本日、苦労の末インターネットが開通しました。 \(・o-)/ 祝
どんな苦労があったかと言うと、まずぶらりとISPであるブータン・テレコムのオフィスに行って接続を依頼すると、まず申込書に必要事項を記入せよと言われ、記入して窓口に再び持っていくと、お前は外国人なので仕事先の確認レターが無ければ受け付けられないという事で一時撤退。
確認レターを大学に発行してもらい、ついでにJOCVメンバーに、知り合いのブータン・テレコムエリア・マネージャーを紹介してもらい一気にコネ社会を悪用してカタをつけようと、まずそのマネージャーに会いに行き、すんなり受付OKで電話線工事を今日中に行うと言う素晴らしい返事を頂く。
昼過ぎ、3時ごろ担当者がバイクに二人乗りして工事を完了。ところが室内にモジュラー・ジャックが一箇所しかなく、他は古い二線式ジャックで、接続確認はこの二線式で行っていたのでモジュラー・ジャックは繋がっているのかと聞いたところOK,OKパラレルとの気軽な返事を頂く。
さて、ここからが大変で、実はモジュラー・ジャックは電話線ではなく240V活線に接続されていて、それに気がつくまで一騒動あって、結局翌日もう一度工事をやり直してもらい、モデムADSLリンクが確認できた。ところが通常の彼等のモデム設定は、ブリッジモードでPC側のソフト制御で接続するのだが、私のPCではそれがうまく行かない。そこで本来のモデム・ルーター機能を使ってモデム自身でPPPoE接続をマニュアルどおり設定しようとしたがうまく行かない。なんせ相手はそんな事を今までした事が無いので、お前のPCが悪いだとか、OSを入れなおせだとか、終いにはワイフに頼んで新しいPCを買え、だとか無茶ばかり言って相手にならない。仕方が無いのでマルマル二日間モデムの設定に架かりっきりになって結局、DNSの自動設定で得られるIPアドレスがまずい事に行き着いた。そこで、ブータンテレコムのDNSサーバーアドレスを聞き出してそれを固定設定する事でやっと接続できたと言うわけです。ここまでにブータンテレコムオフィスには計5回足を運びました。
ということで、今はワイヤレスでPCとiPhoneを同時使用しており、快適なインターネット環境が出来あがりました。ワイヤレスは日本から小さいワイヤレスカードを持ってきているので、それを繋いでいます。因みに接続料金は最低の2.5GBで499Nu(約750円/月)で2.5GBを超えると0.19Nu/MBの定量制を選択。奇妙なことにこの0.19Nuは基本料金より安く、使いすぎて次の設定の9.5GBに到達しても9.5GBの基本料金より安いという料金設定となっています。
回線速度は実測したところ、上りも下りも0.5Mbpsが安定して出ており、日本に比べれば遅いですが通常使用には全く問題ないレベルです。首都のティンプーは携帯電話もインターネットも過密状態で非常に回線状態が悪かったのですが、ここプンツオリンはそれに比べ、非常に快適です。