ぴらにあの写真館 in 伊豆大島→都会へ(新・日記帳)

8年間の伊豆大島生活から都会へ移住しました…
旧日記帳(ODNまいぺーじの思い出)は、BOOK MARKよりどうぞ!

YS-11ラストフライト・・・だった旅!(その7・最終回)

2006-09-26 22:57:29 | おでかけ(国内)
*とうとうYS-11には乗れなかったの巻・・・

 2DKの夜が明けた。テレビの天気予報によると、台風13号は九州・四国へあと一歩の所まで近づいてるようだけど、松山の空は不気味に静かだ。風は無風、時々青空なんか見えたりして、早々とYS-11のお別れフライトをキャンセルしてしまったのを後悔しつつ、松山空港へ向かう・・・

 空港へはぷんぷいさん一家が見送りに来てくれた。昨日、別子飴や坊ちゃん団子をいただいたのに、今朝も『唐まん』を持ってきてくれた。この唐まん、去年もぷんぷいさんに頂いて、別子飴と同じくすっかりファンになった愛媛銘菓。焼きすぎたおまんじゅうというか、シケた煎餅というか、カリカリ&シナシナでまことに不思議な食感だけど、中に入っている柚子のジャムみたいなのの香りがよくてうまい。はなちんは唐まんを離乳食として育ったんだとか、ちぴらも大好きなお菓子だ。道後温泉で買おうと思って忘れていたので、思わぬプレゼントに感動・・・

 さて、乗るはずだった福岡行きのMD-81(あかブン)を横目に見て、羽田行きのB767-300(あおブン)に乗り込む。空模様は相変わらず半分青空、半分曇り空といった感じで雨も降らず、「もう一泊すればよかったかな?(ホテルも1泊分キャンセルした)」と後ろ髪を引かれながら上昇していく767・・・。しかし、判断は正解だった。いつもよりかなり高い40,000フィートの巡航なのに、すぐ横にボコボコと入道雲が立っている。飛行機はあっちへ曲がりこっちへ曲がり、明らかに雲を避けながら飛行している。羽田へ近づくとさらに雲は厚くなり、「大島見えるかな?」なんて言ってられない状況だ。真っ白な雲の中をグラグラ揺れながら下りていく767、かろうじて富士山のてっぺんがチョコっと見えただけ。その夜、福岡を始め九州一円がもの凄いコトになっているのをテレビで見つつ、翌日のあおブン(大島行き)もキャンセルして、そのまま夜船で大島に戻ってきました。

 せっかく、最後のYS-11に乗るのを楽しみにしていたちぴらも、「台風じゃしょうがない・・・」と諦めてくれた様子。帰りは大好きな大型船(さるびあ丸)に乗れたから、許してくれたのかもしれません・・・(完)


【ウィークリーマンションのベランダから見た松山城址。台風がすぐそこまで来ているとは思えない、ビミョ~な空模様・・・】
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根性の新中央航空・・・

2006-09-26 18:24:58 | 伊豆大島の暮らし

 台風が通り過ぎたと思ったら、今度は秋の嵐がやって来た。昨日の夜から風がゴウゴウと吹いて、朝から雨も降り始めてどんどん強くなる。今日から島の高校生は修学旅行らしいけど、まことに残念ながらジェットフォイルも飛行機も全便欠航(大型船はお休み)してしまった。新幹線に乗ってコンビニやハンバーガー屋に行くのを楽しみにしていた高校生は可哀相だけど、こんな天気の時はどうしようもない。「新中央航空に頼んで、高校生をピストン輸送してもらえないのかな?」って誰かが言ってたけど、いくら新中央航空でもこんな天気じゃムリだ・・・

 そして昼頃、職場の窓から外を眺めると、真っ黒くて低い雲から滝のような雨が落ちているのが見える。海も白波がザパザパ立って、週末の台風よりも悪い感じ・・・。と思ったら、グゥゥーンと低いエンジンの音がかすかに聞こえる。「まさか、そんな・・・」と耳を疑う職場一同、「ドルニエ(新中央航空の大型機で調布~新島・神津島便に使われている)が上を飛んでるんじゃないの?」と誰かが言うけど、音はもっと低い位置だし、あれは間違いなくアイランダーのエンジン音だ。窓の外を見つめる職場一同、そこに厚い雲の中から忽然と現れたアイランダー。ジャブジャブの雨の中をガタガタと翼揺らして滑走路へ下りていく、まるで幻でも見たようにため息をつく職場一同・・・

 今日みたいな天気の日にアイランダーなんか絶対に乗りたくはないけれど、他の出島手段が断たれた時には心強い新中央航空。前総理大臣のお言葉をお借りすれば「風雨に耐えてよく飛んだ、感動した!!!」・・・(それにしても、ホントによく飛んだ)
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