1月24日、ホテルニューオータニ大阪にて、平成19年度(第62回)文化庁芸術祭賞の贈呈式が催されました。
ピッコロ劇団は、昨年10月に上演した第29回公演「モスラを待って」(鄭義信=作・内藤裕敬=演出)の成果で、芸術祭優秀賞をいただきました。
約10年前、第7回公演「わたしの夢は舞う~會津八一博士の恋」(清水邦夫=作・秋浜悟史=演出)でも同賞をいただいており、今回、2度目の受賞となりました。
この10年、劇団員も随分入れ代わりました。
先輩の力をかりながら、追い付け、追い越せとピッコロの若い力も精一杯取り組んだこの舞台が、皆様に何がしかの喜びを感じていただけ、それがまた賞へと繋がったのでしたら、こんなに嬉しいことはありません。
鄭さんの「あ、舞台に私の分身がいる!」と思えるような誰の心にも密接な作品と、内藤さんのきめ細かく、かつ全体を掌握する大きな大きな演出力に出会えたことを、ひたすら感謝いたします。そして、お客様はじめ、この舞台に関わって下さったすべての方々に、心からの御礼を。
劇団員一同、これからも精進して、いい舞台創りに励んでいきたいと思っています。本当にありがとうございました。
今、劇団員は、2月27日~3月2日に芸術文化センターで上演する「十二夜」の稽古や作業に取り組んでいます。こちらも皆様、どうか観にいらして下さいませ!
(劇団員・森 万紀)
劇団を代表して贈呈式・祝賀会に出席した、
右から、藤池館長、岡田 力、森 万紀、孫 高宏、田窪課員(制作担当)