李白が求めたのは仙境だろうかそれとも酒か、此処に彼の有名な二首を掲げる (因みに李白の様にかなり酔っ払っています...)
早発白帝城
朝辞白帝彩雲間
千里江陵一日還
両岸猿声啼不住
軽舟已過万重山
早に白帝城を発す
朝に辞す白帝彩雲の間
千里の江陵一日にして還る
両岸の猿声啼いて住(や)まざるに
軽舟已に過ぐ万重の山
このスピード感はどうだ、 千里の江陵一日にして還る...
次はこれだ、
峨眉山月半輪秋
影入平羌江水流
夜發清溪向三峽
思君不見下渝州
峨眉山月半輪の秋
影は平羌江水に入って流る
夜 清溪を發して三峽に向ふ
君を思へども見えず渝州に下る
思君不見下渝州
君は愛しの君か、或いはあの空に架かる月か...
李白は全く素晴らしい