徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

LEDランプ グリーンLED追加

2017年08月31日 | 熱帯魚・水草

グリーンLEDが中国から届いたので追加しました。3W2.5V仕様なので赤LED2個と緑LED3個を直列にして12Vで駆動します。直接発光は輝度が高すぎてカメラのセンサーを焼きそうなので水面の反射を撮影。

白色LEDが10Wx5,緑LEDが3Wx3、赤LEDが3Wx2で合計65Wです。

緑、赤LED非点灯

緑、赤LED点灯 うーん、中央のアナカリスの塊が光りすぎてあんまり違いが判らんな。敢て言えば自然っぽくなったと言うか色に深みが増したというか、まあ悪くは無いね(´・ω・`)

赤と緑のLEDが10個ずつ入っていて余ってるので青を追加購入してRGP-LEDランプを作っちゃおうかな。買うと7万円くらいするんだけど自作だと数百円で出来るぞ\(^o^)/

 

 

 


数学的な宇宙 続き

2017年08月30日 | 物理

やっと読み終えた。と言っても、後半の主題である”宇宙の数学的構造=宇宙の本質は数学”だという著者の主張は哲学的過ぎて私には中々ついていけない内容でした。

しかし最終章あたりで再び物理らしいテーマにもどり宇宙の未来、終末の話や人類の直面する危機、つまり核戦争や気象変動、小惑星、ガンマバースト、大噴火など人類を絶滅させるかもしれない可能性と対処に関する議論は大いに頷くものがあった。

そして最後の話がSETI(地球外知的生命)に関するはなしです。結論から言うと著者と私の認識は完全に一致していて人類以外にこの宇宙には知的生命は存在しないというものです。その根拠は45億年の地球の歴史の上にその痕跡が残ってない、という事実に基づいています。これを読んでる皆さんには、これについていろいろの反論はあるでしょう。MITの教授である著者が学生にこれを問うと、100%の学生が居ると答えるそうです。しかし、正解は居ないですw

もし我々がこの宇宙で唯一の自意識を持つ知性体だとすると、我々がいるから宇宙は意味があることになる。わかりますか? 我々が居ない宇宙はすっからかんのガランドウみたいなもので意味がないのですよ。

ジュリアン・ジェインズによると、我々が意識を持ったのは、ほんの3000年前だという。自意識を持つことにより同時に悩みを持ことになる。それ以前の人間は犬や猫と同様に悩みなんてなかった。ただ、自分の右脳が発する”神の声”に従って行動していた。しかし知恵の実を食べたアダムとイブは突然自分が裸であることに気づき神の声が聞こえなくなり悩み無き園から追放された。この失楽園の物語はヒトが意識を持つことで起こった副作用に関する記述なのです。そして、紀元前5世紀ごろ一斉にユダヤ教、仏教、ゾロアスター教等の世界宗教が花開く。仏陀は煩悩を捨てよと言ったし、キリストは汝、思い煩うことなかれと言った。意識の負の側面を解消する言葉だね。

実は、意識を持つ宇宙で唯一の存在である我々は一人一人が宇宙の孤児であると同時に”神”なのです。宇宙の全生命の存在価値のカギを握っている神なのです。何のために人は生きるのか、なんて神なんだから悩む必要なんてない。存在そのものに意味がある。でも、その存在は先にリストアップしたように極めて脆弱で危機的状態に直面している。この宇宙に生まれた意識を維持するために出来ることをやろう、というのが著者の最後のメッセージです。

 


数学的な宇宙 マックス・テグマーク

2017年08月28日 | 物理

久しぶりに興奮する本に出合えた。数学的な宇宙。

著者のテグマークはスウェーデン生まれ現在50歳でMIT(マサチューセッツ工科大学)で物理学教授をやっている。

何が面白いって、この本には最新を越えて現在進行形の宇宙論が詳しく解りやすい言葉で書かれていて実にワクワクする。

宇宙はビッグバンから始まった、というのは古いフリードマンモデルであってビックバンに先立ってインフレーションという状態があった。真空中ではプランク質量の範囲で陽子、反陽子ペアが常に発生しては再結合して消えているのは良く知られた量子論の話だがこのペア発生がある確率でトンネル現象を起こすとペア間の距離が離れることで負の重力エネルギーが発生し、その負のエネルギーを埋め合わせる正の質量が出現する。するとその質量で膨張した分だけ負の重力エネルギーが増加しますます正の質量が爆発的に増大する。これがインフレーションの状態です。宇宙全体の総エネルギーは全質量+正エネルギーと重力の負のエネルギーがバランスしてほぼゼロ(プランク質量)でエネルギー・質量保存則と辻褄は合っている。

ここまでは既知の宇宙論だが、ここまででこの本の4分の1しか進んでいない。ここから先の展開が常軌を逸したような多宇宙論に発展する。我々が見える範囲の宇宙、つまり140億光年の範囲ではインフレーションは終わっているが、その外側ではインフレーションが続いている部分や新たにインフレーションがはじまっている部分が有り(得る)宇宙は枝分かれをした多元的なものだという。

宇宙論と合わせて物理学最大の謎の一つである量子の重ね合わせ状態についても、エヴァレットの多世界解釈を解りやすく紹介している。量子過程において観測者を含む世界が右と左に同時に分岐するのが重ね合わせの状態だという説だ。これについては面白いデータを提示している。アメリカの量子力学学会で参加者に重ね合わせの解釈についてのアンケートを取っているのだが。1997年では全48票のうちコペンハーゲン解釈が13票、多世界解釈が8票だったのが2010年にハーバードで採った際にはコペンハーゲンはゼロで多世界が35票中16票を取っているのだ。つまり一流の学者の間ではエヴァレットの多世界解釈が主流となりつつある。量子力学の教科書が書き代わるのもそう遠くないかもね(´・ω・`)

まあ偉そうに書いているが実はまだこの本を読了していない。後半の主題である数学的な宇宙については哲学的と言うか、なかなか話についていけないのだから仕方がない。自分の頭の悪さを呪うしかないな(´・ω・`)

100年間議論が続いている量子の謎の話も面白いがその先にある最新の宇宙論を知りたいならこの本だね。とんでもない内容だけど、時間かけても読み通したい本に久々に出合えて興奮しています。


愛しのチョコグラ

2017年08月22日 | 熱帯魚・水草

我が家の水槽のスターはこの5匹のチョコグラ(チョコレート・グーラミー)ちゃん達だね。

体長3cmくらいの小さな魚だけど、金色の目をキラキラさせて水草の中をゆったりと泳ぐ姿は可愛いなあ(´・ω・`)

昔は飼育困難魚だったけど最近はコンデションの良い魚が入って来るようになって楽に飼えるようになった。でも、濾過の効いた清浄な飼育水でpHを弱酸性に維持する必要はある。

この魚はマウスブルーダで稚魚を口の中で育てる。そのうち産卵してくれると嬉しいな。


LEDランプ改造 赤色LED追加

2017年08月19日 | 熱帯魚・水草

LED照明ランプを設置して二週間ほどなりますがどうも色味が悪い。なんだか味気ない色なんですね。これは白色LEDのスペクトラムからくるもので赤い色が不足しているからなんです。

自作の良いところは好きにできること\(^o^)/ こうなれば赤色LEDを追加して赤色を補正しようと思い立ち早速アマゾンに発注、今回も激安w

届いたのがこれが10個、

早速ランプに取り付けました。

もう配置なんて適当w この赤色LEDは2.5V/3W仕様なので5個シリーズにつないで12Vで駆動しました。発光ピークは650nm

まず、従来の赤色無しがこれ、

点灯すると結構真っ赤

うーん、これじゃあな ということで50%減光

25%に絞ったのがこれ

25%まで絞ると自然な感じがするな。でも、植物の育成に有効な波長なので50%運用でもよいかな、でも、まだ何か物足りない。水草の緑が冴えないんだな(´・ω・`)

ということで、ついつい520nmの緑LEDをポチってしまった 緑LED追加編に続きます。(二週間後ね)

 


水槽用 自作LEDランプの作成 制作編

2017年08月03日 | 熱帯魚・水草

発注から二週間弱で部品が揃ったのでLEDランプを組みました。

左上にあるのが12V電源でその下についてるのがリモコン調光器とリモコン。右側のがランプ本体です。

ランプは10W,6500KのLEDを5個並列につないでいます。 手作り感満載\(^o^)/

放熱は240x76x21のアルミヒートシンクを手持ちの小さなファンで強制空冷しています。風が流れる部分はアルミ箔でカバーして導風しています。

強制空冷はやはり効果的で外気温が31℃でつけっぱなしにしてもLED近傍のAL板は41.3℃位にしか昇温しません。この場合、接合部は50℃位だと思います。接合上限温度は120℃位だから全然余裕です。それにしても明るい明るい\(^o^)/ 直視すると目が潰れそうです。260円のリモコン調光器もちゃんと動きましたよ。

 こうやって写真にとるとかなり青っぽいですね。白色LEDは実は青(ブルー)LEDで黄色の蛍光体を光らせて白色にしてるんです。ですから元のブルーが高いピークを持つやや不自然な光なんですね。

それとちょっと問題なのが水面から反射した光。今までHID1灯だったのがLEDでは5灯になったせいで水面反射した光が5倍の揺らめきになって壁や天井に映るんですね。これを問題視(´・ω・`) 慣れるまで我慢してほしいなあ...