パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

★ 組合活動家敵視による学習サポーター不採用事件

2023年05月22日 | 暴走する都教委と闘う仲間たち

 ★ 千葉県教委の責任追及裁判を始めます!

5月22日(月)午後4時
千葉地裁・松戸支部(506号法廷)で、第2回口頭弁論

 《どんな事件か》

 2020年、安倍政権による新型コロナ蔓延防止対策として全国臨時休校措置が3月~5月行われました。
 6月に入って徐々に開校しましたが、しばらく変則授業(学級人数の1/3~1/2、午前午後入れ替え制や隔日実施等)が続きました。
 授業・行事の大幅削減に加え、新型コロナ対策の消毒などの諸作業・事務作業などで学校現場は「働き方改革」どころか、過労死労働に拍車がかかっていました。

 その中で、文科省が学校現場への応援措置として半年のみの臨時学習サポーターの全国配置をきめ、千葉県の小中学校では880名分の採用予算がつきました。
 それを受けて、千葉県教委は7月下旬に臨時学習サポーターの募集を教育事務所毎に始めました。私はその情報を応募した組合員から聞いて7月末に東葛飾(東葛)教育事務所に応募しました。

 《不誠実な対応と例外的な不採用》

 知り合いが採用されて学校現場で働いているのに、私には採否通知が届かないので、9月に入って問い合わせても通知は届きまぜん。
 9月28日になって千葉県教委本庁の学習指導課に問い合わせると、東葛教育事務所から9月23日付けの「不採用」通知が、9月28日の消印付きで届きました。
 この東葛教育事務所の不審な対応に私の所属する学校合同は、県教委学習指導課・東葛教育事務所に申入れ行動を行いましたが、千葉県教委・東葛教育事務所は不誠実な対応に終始しました。

 《教員免許などいらない採用基準に達しないとして「不採用」》

 その後、情報公開等を駆使して明らかになったことは、臨時学習サポーターは11月まで募集を続けていた。(募集定員を集められなかった。)
 各教育事務所の応募者で、不採用者はごく少数。私の応募した東葛教育事務所の場合、応募者263名中、不採用者は2名の
 しかも、私の応募した学習サポーターBは、教員の学習指導補助が仕事内容で、18歳以上であれば応募でき教員免許など必要ない職種でした。

 その中で、私は、教職歴44年のベテラン教員でした。
 東葛教育事務所は、私の「不採用」理由を、採用基準に満たないので「不採用」と説明しています。

 《永年、交渉を続けてきた教育事務所》

 東葛教育事務所は、学校合同と過去30年にわたって毎年、何度も交渉を持ってきた経緯があり、その当時学校合同の責任者であった私をよく知っています。
 学校合同としてはこの件を交渉で解決したかったのですが、千葉県教委・東葛教育事務所が居直り続け、解決できませんでした。
 あまりにもあからさまな組合活動家への差別排除である学習サポーター不採用に対して放置することはできず、損害賠償講求訴訟という形で責任を追及することにしました。

 この訴訟は、弁護士をつけない本人訴訟です。
 しかし、法律家からの支援をいただいて訴状はプロ仕様になり、十分に説得力あるものを提出できました。

 3月6日にあった第1回ロ頭弁論には37名もの傍聴支援者が参加していただけました。引き続き裁判所が公正な裁判を行うよう注目し、監視していただきたいと思います。
 ご参加・ご支援下さい1!

2023年3月9日 原告:吉田晃

(連絡先)千葉学校労働者合同組合
℡ 04-7164-2246、cgrgk@yahoo.ne.jp


 ★ 組合活動歴で不採用
   「不当」と県など提訴 柏の元教諭 (千葉日報)

 県教委の「学習サポーター」への応募を労働組合活動歴のため不当に不採用とされたとして、柏市の元教諭、吉田晃さん(69)が2日までに、県と当時の県東葛飾教育事務所長らを相手取り、慰謝料など計約81万円の支払いを求める訴訟を地裁松戸支部に起こした。

 県教委によると、学習サボーターは児童生徒の学力向上を図るため、退職教員らを雇用し小中学校に派遣する制度。
 単独授業を行えるサポーターAと担任と授業を行うサポーターBがある。

 原告側によると、吉田さんは2020年7月に同事務所のサポーターBの半年契約の求人に応募。8月に面接を行ったが、9月23日付で不採用通知を受け取った。
 同契約での同事務所への応募総数は263人で、不採用となったのは吉田さんを含め2人だけだった。
 吉田さんは1991年から「千葉学校労働者合同組合」の執行委員長などを務め、この経歴により不当に不採用にされたと主張。
 県教委は「訴状を精査して適切に戴処する」としている。

『千葉日報』(2023年3月3日)


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