ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

松本修さん

2007年06月10日 | ピッコロ劇団
「場所と思い出」仕込み2日目。
舞台全面には砂が敷きつめられ、ベンチとバス亭。
別役ワールドのモチーフ達も勢ぞろいし、夕方から通し稽古を行いました。

稽古終了直後、演出の松本修さんを直撃。お話をうかがいました。

Q:東京・俳優座劇場で上演し、いよいよピッコロ公演です。
  更に稽古を重ねて、今日の通し稽古の手応えは?

松本
「東京から少し時間を空けられたのが、かえって良かったと思う。
台本を読み直したり、新しい発見があったり、新鮮に迎えられる。
本番までまだ3日あるから、もっとテンポが出てきて良くなるよ。」
    
Q:舞台美術も美しいですね。ピッコロの空間にバッチリ合っています。

松本
「うん。広い空間の中に、切り取ったようなエリアがぽっかり浮かび上がって、それが、より広がりを感じさせるセットなんだよね。」

Q:俳優座劇場からどれだけ飛躍できるか。ワクワクします。

松本
「僕、飽き性だし、同じ芝居したくないし、どんどん変えてゆく。東京公演から更に高いところ目指してるからね。
別役作品はこれまで色々なところで上演されてきたけど、今回は、文学座とも木山事務所とも、どことも違うテイストになっていると思う。
30年前の作品だけどちっとも古びてない、新鮮な魅力がある。
だからよりシアトリカルに照明や演技も、ビジュアル的な演出をしてます。」

Q:最後に一言。
松本
「とにかく客席に来てください!!」
    
と力強い言葉で締めくくられました。

公演は、6月13日(水)~19日(火)※18日休館。
前売券ご予約受付中です。当日券も発売します。
松本さんも言われたとおり、どこにもない舞台を創っています。
絶対お見逃しなく!!

広報:古川