ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

「不条理・四谷怪談」記者会見

2013年05月19日 | ピッコロ劇団

去る5月16日、「不条理・四谷怪談」作者で前ピッコロ劇団代表の別役 実さんをお迎えして、公演にむけての記者会見を尼崎市内で開きました。


各新聞社の演劇記者の方、雑誌、ライター、評論家の皆さんが多数集まってくださり、公演への期待の高さを感じました。

鶴屋南北の名作怪談を、現代を映す不条理喜劇に変える・・・という斬新さ、また、別役さんが、南北の記録137本を超える138本目の書き下ろしということで関西だけでなく、東京からも注目されています。

別役さんは、「東海道四谷怪談」の伊右衛門のキャラクターに強く惹かれて戯曲にしようと考えたそうです。



「『東海道四谷怪談』は『忠臣蔵』の外伝として書かれていて、南北の作品の中でも飛び抜けて魅力的。
原作では、赤穂義士が善、伊右衛門は悪として、勧善懲悪で描かれている。
それも伊右衛門の悪は計り知れないスケールの大きな悪。伊右衛門の存在そのものが不条理です」とお話しされ、今回の作品では、人間の存在・営みそのものが喜劇的だという視点で書かれたそうです。

今後、様々な紙面等に公演が紹介されると思います。

お楽しみに。


広報☆古川