたま教育文化研究所事務局長は基調報告で、親の収入が多いほど子どもの大学進学率が高いなど世帯所得と子どもの学力には密接な関係があることや、貧困が世代間で引き継がれている実態を紹介。
 給食費や教材費など教育活動費用の無償化や、経済的理由で進学できない子どもをなくすなど教育の充実と機会均等が必要だと訴えました。
 また、消費税増税の動きについて「1日1000円で暮らす困窮家庭であれば、税抜き950円使えたものが900円しか使えなくなります」と増税を批判しました。
 パネルディスカッションで日本テレビ解説委員の水島広明氏は、取材で知り合った貧困状態の青年の実例を示し、虐待を受けてきた子どもたちへの対応などの問題を提起。
 元埼玉県立高校教師の青砥恭氏は、経済力や地域、学校間など様々な格差の実態を示しました。
 一場順子弁護士国連子どもの権利委員会の日本政府への勧告を紹介しました。
『今 言論・表現の自由があぶない!』(2010/7/25)
http://blogs.yahoo.co.jp/jrfs20040729/15912403.html

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