今日はピッコロ演劇学校の卒業生で、生徒たちにとっては大先輩の谷省吾先生の授業でした。
アップをした後、ウィンクでいすとりゲームをしました。
これは四角のかたちに椅子を並べ、各椅子の後ろに鬼が立ってます。空席の椅子の後ろに立っている鬼は自分のところに来て欲しいので、違う鬼の前に座っている子にウィンクで合図して呼び寄せます。逆に自分の前に座っている子がいれば、他の鬼に取られたくないので、よそに行かれる!と思ったらタッチして阻止します。
他にもいくつかゲームをして、最後にエチュードをしました。
「修学旅行の夜の消灯後に好きな子の告白大会をする」
「自分が好きな映画のタイトル+“クレヨンしんちゃん” という言葉しか言ってはいけない。
また、クレヨンしんちゃんを使うときはギャグとしてのみ」
「極力ジェスチャーはしない」
という設定のもとエチュードをしました。
このエチュードもそうですが、今日したゲームに共通していることは周りを感じるこ
と。つまり、相手が何を言おうとしているか感じ、自分も相手に何を言おうとしてい
るか相手に分かってもらおうとアピールすることが大事ということです。
また、ひとりよがりの芝居ではお客さんの気持ちは動かない、とも仰っていました。
演じ手としての視点だけではなく、観る側の視点も考えないといけない、という当た
り前のようですが演じることに集中しているとなかなか意識しづらい課題を踏まえ、
観ている側も一体となった卒業公演になるよう邁進していけるといいですね!
演劇学校担当:米田