1月16日、17日の2日間、ピッコロ演劇学校では岩松了先生の特別講義が開講されました。
1日目(16日)は、事前に岩松先生から与えられていた課題「記憶に残っている自分が言った言葉、または他人から言われた言葉」を題材に授業は進んでいきました。まず、先生が選ばれた言葉を言った(または言われた)シチュエーションをそれぞれに考え発表した後、実際どのような状況で交わされた言葉なのかを説明するというものでした。
ひとつの言葉から受ける印象というのは本当に様々で、先生も学校生たちの自由な発想を楽しんでおられるようでした。
2日目(17日)には、「寂しくて仕方なかった時」「どうしようもなく腹が立った(憎らしかった)時」という題材を与えられ、それをもとに即興のシーンを作り、グループごとに発表を行いました。
1グループごとに、舞台のどの場所を使うのが一番効果的か、台詞を言いだすために必要な時間、距離等の指示がとび、生徒たちの台詞もエネルギッシュで生きた台詞になっていきます。
劇作家であり、演出家であり、また俳優でもある先生から貰った課題やお言葉・・・。大ホールで公演される卒業公演に生かされることでしょう。
演劇学校担当 小梶