都教委が07年春の卒・入学式の被処分者への再発防止研修を強行
■7月23日(月)、07年春の卒業式・入学式で「君が代」不起立、ピアノ伴奏拒否で処分された教職員に対する、全く不当な、思想転向を迫る服務事故再発防止研修が行われました。
★研修は午前、午後の2班に分けて行われ、午前9時15分には、水道橋の都立研修センター前に被処分者、支援が集まりました。研修ヤメロのシュプレヒコールの後、澤藤弁護士らが都教委に対して、研修をやめるように申し入れました(写真)。澤藤弁護士は7月19日に出された「再発防止研修裁判」の判決にふれ、「主文は請求棄却だったが、中身は石原・教育行政を是認しないものだった。教職員(原告)の歴史観、世界観、教育観、職業上の信念も憲法19条で保障される。その信念、職責の改造をせまる研修は違憲となりうる」と言っている旨を都教委に言い、それについて見解と、再発防止研修をやめることを求めましたが都教委は返事をしませんでした。そのあと、「再発防止研修」強行に抗議する声明をよみあげました。
★午前9時50分過ぎに、「研修」を受けさせられる人たちを、がんばれのシュプレヒコールで送り出しました。そして、12時少し前に、「研修」を終えた被処分者たちを迎えました。
教職員たちの報告を総合すると、去年は質問に応えようとしたが、今年は聞き取りにくいところ、内容がわからなかったところとかに質問を限定して、都教委がそうでないと判断した点については応えず無視した。きわめて事務的に対応した。また、被処分者がゼロにならないことに苦慮していて、徹底的に改善されなければならないなどと言っていたそうです。
なお、河原井さんと渡辺さんは基本研修なのに、一人にされ、校長と都教委3名の4人に囲まれてやられたそうです。特に河原井さんには、懲戒免職になると退職金がないとか、年金にも大きく影響するとなどと言ったそうです。全く不当な「研修」です。
★午後は13時15分に、センター前に再結集し、加藤文也弁護士が抗議と申し入れを行った後、被処分者はセンターに入りました。16時少し前に出てきたある教員は「都教委は思想良心に踏み込めず、形式的なものだった。そのことは逆にこの研修がいやがらせであること、都教委職員は自ら公務員の信用失墜行為をしていることを表している」と言いいました。しかし、その一方で研修では「卒・入学式では職務命令に従いなさい」などとも言ったそうで、これは明らかに被処分者に転向を強要するものです。思想良心の自由に踏み込む違法な研修になります。
★7月23日は都高教の定期大会で、多くの被処分者たちが代議員などになっていて、どちらに参加するかを選ばなければなりませんでした。抗議闘争への参加者の数が心配でしたが、100名からの人々が結集し、被処分者と支援が一体になって元気よく、反省しない、転向しない闘いを貫徹しました。
◎都教委包囲・首都圏ネットワーク
http://kenken.cscblog.jp/ 7/23の記事
■7月23日(月)、07年春の卒業式・入学式で「君が代」不起立、ピアノ伴奏拒否で処分された教職員に対する、全く不当な、思想転向を迫る服務事故再発防止研修が行われました。
★研修は午前、午後の2班に分けて行われ、午前9時15分には、水道橋の都立研修センター前に被処分者、支援が集まりました。研修ヤメロのシュプレヒコールの後、澤藤弁護士らが都教委に対して、研修をやめるように申し入れました(写真)。澤藤弁護士は7月19日に出された「再発防止研修裁判」の判決にふれ、「主文は請求棄却だったが、中身は石原・教育行政を是認しないものだった。教職員(原告)の歴史観、世界観、教育観、職業上の信念も憲法19条で保障される。その信念、職責の改造をせまる研修は違憲となりうる」と言っている旨を都教委に言い、それについて見解と、再発防止研修をやめることを求めましたが都教委は返事をしませんでした。そのあと、「再発防止研修」強行に抗議する声明をよみあげました。
★午前9時50分過ぎに、「研修」を受けさせられる人たちを、がんばれのシュプレヒコールで送り出しました。そして、12時少し前に、「研修」を終えた被処分者たちを迎えました。
教職員たちの報告を総合すると、去年は質問に応えようとしたが、今年は聞き取りにくいところ、内容がわからなかったところとかに質問を限定して、都教委がそうでないと判断した点については応えず無視した。きわめて事務的に対応した。また、被処分者がゼロにならないことに苦慮していて、徹底的に改善されなければならないなどと言っていたそうです。
なお、河原井さんと渡辺さんは基本研修なのに、一人にされ、校長と都教委3名の4人に囲まれてやられたそうです。特に河原井さんには、懲戒免職になると退職金がないとか、年金にも大きく影響するとなどと言ったそうです。全く不当な「研修」です。
★午後は13時15分に、センター前に再結集し、加藤文也弁護士が抗議と申し入れを行った後、被処分者はセンターに入りました。16時少し前に出てきたある教員は「都教委は思想良心に踏み込めず、形式的なものだった。そのことは逆にこの研修がいやがらせであること、都教委職員は自ら公務員の信用失墜行為をしていることを表している」と言いいました。しかし、その一方で研修では「卒・入学式では職務命令に従いなさい」などとも言ったそうで、これは明らかに被処分者に転向を強要するものです。思想良心の自由に踏み込む違法な研修になります。
★7月23日は都高教の定期大会で、多くの被処分者たちが代議員などになっていて、どちらに参加するかを選ばなければなりませんでした。抗議闘争への参加者の数が心配でしたが、100名からの人々が結集し、被処分者と支援が一体になって元気よく、反省しない、転向しない闘いを貫徹しました。
◎都教委包囲・首都圏ネットワーク
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