■ <大阪府教委>「橋下徹さんは働き者」英語教材例文で
『毎日新聞』(1月8日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150108-00000004-mai-soci
大阪府教委がインターネット上で公開している英語教材の中に、橋下徹大阪市長の仕事ぶりをアピールするような表現の英文があったことが分かった。外部から「政治的中立性の観点から問題だ」と指摘を受け、府教委は6日から当該の教材を公開中止にした。
放課後学習や家庭学習用として、府教委が小中学生向けに主要教科のドリルを作成し、無料で公開。教員や生徒らが自由に印刷して使っている。
指摘を受けたのは、中学1年の英語で習う「三人称単数現在形」を学ぶ問題。
「My name is Toru Hashimoto. I work hard for people in Osaka.」
(私の名前は橋下徹です。大阪府民のために一生懸命働いています)
という英文を、「橋下徹」を主語にして書き換えさせる問いで、
解答は
「Toru Hashimoto works hard for people in Osaka.」
(橋下徹は大阪府民のために一生懸命働いています)。
府教委によると、当該部分は、橋下氏が府知事時代の2008~10年度に指導主事らが作成し、公開され続けていたとみられる。橋下氏自身は作成に関与していないという。府教委の担当者は「不適切だった。きちんとチェックすべきだった」と話している。
【大久保昂】
■ 「橋下氏は府民のために一生懸命働いている」
不適切教材をネット公開→苦情で削除 大阪府教委
『産経新聞』(2015年1月8日)
http://news.livedoor.com/article/detail/9652154/
大阪府教委の「府教育センター」が公開している英語教材。アイドルグループ「嵐」の二宮和也さんや、フィギュアスケートの浅田真央選手とともに、橋下徹・府知事(当時、赤線)を登場させ、中学1年生に「橋下氏は府民のために一生懸命働いている」と書き換えさせる内容だ。
大阪府教委がインターネット上に公開している中学生向け英語教材で、橋下徹大阪市長について「大阪の人たちのために一生懸命働いている」と表現されていたことが8日、分かった。
外部から「政治的中立性の観点から問題だ」と指摘を受け、府教委がすでに削除した。
問題があったのは中1用の教材。橋下氏の名前が使われ、「Toru Hashimoto works hard for people in Osaka.」と書き換えさせる練習問題などがあった。
府教委の研究・研修機関「府教育センター」のホームページ内で、自習や授業での活用を目的に平成20~22年ごろから公開されていた。橋下氏は当時府知事だった。府教委は今後内容を差し替えるという。
府教委は「気づかずに使用し続けていた。不適切だった」としている。
橋下氏「北朝鮮になってしまう」
橋下氏は同日、市役所で記者団に「全く知らなかったが、あれはダメ。時の権力者が一生懸命働いていると子供たちに書かせてしまえば北朝鮮になってしまう」と述べた。
■ 英語教材例文で橋下徹への肯定的評価を混ぜ込む大阪府教委
『きょういくブログ』(公開日: 2015/01/06 : 最終更新日:2015/01/08)
http://kyouikublog.wpblog.jp/6190.html
大阪府教育委員会が児童・生徒の自学自習用に作成したワークブック教材に、橋下徹を肯定するような妙な内容があることが指摘されている。問題が指摘されたのは、中学校1年生向けの英語の教材の「三人称単数現在(三単現)」の例文である。
この教材では、
「My name is Toru Hashimoto. I work hard for people in Osaka.」
(私の名前は橋下徹です。私は大阪の人々のために一生懸命働いています)
という例文が例示されている。
また練習問題として、
「Toru works hard for people in Osaka.(とおるは大阪の人々のために一生懸命働いています)」
の意味になるように、提示された英単語の語順を並べ替える問題も出されている。
他の例文として提示されているのは芸能人などなのに、前知事で現大阪市長の現役政治家である橋下徹を肯定的評価前提で混ぜ込むこと自体、政治的中立が疑われるのではないか。あまりにも政治的介入が露骨過ぎて、ひどいとしか言いようがない。
(2015年1月8日追記)
2015年1月8日付各報道がこの問題を報じました。当ブログでも続報記事を書きました
http://kyouikublog.wpblog.jp/6201.html
『毎日新聞』(1月8日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150108-00000004-mai-soci
大阪府教委がインターネット上で公開している英語教材の中に、橋下徹大阪市長の仕事ぶりをアピールするような表現の英文があったことが分かった。外部から「政治的中立性の観点から問題だ」と指摘を受け、府教委は6日から当該の教材を公開中止にした。
放課後学習や家庭学習用として、府教委が小中学生向けに主要教科のドリルを作成し、無料で公開。教員や生徒らが自由に印刷して使っている。
指摘を受けたのは、中学1年の英語で習う「三人称単数現在形」を学ぶ問題。
「My name is Toru Hashimoto. I work hard for people in Osaka.」
(私の名前は橋下徹です。大阪府民のために一生懸命働いています)
という英文を、「橋下徹」を主語にして書き換えさせる問いで、
解答は
「Toru Hashimoto works hard for people in Osaka.」
(橋下徹は大阪府民のために一生懸命働いています)。
府教委によると、当該部分は、橋下氏が府知事時代の2008~10年度に指導主事らが作成し、公開され続けていたとみられる。橋下氏自身は作成に関与していないという。府教委の担当者は「不適切だった。きちんとチェックすべきだった」と話している。
【大久保昂】
■ 「橋下氏は府民のために一生懸命働いている」
不適切教材をネット公開→苦情で削除 大阪府教委
『産経新聞』(2015年1月8日)
http://news.livedoor.com/article/detail/9652154/
大阪府教委の「府教育センター」が公開している英語教材。アイドルグループ「嵐」の二宮和也さんや、フィギュアスケートの浅田真央選手とともに、橋下徹・府知事(当時、赤線)を登場させ、中学1年生に「橋下氏は府民のために一生懸命働いている」と書き換えさせる内容だ。
大阪府教委がインターネット上に公開している中学生向け英語教材で、橋下徹大阪市長について「大阪の人たちのために一生懸命働いている」と表現されていたことが8日、分かった。
外部から「政治的中立性の観点から問題だ」と指摘を受け、府教委がすでに削除した。
問題があったのは中1用の教材。橋下氏の名前が使われ、「Toru Hashimoto works hard for people in Osaka.」と書き換えさせる練習問題などがあった。
府教委の研究・研修機関「府教育センター」のホームページ内で、自習や授業での活用を目的に平成20~22年ごろから公開されていた。橋下氏は当時府知事だった。府教委は今後内容を差し替えるという。
府教委は「気づかずに使用し続けていた。不適切だった」としている。
橋下氏「北朝鮮になってしまう」
橋下氏は同日、市役所で記者団に「全く知らなかったが、あれはダメ。時の権力者が一生懸命働いていると子供たちに書かせてしまえば北朝鮮になってしまう」と述べた。
■ 英語教材例文で橋下徹への肯定的評価を混ぜ込む大阪府教委
『きょういくブログ』(公開日: 2015/01/06 : 最終更新日:2015/01/08)
http://kyouikublog.wpblog.jp/6190.html
大阪府教育委員会が児童・生徒の自学自習用に作成したワークブック教材に、橋下徹を肯定するような妙な内容があることが指摘されている。問題が指摘されたのは、中学校1年生向けの英語の教材の「三人称単数現在(三単現)」の例文である。
この教材では、
「My name is Toru Hashimoto. I work hard for people in Osaka.」
(私の名前は橋下徹です。私は大阪の人々のために一生懸命働いています)
という例文が例示されている。
また練習問題として、
「Toru works hard for people in Osaka.(とおるは大阪の人々のために一生懸命働いています)」
の意味になるように、提示された英単語の語順を並べ替える問題も出されている。
他の例文として提示されているのは芸能人などなのに、前知事で現大阪市長の現役政治家である橋下徹を肯定的評価前提で混ぜ込むこと自体、政治的中立が疑われるのではないか。あまりにも政治的介入が露骨過ぎて、ひどいとしか言いようがない。
(2015年1月8日追記)
2015年1月8日付各報道がこの問題を報じました。当ブログでも続報記事を書きました
http://kyouikublog.wpblog.jp/6201.html
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