藤田の日記

　＜板橋高校卒業式＞　杜撰きわまりない高裁判決！
　☆☆ 偽証を見抜けない高裁判事は辞職せよ！ ☆☆
　★ 最高裁は国民が素直に理解できる公正な判決を！ ★

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「もみじ」 《撮影：佐久間市太郎（北海道白糠定、札幌南定、数学科教員）》

　「藤田の日記」（風間直樹著『雇用融解』東洋経済新報社より１９・２０・２１）
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2008/04/07(月)　　　　　２２
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　光を閉じ込める「異形の帝国」

　市場の変化と、中国等の台頭に製造現場は悩んでいる。だが、過酷な労働を、雇用責任抜きで、低賃金で強いるーーー。
　台頭する中国に追い込まれたニッポン製造業が、クビの皮一枚で国内に踏みとどまっても、それが若年労働者へのしわ寄せによって実現したものならば、そこに製造業の未来はあるのだろうか。
　モノづくり日本に広がるそうした〝暗闇〟が、たとえばクリスタルという〝異形の帝国〟を産み落としたのは明らかだ。売上高１００億円にも満たない企業が乱立するこの業界にあって、同３０００億円という突出ぶり、それは、日本の製造現場がクリスタルに依存する度合いの裏返しである。
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2008/04/08(火)　　　　　２３
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　「この業界は、厚生労働省とのせめぎ合いの中で、行政がいうような完璧なものは難しいが、可能な限り（派遣と請負を区別する労働省）告示で定める形に近づけよう、安定雇用に努めようと努力を重ねてきたが、ひとり臆することなく人材を右から左へ流すだけの〝派遣〟形態を強行してきたのがクリスタルだ」
　ある業界幹部は語気を強める。
　もちろんこれは競合他社からの〝見立て〟であり、相応に割り引いて聞くべきであるのは言うまでもない。ただそうであるにせよ、いかに同社がこの業界でも異端視されているのかを象徴するような〝見立て〟であることだけは間違いない。
　もっとも２００３年の派遣法改正で、長らく禁止されていたモノの製造への人材派遣が０４年３月より解禁された。　古参の業界幹部は、
　「結局、怖いもの知らずに突き進んできた彼らの勝ちだったということだよ」
と、ため息をつく。・・・・・・
　日本製造業が生んだ闇ーーー。　闇が光を閉じ込めている。

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2008/04/09(水)　　　　　２４
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　　・・・・クリスタルグループは２００３年１月末、突然、退職金制度を全廃した。
　・・・さらに２００３年７月２０日付けで、グループ内の女性事務員が事実上解雇された。
　・・・・グループ幹部からも、これではあんまりだとの声が上がっている。
　実際、グループの中核企業であるダイテックの若浜久社長は、職制を変えることで自社の事務員の雇用を守ろうと画策。が、それが林社長の知るところとなり、「社長解任のうえ、６５％の減俸」、と〝厳罰〟に処せられた。・・・
　企業社会が放出する雇用を肩代わりして膨張を続ける「異形の帝国」。そこでは労働者の権利が執拗に剥ぎ取られていく。
　これが、日本のリストラの行き着く先なのか。