ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

中学生からPRメッセージ〈第二弾〉

2016年06月09日 | 劇場の話題

先月に続いて、地元の中学2年生3名が職業体験「トライやる・ウィーク」にやってきました。

またまた、ピッコロ劇団公演「メトミミトヤミ―小泉セツと八雲の怪談―」のPR文を書いてもらいました。
舞台仕込みの様子や公演も観劇した中学生から、作品の見どころをご紹介します。

公演は、6月12日(日)まで。

当日券もご用意しています。
お問合せ・ご予約 ピッコロシアターTEL 06-6426-1940

■宝塚市立南ひばりガ丘中学校 2年 鎌口さん
この物語は、16歳の時左目を失ってしまった八雲と、口伝えの物語を聞かせたセツの怪談話です。
セツは八雲のお手伝いとしてやってきたのだが、八雲はセツを入れようとはしませんでした。
八雲は小説を書こうとしたのだが、全く書けず、そしてセツに色々な話を聞き、小説を書くようになった。
二人の仲は深くなり、互いの光と闇を行き来するようになり、二人でしかなしえない『再話』が出来るようになった。
セツと八雲の怪談話が小さな声で闇を澄ましていると聞こえてくるような気がします。
あなたはどんな物語を小さな声でききましたか?
小さな声をききにぜひ見に来てください。   

■宝塚市立南ひばりガ丘中学校 2年 板西さん
ラフカディオ・ハーン(後の小泉八雲)は、16歳で左目を失いました。
右目は見えるものの視力は0.03しかありません。
ある日、小泉セツが住み込みの女中となりました。
八雲は始めセツのことを嫌がっていましたが、セツの話に心をひかれました。
劇中に小泉八雲の作品の「耳無芳一」や「雪女」もでてきました。
衣裳も普通の着物ではなく、少し透けていたりとデザインが変わっていたので面白かったです。
ぜひ、ご覧ください。

■伊丹市立荒牧中学校 2年 黒瀬君
この物語は、幼い頃、口伝えの物語を聞くのが好きだったセツと
左目を失ったヘルン先生が中心となったものです。
ヘルン先生は右目も悪く、3~4㎝離れてやっと見えるくらいなのに多くの本をつくりました。
ヘルン先生は、自分の左目と背が低いのが嫌いで、写真を撮るときは奥さんを座らせ左をむいて
目を見せないようにしている所は笑えました。
私はこの物語の好きな所は2人の独自のカタコト日本語です。
面白さ、奥深さ、役者の細かい言動が魅力的なので見てはいかがですか?