夕方、職場からぴら家へ向かって走っていると、道端にサーファー風のお兄さんが2人、手をあげて立っていた。少し通り過ぎて車を止めると駆け寄ってきた2人、「すいません、トウシキ(南部の地名)まで、あとどれくらいですか?」と・・・
「歩いて?」とぴらにあが聞くと、「そうです」とお兄さん、「う~ん、3時間半ってとこかな」と答える。「マジか?!」と顔を見合わせるお兄さんたち、「さっき、トウシキからバスで町まで行った時はすぐだと思ったんですけど」と。そうなのよね、島の道は信号も何も無いから、10Kmや15Kmは「すぐ」の感覚なのよ。それにさ、島民は歩いた事なんかないから(いつでも車)、かなり先でも「すぐ近く!」って答えるけど、信用しちゃダメなのよねん。「このまま歩いたら9時になるよ」とぴらにあが言うと、「じゃぁ、乗せて下さい!」とトウシキまで旅は道連れ。「ところでお兄さんたち、手ブラですけどお荷物はどうしたの?」とぴらにあが聞くと、「トウシキのテントの中に置いてきました!」と不用心な。でもそのラフな感覚、意外と島暮らしに向いてるのかもよ・・・