近年、古文書から災害の記録や復興に取り組んだ人々の様子を読み解く活動が広がっています。
今回は、古文書よりはるかに新しい『ART REVIVAL CONNECTION TOHOKU(ARCT:あるくと) Report』という冊子をご紹介します。
東日本大震災を経験した表現者たちによって組織化された、ARCT(あるくと)という団体が発刊した東北活動報告冊子です。
震災直後から状況や人間の心の動きが刻々と変化し続ける様子と同時に、
そこから復興・支援を果たしていく様子がつぶさに記録された一冊です。
特徴的なのは、文化芸術や劇場に携わる人たちの視点で記録され
実感・客観を織り交ぜながら寄稿されている文章の数々です。
災害・震災に見舞われたとき、人は何を感じ、どんな振る舞いをし、行動を起こすのか…
この冊子を読むだけでも色んな思いが湧き起ります。
2011年8月、ピッコロ劇団は「あつまれ!ピッコロひろば」という子どもむけのワークショップを仙台で協働実施しました。
その際のレポートを当劇団職員が寄稿しています。
閲覧を希望される方は資料室へお気軽にお越しください。
また、この冊子は販売本ではありませんが、印刷代と郵送費として2,500円のご寄付で、発行のARCTが1冊献本してくださいます。
*お問い合わせ先*
ARCT(あるくと)
〒984-0015
宮城県仙台市若林区卸町2-12-9
せんだい演劇工房 10-BOX内
E-mail: info@arct.jp
Tel: 070-5470-3319
資料室担当:戸川