二人の教師が区教委から呼び出し。事情聴取か?
12月26日(月)9:30~区役所前(青梅街道側)抗議・激励行動
杉並教科書「報告書」の書き換え問題
告発した教員への強制移動・処分を許すな
区職員の皆さん、区民の皆さん、11月17日杉並の教科書採択をめぐる新たな不正が杉並区教職員組合の記者会見報道によって明らかになりました。
「つくる会」による脅迫や不当な介入ばかりか、学校報告書の書き換えが告発された2校以外に、西宮中学校でも行なわれていたこと、また告発した教員に異動強制がなされようとしていることが判明しました。
NHKクローズアップ現代やTBSニュース23などでも報道され全国に知れわたりました。都政を革新する会は、「採択は終わったこと」としてことを済ませようとした教育委員会に対し、21日、24日の両日一般質問で追及しました。
「書き換えは校長の職責によるもの」と居直る区教委
21日のけしば誠一区議の質問で、区立中学校23校の報告書の中で、扶桑社教科書を肯定するものは2校、両論併記が4校、肯定か否定か分からないもの3校、残り14校が否定的に記述していることかわかりました。
書き換えられた西宮中学校が肯定的記述の1校に数えられているのです。
西宮中学校報告書では、社会科担当教員の記述が構成・分量の項で「不適切である」としたものを、書き換えは「単元・教材の系統性に問題はなく、単元の数は適当である」とし、総合所見では「使用しないほうがいい」となっていたものを「日本の歴史を中心に伝統を重視した内容となっている。コラムか多く、歴史への興味や感心を人物像から引き出そうとしている」と180度違うものへと書き換えられています。
区教委は、この書き換えが校長の職責だと答えました。
評価の書き換えが校長の「職責による正当な行為だ」というのであれば、西宮中以外の他の1校や両論併記、肯定か否定かわからない報告でさえ、担当教諭の書いたものであるかどうか疑わしいものになります。採択手続きの不正から、採択のやり直しと扶桑社の撤回を迫りました。
「教員がいなかったから校長が書き換え」は全<の嘘
24日、新城せつこ区議は、西宮中報告書の書き換えと差し替えの経緯をさらに質しました。
社会科教員の手書きの文書とワープロ字の書き換え後の2つがどれも同じ日付・発版となっている矛盾を質しました。
区教委は、7月26日区教委事務局が同校に社会が未提出であることを連絡し
→翌27日、社会科担当教員が手書きで書いて報告書を提出。校長が区教委事務局にファックスで報告書を送付し、事務局が記載内容の見直しを連絡し
→28日に校長は社会科担当教員が不在と思い込み、緊急対応として校長の責任と判断にもとづき報告書を作成し、8月2日に再提出したと答弁しました。
都革新の調査では28日、29日の両日当該教員は出勤していたことがわかりました。区教委は「校長が(当該教員は)不在と思い込んだ」と答えましたが、これは区教委の指示に添うねらいから、社会科教員が不在であることにして校長が自ら書き換えたのは明らかです。
書き換えは扶桑社採択のための条件づ<り!
6月21日の提出期限を超えて西宮中から提出された報告書は扶桑社教科書について、「使用しない方がよい」という根本的な批判が書かれていたのです。
2校の書き換えが告発された直後、7月28日の文教委員会で都革新の質問に対し、区教委は「評価の変更を求めたものではない」と答弁しています。
西宮中の事態は、その答弁の背後で、評価の変更を求める書き替え指導がなされ180度逆の評価の報告書への差し替えが行われていたことになります。
評価の書き換えではないというのであれば、180度違う評価になったことについて指導すべき責任があったはずです。
扶桑社に対する否定的な記述の一部を肯定的なものに変え、扶桑社採択の条件を捏造したことは明らかです。
区教委は調査委員会委員長に連絡したことで、書き換え・差し替えが調査委員会に認められたかのように答弁しています。
合議体である調査委員会の委員長の名を借りた区教委事務局の独断によるものであり、教育長の責任は免れません。
不正を告発した2人への処分を許してはならない
杉並の不正の事実は2名の教職員の告発がなげれば知ることはできませんでした。
これに対し告発した2名の教員に対する校長の事情聴取が行われていることが分かりました。区教委は「守秘義務が課せられた採択期間中に知りえたことを明らかにしたのは守秘義務違反に相当する」と答弁しました。
区教委のいう「守るべき秘密」は、報告書の偽造・改ざんのことだということです。
2人の行為は、扶桑社教科書の採択を強行するために、教科書調査研究の扶桑社評価を改ざんした教育行政の不正の告発でした。
教育行政の「不当な支配」に屈せず、「平和と真理を希求する人間の育成」という教員の使命と職責を果たした称賛されるべき行為だといえます。
杉並区は「区職員の倫理及び公益通報に関する条例」で告発者の保護をうたっています。2人の告発は「県(都)費職員なのでこれの対象外」だという区教委の姿勢は、条例を形ばかりのものにする恥ずべきものです。
杉並の良心で告発した教職員を守ろう
11月15日には、都教育委員会の区教委に対するヒヤリングが行われ、現在、異動に向けた手続きが進められています。異動のプロセスでは、本人の意向、校長の異動申告書、区教委の内申書提出が行われます。
調査報告書の書き換えを告発したベテランの社会科教員が、定年までの3年を同校で勤務することを希望したにもかかわらず、校長の異動申告書で異動対象とされたことが明らかになりました。
校長に対する区教委のヒヤリング後に校長が態度を一変させています。この異動は、書き換えの告発に対する報復人事であり、つくる会教科書を無理やり使わせるための見せしめ人事です。
山田区長は、区独自の教員養成所「師範館」をつくり、「つくる会」教科書の思想を低学年からたたきこもうというのです。
「つくる会」と一体となった山田区長や区教委の暴挙をこれ以上許してはなりません。
子どもたちに人として生きる道筋を、自らの教員の責任と姿勢において示した2名の教員を守るために、ともに手を結びましょう。
都政を革新する会
阿佐ヶ谷駅頭で配っていたチラシ
12月26日(月)9:30~区役所前(青梅街道側)抗議・激励行動
杉並教科書「報告書」の書き換え問題
告発した教員への強制移動・処分を許すな
区職員の皆さん、区民の皆さん、11月17日杉並の教科書採択をめぐる新たな不正が杉並区教職員組合の記者会見報道によって明らかになりました。
「つくる会」による脅迫や不当な介入ばかりか、学校報告書の書き換えが告発された2校以外に、西宮中学校でも行なわれていたこと、また告発した教員に異動強制がなされようとしていることが判明しました。
NHKクローズアップ現代やTBSニュース23などでも報道され全国に知れわたりました。都政を革新する会は、「採択は終わったこと」としてことを済ませようとした教育委員会に対し、21日、24日の両日一般質問で追及しました。

「書き換えは校長の職責によるもの」と居直る区教委
21日のけしば誠一区議の質問で、区立中学校23校の報告書の中で、扶桑社教科書を肯定するものは2校、両論併記が4校、肯定か否定か分からないもの3校、残り14校が否定的に記述していることかわかりました。
書き換えられた西宮中学校が肯定的記述の1校に数えられているのです。
西宮中学校報告書では、社会科担当教員の記述が構成・分量の項で「不適切である」としたものを、書き換えは「単元・教材の系統性に問題はなく、単元の数は適当である」とし、総合所見では「使用しないほうがいい」となっていたものを「日本の歴史を中心に伝統を重視した内容となっている。コラムか多く、歴史への興味や感心を人物像から引き出そうとしている」と180度違うものへと書き換えられています。
区教委は、この書き換えが校長の職責だと答えました。
評価の書き換えが校長の「職責による正当な行為だ」というのであれば、西宮中以外の他の1校や両論併記、肯定か否定かわからない報告でさえ、担当教諭の書いたものであるかどうか疑わしいものになります。採択手続きの不正から、採択のやり直しと扶桑社の撤回を迫りました。
「教員がいなかったから校長が書き換え」は全<の嘘
24日、新城せつこ区議は、西宮中報告書の書き換えと差し替えの経緯をさらに質しました。
社会科教員の手書きの文書とワープロ字の書き換え後の2つがどれも同じ日付・発版となっている矛盾を質しました。
区教委は、7月26日区教委事務局が同校に社会が未提出であることを連絡し
→翌27日、社会科担当教員が手書きで書いて報告書を提出。校長が区教委事務局にファックスで報告書を送付し、事務局が記載内容の見直しを連絡し
→28日に校長は社会科担当教員が不在と思い込み、緊急対応として校長の責任と判断にもとづき報告書を作成し、8月2日に再提出したと答弁しました。
都革新の調査では28日、29日の両日当該教員は出勤していたことがわかりました。区教委は「校長が(当該教員は)不在と思い込んだ」と答えましたが、これは区教委の指示に添うねらいから、社会科教員が不在であることにして校長が自ら書き換えたのは明らかです。
書き換えは扶桑社採択のための条件づ<り!
6月21日の提出期限を超えて西宮中から提出された報告書は扶桑社教科書について、「使用しない方がよい」という根本的な批判が書かれていたのです。
2校の書き換えが告発された直後、7月28日の文教委員会で都革新の質問に対し、区教委は「評価の変更を求めたものではない」と答弁しています。
西宮中の事態は、その答弁の背後で、評価の変更を求める書き替え指導がなされ180度逆の評価の報告書への差し替えが行われていたことになります。
評価の書き換えではないというのであれば、180度違う評価になったことについて指導すべき責任があったはずです。
扶桑社に対する否定的な記述の一部を肯定的なものに変え、扶桑社採択の条件を捏造したことは明らかです。
区教委は調査委員会委員長に連絡したことで、書き換え・差し替えが調査委員会に認められたかのように答弁しています。
合議体である調査委員会の委員長の名を借りた区教委事務局の独断によるものであり、教育長の責任は免れません。
不正を告発した2人への処分を許してはならない
杉並の不正の事実は2名の教職員の告発がなげれば知ることはできませんでした。
これに対し告発した2名の教員に対する校長の事情聴取が行われていることが分かりました。区教委は「守秘義務が課せられた採択期間中に知りえたことを明らかにしたのは守秘義務違反に相当する」と答弁しました。
区教委のいう「守るべき秘密」は、報告書の偽造・改ざんのことだということです。
2人の行為は、扶桑社教科書の採択を強行するために、教科書調査研究の扶桑社評価を改ざんした教育行政の不正の告発でした。
教育行政の「不当な支配」に屈せず、「平和と真理を希求する人間の育成」という教員の使命と職責を果たした称賛されるべき行為だといえます。
杉並区は「区職員の倫理及び公益通報に関する条例」で告発者の保護をうたっています。2人の告発は「県(都)費職員なのでこれの対象外」だという区教委の姿勢は、条例を形ばかりのものにする恥ずべきものです。
杉並の良心で告発した教職員を守ろう
11月15日には、都教育委員会の区教委に対するヒヤリングが行われ、現在、異動に向けた手続きが進められています。異動のプロセスでは、本人の意向、校長の異動申告書、区教委の内申書提出が行われます。
調査報告書の書き換えを告発したベテランの社会科教員が、定年までの3年を同校で勤務することを希望したにもかかわらず、校長の異動申告書で異動対象とされたことが明らかになりました。
校長に対する区教委のヒヤリング後に校長が態度を一変させています。この異動は、書き換えの告発に対する報復人事であり、つくる会教科書を無理やり使わせるための見せしめ人事です。
山田区長は、区独自の教員養成所「師範館」をつくり、「つくる会」教科書の思想を低学年からたたきこもうというのです。
「つくる会」と一体となった山田区長や区教委の暴挙をこれ以上許してはなりません。
子どもたちに人として生きる道筋を、自らの教員の責任と姿勢において示した2名の教員を守るために、ともに手を結びましょう。
都政を革新する会
阿佐ヶ谷駅頭で配っていたチラシ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます