=立川テント村通信=
◆ 朝雲レポート(9/30号~11/18号)
◆各国との共同訓練/交流がなにしろ多い。
日英副大臣級会談、日米豪印首脳会談、海自補給艦おうみが米沿岸警備隊の巡視船に洋上補給、アデン湾の海賊対処行動の護衛艦「ゆうぎり」はイタリア海軍艦艇と共同訓練、1特科団はカリフォルニアで地対艦ミサイルの実射訓練。(9/30号)
海自ヘリ搭載護衛艦いずもが改修工事を終え、米海兵隊のF35Bが初めて着艦。インド洋の海自派遣部隊がニューカレドニアのフランス軍哨戒機、ドイツ海軍のフリ一ゲート艦と共同訓練、フイリピンのC130部隊と災害救援訓練。(10/7号)
空自ヘリUH60が東シナ海で米軍特殊作戦機から給油、日英潜水艦が初めて共同訓練、統幕長がフランス、オランダ参謀総長とテレビ会談、入間に配備されたばかりのC2がベトナム、マレーシアへ。(10/14号)
首相が「自由で開かれたインド洋」で連携することをイギリス、オーストラリァ、インド首相と会談、クアッド(日米印豪)の海上部隊による共同訓練、空幕監部8人が米宇宙軍の机上演習にリモート参加、海自ヘリ搭載護衛艦、イージス艦などが日米英蘭カナダ、ニュージーランド6か国の共同訓練に参加。(10/21号)
ドイツ海軍のフリゲート艦が19年ぶりに来日(11/11号)。
オーストラリア軍に「武器等防護」実施。米軍以外には初めて。日豪共同訓練の際に要請を受けて、海自護衛艦が豪軍フリゲート艦を警護した。(11/18号)
もはや自衛隊は日米安保だけの自衛隊ではない。NATO諸国と一体化して中国けん制の演習を繰り返し、東南アジアでは災害・医療対策などの「民生」協力を常態化させている。
◆海自の最新鋭潜水艦「はくげい」が進水。海自の艦艇の名は旧日本軍艦艇の漢字名を仮名にしたものが多いが、これはオリジナル。
どこが最新鋭かというと、デイーゼル電池推進で、リチウムイオン電池を搭載して持続性を高めている。新型高性能ソーナーと潜水艦戦闘管理システムを装備、水中での静粛性を改善だそうだ。就役は2023年3月の予定。(10/21号)
◆「国家安全保障戦略」「防衛計画の大綱」「中期防」の見直しに向けて防衛省が防衛力強化加速会議を立ち上げた。
岸田首相は岸防衛相に、敵基地攻撃力を含め、あらゆる選択肢を排除せず検討することを指示した。岸田首相は安倍とは少々違う路線なのかと思っていたが、憲法改正にしろ、どうも危険なことをやってのけそうだ。(11/18号)
◆子どもたちが大好きなはたらく自動車は絵本の定番のジャンルだ。図鑑「はたらくくるま」に戦車があるのが問題になり、戦車は武器であってはたらくくるまと同列に扱うのはむずかしい、と講談社が増刷を中止したということがしばらく前にあった。
さて鳥取で開かれたイベント「はたらく自動車がやってくる!」には鳥取地本が参加、軽装甲機動車などを展示し、ミニ制服試着コーナーなどで自衛隊の宣伝に努めた。(11/4号)
◆「朝雲寸言」で台湾・尖閣有事のシナリ才が紹介されている。
中国は、広範囲のサイバー攻撃や誹謗中傷を含む宣伝活動や扇動、政治社会的なタイミングをはかって漁船や不法入国者の侵入、その後海洋権益や国民保護という名目で警察権に基づく準軍事的な戦争に至らない作戦を行うという。
コラムの締めは「28年ぶりに陸自の総力を挙げる演習が行われている…寡黙であるが優しく逞しい集団が動き始めた」とのこと。台湾有事に自衛隊が介入するなんて、本来は想定することすら許されないことだろう。(9/30号)
◆ソマリア沖への海賊対処派遣が常態化するなか、岸防衛相が「派遣家族」と対話。歴代防衛相で初の試みだそうだ。
洋上ではオンライン通話もできず、コロナ禍での家族の不安も訴えられた。定数割れが続く海自で派遣がヘビーローテになり、家族にも不満は高まっているのかもしれない。
それにしても、「留守家族の夫人たち」という表記は気持ち悪い。(11/11号)
◆「朝雲」紙にも新刊書籍紹介のコーナーがあるが、たまに物凄くヤバい本が紹介される。この二か月では「なぜ女系天皇で日本が滅ぶのか」(門田隆将,・竹田恒泰)や「戦うことは『悪』ですか」(葛城奈海)を熱く紹介。この手の本は、単なる右翼本ではなく、本当に筋の悪い本。(11/11号)
『立川テント村通信』(2021年12月1日)
◆ 朝雲レポート(9/30号~11/18号)
◆各国との共同訓練/交流がなにしろ多い。
日英副大臣級会談、日米豪印首脳会談、海自補給艦おうみが米沿岸警備隊の巡視船に洋上補給、アデン湾の海賊対処行動の護衛艦「ゆうぎり」はイタリア海軍艦艇と共同訓練、1特科団はカリフォルニアで地対艦ミサイルの実射訓練。(9/30号)
海自ヘリ搭載護衛艦いずもが改修工事を終え、米海兵隊のF35Bが初めて着艦。インド洋の海自派遣部隊がニューカレドニアのフランス軍哨戒機、ドイツ海軍のフリ一ゲート艦と共同訓練、フイリピンのC130部隊と災害救援訓練。(10/7号)
空自ヘリUH60が東シナ海で米軍特殊作戦機から給油、日英潜水艦が初めて共同訓練、統幕長がフランス、オランダ参謀総長とテレビ会談、入間に配備されたばかりのC2がベトナム、マレーシアへ。(10/14号)
首相が「自由で開かれたインド洋」で連携することをイギリス、オーストラリァ、インド首相と会談、クアッド(日米印豪)の海上部隊による共同訓練、空幕監部8人が米宇宙軍の机上演習にリモート参加、海自ヘリ搭載護衛艦、イージス艦などが日米英蘭カナダ、ニュージーランド6か国の共同訓練に参加。(10/21号)
ドイツ海軍のフリゲート艦が19年ぶりに来日(11/11号)。
オーストラリア軍に「武器等防護」実施。米軍以外には初めて。日豪共同訓練の際に要請を受けて、海自護衛艦が豪軍フリゲート艦を警護した。(11/18号)
もはや自衛隊は日米安保だけの自衛隊ではない。NATO諸国と一体化して中国けん制の演習を繰り返し、東南アジアでは災害・医療対策などの「民生」協力を常態化させている。
◆海自の最新鋭潜水艦「はくげい」が進水。海自の艦艇の名は旧日本軍艦艇の漢字名を仮名にしたものが多いが、これはオリジナル。
どこが最新鋭かというと、デイーゼル電池推進で、リチウムイオン電池を搭載して持続性を高めている。新型高性能ソーナーと潜水艦戦闘管理システムを装備、水中での静粛性を改善だそうだ。就役は2023年3月の予定。(10/21号)
◆「国家安全保障戦略」「防衛計画の大綱」「中期防」の見直しに向けて防衛省が防衛力強化加速会議を立ち上げた。
岸田首相は岸防衛相に、敵基地攻撃力を含め、あらゆる選択肢を排除せず検討することを指示した。岸田首相は安倍とは少々違う路線なのかと思っていたが、憲法改正にしろ、どうも危険なことをやってのけそうだ。(11/18号)
◆子どもたちが大好きなはたらく自動車は絵本の定番のジャンルだ。図鑑「はたらくくるま」に戦車があるのが問題になり、戦車は武器であってはたらくくるまと同列に扱うのはむずかしい、と講談社が増刷を中止したということがしばらく前にあった。
さて鳥取で開かれたイベント「はたらく自動車がやってくる!」には鳥取地本が参加、軽装甲機動車などを展示し、ミニ制服試着コーナーなどで自衛隊の宣伝に努めた。(11/4号)
◆「朝雲寸言」で台湾・尖閣有事のシナリ才が紹介されている。
中国は、広範囲のサイバー攻撃や誹謗中傷を含む宣伝活動や扇動、政治社会的なタイミングをはかって漁船や不法入国者の侵入、その後海洋権益や国民保護という名目で警察権に基づく準軍事的な戦争に至らない作戦を行うという。
コラムの締めは「28年ぶりに陸自の総力を挙げる演習が行われている…寡黙であるが優しく逞しい集団が動き始めた」とのこと。台湾有事に自衛隊が介入するなんて、本来は想定することすら許されないことだろう。(9/30号)
◆ソマリア沖への海賊対処派遣が常態化するなか、岸防衛相が「派遣家族」と対話。歴代防衛相で初の試みだそうだ。
洋上ではオンライン通話もできず、コロナ禍での家族の不安も訴えられた。定数割れが続く海自で派遣がヘビーローテになり、家族にも不満は高まっているのかもしれない。
それにしても、「留守家族の夫人たち」という表記は気持ち悪い。(11/11号)
◆「朝雲」紙にも新刊書籍紹介のコーナーがあるが、たまに物凄くヤバい本が紹介される。この二か月では「なぜ女系天皇で日本が滅ぶのか」(門田隆将,・竹田恒泰)や「戦うことは『悪』ですか」(葛城奈海)を熱く紹介。この手の本は、単なる右翼本ではなく、本当に筋の悪い本。(11/11号)
『立川テント村通信』(2021年12月1日)
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