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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「教育の現状と課題、11・15大内氏講演・討論会」へ(8)

2008年10月31日 | 平和憲法
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」、・「新芽ML」の渡部です。

 世界金融危機の荒波の中で、麻生丸は漂流を始めた。
 当初、「臨時国会冒頭解散」と勢い込んでいた麻生首相は、解散することができず、その後「11月30日投開票」で動き出していた解散・総選挙もできず、遂には「年内見送り」になってしまった。
 そうしているうちに、世界金融危機の荒波は次から次へと襲い掛かり、一方で5兆円規模の追加経済策(定額給付金など)を打ち出すが、他方では5兆円を越す大幅な税収減が見込まれる事態になっている。
 計10兆円はどこから持ってくるつもりか。
 また与党内での足並みも乱れつつあり、麻生首相の求心力は、安倍・福田首相同様ますますなくなりつつある。
 荒波に正面から立ち向かう決断ができない麻生丸は、荒波にもまれ漂流するだけである。

 ところで、この荒波の中で、すでに浸水を開始していた東京の石原丸もますます沈みつつある
 みずから選挙公約にし設立した「新銀行東京」がとんでもない税金食い物機構だったことが判明してきたからだ。
 これに対し、石原は、
 「言い出したお前が全部(責任がある)と言われても、銀行の業務は知らないし、専門家を集めたつもりだったが、非常にずさんな経営でとんでもないことになった。」
 などと他人ごとのように言っている。

 政府が出す予定の「金融機能強化法改正案」には新銀行東京も公的資金注入の対象になっているようだが、もし、これが通るようなら、麻生丸石原丸もろとも、荒波と人々の反発の嵐の中で、海中の藻屑と消えるだろう。

(追)
 10月30日の朝日朝刊に「教師の病」というコラムが出ていた。
 それによると、教師になったものの、1年以内にやめてしまう若者が、5年前の2倍以上となり、3分の1は心の病が原因。
 また、06年度の教師の病気休職者は過去最高の約7000人
 60%はうつ病などの精神疾患。
 これに対し塩谷文科相は、
 「今の若い人の転職は当たり前で、職を変える人もあるだろう」
 などと他人事のように言っている。
 彼にはこの間の彼らの教育政策が大きな原因になっていることが分からないのである。

 不毛な「日の丸・君が代」や「道徳」の強制、単なる伝達機関と化しつつある「職員会議」、民間で失敗しているにもかかわらず導入される「数値目標」と「業績評価」、「教案提出」による教育内容のいちいちのチェック、つまらない「官製研修の強化」と「自主研修権の剥奪」、校長のリーダーシップの名の下での「管理強化」、などなど。
 これでは誰でも嫌になる。
 さらにこれからは、「教員免許更新制」による教員身分の不安定化、「副校長」、「主幹」、「主任教諭」などによる上下関係の強化、そしてやることは、「愛国心」や「規範意識」の強制が第一。
 これでは若い教員たちに夢や展望を与えることはできない。

 日本の教育は、政府・文科省の無責任な教育政策により、根本から破壊されることになるだろう。

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 <都教委包囲ネットワーク主催の11・15講演討論会>
  『教育の現状・問題点と私たちの課題
                ~大内氏、大いに語る~』


 <日時>2008年11月15日(土)18:00開場、18:30開会
 <場所>千駄ヶ谷区民会館(JR原宿駅下車徒歩10分)
 <内容>①大内裕和さんの講演と質疑・討論
       ②包囲ネットからの新提案と質疑・討論
 <資料代>500円

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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/

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