パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

One for all !  All for one ! (18)

2012年12月01日 | 暴走する都教委
 ▲ One for all !  All for one ! (18)
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽(germinal)ML」の渡部です。(少し長いです)
 本日(11月29日)都知事選告示日。
 朝、杉並区内の<知事選掲示板>に「宇都宮けんじ」さんのポスター貼りの手伝いをしました。
 二人で8か所貼りましたが、いずれの掲示板にも他の候補者のポスターはまだ貼られていませんでした。
 夕方、東京地裁で、「条件付き採用教員の免職は許せない!」裁判を傍聴しました。40人の傍聴席はほぼ満席でした。
 元H高校のY教諭は、十分な指導を受けられなかったにもかかわらず、校長による「不適格」のD評価と、「正式採用不可」の具申にもとづき、都教委から「分限免職」という処分が下され、この3月末に免職になりました。
 その処分事由の明示を求めるYさんに対して、都教委はそれさえ拒否しています。
 本日の第一回口頭弁論で、Yさん(理科教員、大学院卒)は次のようなことを語りました。
・自分は以前約5年の教員経験がある(非常勤・育休・産休・条件付きなど)。
・ようやく一つの職場に何年も勤められるようになったと思った。
・しかし、4,5月から校長から常軌を逸した指導がなされた。(スーツか白衣着用など)
・授業にも1か月間監視役を付けられた。しかし、何の指導もなかった。
・2学期に入り校長から「指導教員を外す」と通告され、研修を受けさせなかった。
・2月8日に「正式採用不可」の所見が提出され、「翌年以降働かせたくない。排除したい」と言われた。
・3月15日には翌年の持ち時間(18時間)や校務分掌(進路部)も決まっていた。4月の入学式の職務命令も受け取った。
・都教委からの事実確認も聞き取りも一切なく免職になった。
・3月22日には「免職を避けたいならば自主退職をせよと言われた」
・何故、どのような理由で「不可」なのか理解できない。
・生徒らが私の帰りを待っている。会いに来た生徒も複数いた。
 ところで、この間「条件付から正式採用にならない」例が増えています。
 以下は都教委の資料からです。

 (小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校)(単位;人)
                   2009年度  2010年度  2011年度  
 条件付採用教員数       2,894    2,919    2,978
 正式採用者数          2,807    2,833    2,885
 正式採用とならなかった者    87      86       93
 (うち年度途中の自主退職)   59      66       76

 これを見ても明らかなように、この3年間、「正式採用とならなかった者」の(うち年度途中の自主退職)者の割合が増加しています。(67.8%⇒76.7%⇒81.7%)
 この(自主退職者)の中には泣き寝入りせざるを得なかった教員がかなりの数に上ると思います。
 しかし、今回、Yさんは意を決して裁判に立ち上がりました。
 ご支援よろしくお願いします。
 次回裁判は、<1月24日(木)、15:30~、東京地裁527号>です。
 その後、包囲ネットの仲間と都庁に向かう地下鉄の中で、都知事選の話をしていました。電車は結構混んでいました。
  「猪瀬はすぐ怒る。すぐカッとなる」
  「彼は何の話にでも首を突っ込んでくる」
  「うるさい奴だよ」
  「沈黙は金だよ」
  「彼が東京の顔じゃ東京の品格が落ちるな」
 などなど。
 するとある駅で年配の方が、周りの人にも聞こえる声で、私たちの方に向かって、「私もそう思うよ」と声をかけて降りて行きました。
 その後、都庁前にて包囲ネットは、『民主教育を破壊した前都知事石原を許さない!』というチラシをまきをしました
 すると、雨模様になって来たせいか路上生活者らが都庁の雨があたらない通路に集まってきました。
 私たちのマイクの声が彼らを追い出すための嫌がらせと受け止めたようで、二人が大きな声で「やめろー」と何度も言ってきました。
 しかし、「もう少しですから」などと言って続けていますと、一人の方が寄ってきたので、
 「自分たちに嫌がらせをして、追い出そうとしているのかと思った」と述べましたので、
 包囲ネットの仲間の一人が、「そんなことはない。私たちはあなたたちと共闘しているのですよ」と言うと、
 彼は、「それならどんどんやってくれ。どんどん」と言って握手を求めてきました。
 さらにはチラシのまき方まで「指導」してくれました。

 終了するときに彼は、「俺たちのことも忘れないでくれ。よろしく頼む」と言っていました。
 私たちの仲間の一人は、「これは差し入れです」と言ってアメの入った袋を彼に渡しました。
----------------------------------------------------
 この「One for All ! All for one !」のメールは、この春の東京都の入学式でたった一人の被処分者になった田中聡史さんの闘いを支援し、処分を食い止めるためのものです。
 今回の判決は田中さんにも有利に働くと思います。

 なお、「河原井さん・根津さんらの『君が代』解雇をさせない会」では、9月21日の「朝日新聞」でも大きく紹介された≪国旗に一礼しない村長≫(長野県中川村村長・曽我逸郎)さんを迎えて、集会を開くことになりました。
 <日時> 2013年1月26日(土)13:30~
 <場所> 国分寺労政会館 第5会議室


*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/

コメント    この記事についてブログを書く
« 【Nuclear Free Now 脱原発世... | トップ | 【Nuclear Free Now 脱原発世... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

暴走する都教委」カテゴリの最新記事