<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」・「新芽ML」の渡部です。
本日(4月7日)、東京地裁で、土肥元三鷹高校校長の非常勤講師不合格裁判があり、40人余りの傍聴席に60人余りが集まりました。
今日は、土肥さん本人への証人尋問でした。
(1)<土肥さんの高橋弁護士からの主尋問:90分>
(2)<都教委の石津弁護士他からの反対尋問:60分>
私は、他の傍聴者の好意で、(1)を傍聴することができました。
そこでは、高橋弁護士により、
①密告問題、②業績評価問題、③個別的職務命令問題、④採用面接問題、⑤土肥さんの教育実践、について、丁寧かつ詳細な証人尋問が行われました。
①については、
土肥さんが、・米長氏を批判したこと、・難波判決を評価したこと、・定時制の服務のこと、・組合に情報を流したこと、などが都教委に「密告」されたわけですが、これらの内容について、土肥さんは次のように証言しました。
・米長氏については、
校長会終了後の飲み会で、「園遊会で天皇にいさめられたにも関わらず、強権的にやった事を批判した」と証言しました。また、米長氏が「私は敵が好きだ」と言った言葉も紹介しました。
・難波判決については、
定時制の職員室(副校長と職員3名がいた)で、「それまで余りにも都教委が強権的だったので、<頭を冷すいい機会>と述べた」と証言しました。
・定時制の服務については、
定時制の副校長が退勤時間に校門に立っていた。その副校長に「大目に見てやれよ」と土肥さんが言った、と密告されましたが、「そのようなことを言ったことは実際にはない」と述べました。
・組合に情報を流したことについては、
「たしかに私は都高教の川上委員長と昔同僚だったが、校長会の情報を流したことはない」と述べました。
しかもこれらの「密告内容」が、都教委と都議会に回っていたことも証言しました。
そして、これらの密告について、都教委から3回(指10月6日、10月23日、10月25日)指導されていますが、
・都教委は2回と言っていること、
・しかもその10月24日の日付が間違っていること、
・さらに米長氏の件についての指導は、裁判資料として出てきたとき消されていたこと、(天皇のことばが都教委にとって都合が悪いからでしょう)などが明らかになりました。
②については、
「絶対評価と言っているにも関わらず、都教委は何度も<CD評価20%以下は受け取らない>と言った」ことを証言しました。
また、○秘事項として、それまでもすでに、
・<全教職員の順位を付けをしていた(1番から人数番まで)>、
・<A(20%)、B(60%)、C(20%)という「分布率適用評価」という相対評価をしていた>、ことも証言しました。
さらに「副校長の意見を聞かずに」という都教委の主張に対しては「聞いていた」と証言し、「職員団体の意見を聞いていた」とうい都教委の主張に対しては「聞くなと都教委に厳しく指導されていたので、聞いていない」と証言しました。
③については、
校長の権限で、信頼していたので個別的職務命令を定時制では出さず、全日制で出したことについて、都教委から「それでは<校長は全日制の教員を信頼していない>と言われるのではないか」と言われたことに対し、「心配ない」と回答したことを証言しました。
(しかしこれは、個別的職務命令を出せと強制している都教委こそが教員を信頼していない、ということではないか)
さらに、H20年度の卒業式に関して、繰り返し都教委がしつこく言ってくるので、「個別的職務命令と卒業式の適正実施と、どちらが大切か?」と質問した。
すると、都教委から2回目に来た人は「個別的職務命令の方が重要だ」と答えた、3回目、4回目に来た人も同じ答えだった、と証言しました。
(ヤレヤレ!ここまで都教委は落ちたのか。都教委にはまともな人間は一人もいないのか!!)
④については、
都教委が出して生きた面談内容の資料が事実を捻じ曲げて、書いてあることについて、一つ一つ「捏造」であるとして、面談のやりとりを具体的に証言しました。
また<挙手採決の禁止の件> <文化祭の生徒掲示物撤去の件> <神津島高校卒業式に都教委役人が遅れた事>などにも言及しました。
⑤については、
教職員、生徒、保護者との信頼関係を築きながら、校長としての目標の達成のために、毎朝の昇降口での挨拶など、生徒理解を深めながら、実践をやってきたことを証言しました。
(これに関する卒業生や保護者からの「意見陳述書」も出ています)
(2)<都教委の石津弁護士他からの反対尋問:60分>
については、傍聴できませんでしたが、報告会で高橋弁護士は、
「<反対尋問>に対してはやりすぎるくらい準備をした。都教委の弁護士は細かいところを聞いただけだった。」、
土肥さんは、
「高橋弁護士に相当絞られたので<反対尋問>は楽だった。スムーズに言った。」と述べていました。
次回は最終弁論(結審)で、7月7日(木)です。
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」・「新芽ML」の渡部です。
本日(4月7日)、東京地裁で、土肥元三鷹高校校長の非常勤講師不合格裁判があり、40人余りの傍聴席に60人余りが集まりました。
今日は、土肥さん本人への証人尋問でした。
(1)<土肥さんの高橋弁護士からの主尋問:90分>
(2)<都教委の石津弁護士他からの反対尋問:60分>
私は、他の傍聴者の好意で、(1)を傍聴することができました。
そこでは、高橋弁護士により、
①密告問題、②業績評価問題、③個別的職務命令問題、④採用面接問題、⑤土肥さんの教育実践、について、丁寧かつ詳細な証人尋問が行われました。
①については、
土肥さんが、・米長氏を批判したこと、・難波判決を評価したこと、・定時制の服務のこと、・組合に情報を流したこと、などが都教委に「密告」されたわけですが、これらの内容について、土肥さんは次のように証言しました。
・米長氏については、
校長会終了後の飲み会で、「園遊会で天皇にいさめられたにも関わらず、強権的にやった事を批判した」と証言しました。また、米長氏が「私は敵が好きだ」と言った言葉も紹介しました。
・難波判決については、
定時制の職員室(副校長と職員3名がいた)で、「それまで余りにも都教委が強権的だったので、<頭を冷すいい機会>と述べた」と証言しました。
・定時制の服務については、
定時制の副校長が退勤時間に校門に立っていた。その副校長に「大目に見てやれよ」と土肥さんが言った、と密告されましたが、「そのようなことを言ったことは実際にはない」と述べました。
・組合に情報を流したことについては、
「たしかに私は都高教の川上委員長と昔同僚だったが、校長会の情報を流したことはない」と述べました。
しかもこれらの「密告内容」が、都教委と都議会に回っていたことも証言しました。
そして、これらの密告について、都教委から3回(指10月6日、10月23日、10月25日)指導されていますが、
・都教委は2回と言っていること、
・しかもその10月24日の日付が間違っていること、
・さらに米長氏の件についての指導は、裁判資料として出てきたとき消されていたこと、(天皇のことばが都教委にとって都合が悪いからでしょう)などが明らかになりました。
②については、
「絶対評価と言っているにも関わらず、都教委は何度も<CD評価20%以下は受け取らない>と言った」ことを証言しました。
また、○秘事項として、それまでもすでに、
・<全教職員の順位を付けをしていた(1番から人数番まで)>、
・<A(20%)、B(60%)、C(20%)という「分布率適用評価」という相対評価をしていた>、ことも証言しました。
さらに「副校長の意見を聞かずに」という都教委の主張に対しては「聞いていた」と証言し、「職員団体の意見を聞いていた」とうい都教委の主張に対しては「聞くなと都教委に厳しく指導されていたので、聞いていない」と証言しました。
③については、
校長の権限で、信頼していたので個別的職務命令を定時制では出さず、全日制で出したことについて、都教委から「それでは<校長は全日制の教員を信頼していない>と言われるのではないか」と言われたことに対し、「心配ない」と回答したことを証言しました。
(しかしこれは、個別的職務命令を出せと強制している都教委こそが教員を信頼していない、ということではないか)
さらに、H20年度の卒業式に関して、繰り返し都教委がしつこく言ってくるので、「個別的職務命令と卒業式の適正実施と、どちらが大切か?」と質問した。
すると、都教委から2回目に来た人は「個別的職務命令の方が重要だ」と答えた、3回目、4回目に来た人も同じ答えだった、と証言しました。
(ヤレヤレ!ここまで都教委は落ちたのか。都教委にはまともな人間は一人もいないのか!!)
④については、
都教委が出して生きた面談内容の資料が事実を捻じ曲げて、書いてあることについて、一つ一つ「捏造」であるとして、面談のやりとりを具体的に証言しました。
また<挙手採決の禁止の件> <文化祭の生徒掲示物撤去の件> <神津島高校卒業式に都教委役人が遅れた事>などにも言及しました。
⑤については、
教職員、生徒、保護者との信頼関係を築きながら、校長としての目標の達成のために、毎朝の昇降口での挨拶など、生徒理解を深めながら、実践をやってきたことを証言しました。
(これに関する卒業生や保護者からの「意見陳述書」も出ています)
(2)<都教委の石津弁護士他からの反対尋問:60分>
については、傍聴できませんでしたが、報告会で高橋弁護士は、
「<反対尋問>に対してはやりすぎるくらい準備をした。都教委の弁護士は細かいところを聞いただけだった。」、
土肥さんは、
「高橋弁護士に相当絞られたので<反対尋問>は楽だった。スムーズに言った。」と述べていました。
次回は最終弁論(結審)で、7月7日(木)です。
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます