「今日の伊豆諸島北部は晴れときどき曇り、雨の降る心配は無いでしょう」と天気予報で、なら布団を干してからぴら奥さんのママさんを港まで送りに行こう。途中まで来ると、オオシマザクラ満開の三原山にかさ雲が。うわ、こうゆうモヤ~とした雲が三原山や利島にかかってる時はヤバイんだよ。いくら空が晴れていても、いきなりドザーと降ってくる可能性が高い。で、お昼過ぎ。な~んかイヤな予感で外を見ると、さっきまで晴れていたのに思いっきり雨が降ってるじゃん。「大変だ~!」と慌ててぴら奥さんと布団を入れたけどもぅビショビショ、ヤバイと思ってるなら干さなきゃいいじゃん。島暮らしも7年目ともなると、インチキ天気予報が当たるようになるなぁ・・・
ちぴらの看病&オオシマザクラ見物で来てくれていたぴら奥さんのママさんを港まで送っていく。桟橋で一緒にジェットフォイルの列に並んでいた家族が、お父さんとお母さん、それと小学校に上がる前くらいのお姉ちゃんと弟の4人で、ジェットフォイルに乗るママを見送りに来てるらしい。「お父さんの言う事、ちゃんと聞くのよ」ってお姉ちゃんを抱きしめながらママ、まだ小さい弟の方がよほど別れが辛いのか、お父さんにしがみついたまま離れようとしない。お父さんも淋しそう、お母さん、何かの事情でしばらく島を離れなくちゃいけないんだな。何度も何度も子供たちと抱擁するお母さん、そんなの見てたらこっちまでグッときちゃうよ・・・
「お母さん、どこへ行くの?」と聞いてみると、「東京の歯医者さん」ってお姉ちゃん。えっ?、歯医者?、お父さんとケンカして実家へ帰るとかじゃなくて?。「あのね、明日帰ってくるの」って。明日?、1泊2日なの?、な~んだと言ったら悪いけど。ぴらにあが一人で東京に行くとして、ぴら奥さんは「ふ~ん」、ちぴらは「ずるい!」とは言うけど絶対にウルウルしないよな。ちぴ子は泣いてくれるかな、悲しいんじゃなくて「イヤだ~、自分も行く~!」って・・・