昨日、今日の2日間にわたり、ピッコロ演劇学校では平田オリザ先生を講師にお迎えし『演劇を学ぶとは・・・』と題した特別講義を開講しました。
ゲームの要素を持ったウォーミングアップからスタートし、数人ずつのグループに分かれて短い台詞のやり取りをしていきます。俳優という仕事、演出家という仕事、そして舞台にいる俳優と客席にいるお客様との関わり方など、ユーモアを交えた先生の言葉は、学校生たちの心にぐんぐんとしみこんでいくようです。
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実践⇒解説の繰り返しで、実感を伴いながら平田先生のわかりやすいお話が入るので、「演劇論を体感した?」という授業でした。何回受けても勉強になることばかりです。特に今年は卒業公演の稽古中ということで、今、違う視点を学べたことは、とてもよかったです。
(研究科生)
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平田先生の授業は「正しさを求めない」視野を広げた授業で勉強になりました。教えていただいたことをその授業でやってみて、コメントをいただける貴重な体験でした。
(研究科生)
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ワークショップ型で、二日間実践を交えた授業をしていただきました。「簡単だけど、普段使っていない言葉が落とし穴」という先生の言葉が印象的でした。授業中では『旅行ですか?』という言葉に着目して説明いただきましたが、たった一言なのに国や人種によっても、言い方が変わると気づけたことが面白かったです。(本科生)
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などと、授業後に学校生が話してくれました。
彼らは、3月3日(土)・4日(日)にピッコロシアター大ホールで上演される卒業公演を目前に控え、それぞれ稽古に励む毎日を過ごしています。今日、先生がくださったお言葉の中には舞台を創っていくためのたくさんのヒントが隠されていたように感じました。一人でも多くのお客様にその成果を観ていただけるように頑張ってほしいものです。
演劇学校担当:小梶