去る5月16日、「不条理・四谷怪談」作者で前ピッコロ劇団代表の別役 実さんをお迎えして、公演にむけての記者会見を尼崎市内で開きました。
各新聞社の演劇記者の方、雑誌、ライター、評論家の皆さんが多数集まってくださり、公演への期待の高さを感じました。
鶴屋南北の名作怪談を、現代を映す不条理喜劇に変える・・・という斬新さ、また、別役さんが、南北の記録137本を超える138本目の書き下ろしということで関西だけでなく、東京からも注目されています。
別役さんは、「東海道四谷怪談」の伊右衛門のキャラクターに強く惹かれて戯曲にしようと考えたそうです。
「『東海道四谷怪談』は『忠臣蔵』の外伝として書かれていて、南北の作品の中でも飛び抜けて魅力的。
原作では、赤穂義士が善、伊右衛門は悪として、勧善懲悪で描かれている。
それも伊右衛門の悪は計り知れないスケールの大きな悪。伊右衛門の存在そのものが不条理です」とお話しされ、今回の作品では、人間の存在・営みそのものが喜劇的だという視点で書かれたそうです。
今後、様々な紙面等に公演が紹介されると思います。
お楽しみに。
広報☆古川