ぴらにあの写真館 in 伊豆大島→都会へ(新・日記帳)

8年間の伊豆大島生活から都会へ移住しました…
旧日記帳(ODNまいぺーじの思い出)は、BOOK MARKよりどうぞ!

写真館を「No.678 とんぼがえり播州の旅・その8(愛宕念仏寺の千二百羅漢)」に更新しました!

2015-05-25 21:51:44 | まいぺーじ写真館
 高校一年生の夏、イトコのKちゃんと旅に出た。新幹線で京都まで、山陰線に乗り換えてKちゃんのお父さんが単身赴任をしている松江を目指す。山陰線は木製の客車(メーテルと鉄郎が乗ってるみたいなヤツ)の夜行普通列車で、たった一両だけ寝台車が連結されていたけど、寝台料金が勿体ないので90度の背もたれのボックスシートに身を任せて。京都駅を出てすぐ真っ暗だけど保津峡に沿って列車は進む。トコトット、トコトット・・・、真夏だけど川面を吹く風は涼しくて気持ちいいな。窓を開けてウトウト、いやいつの間にかグッスリ、目が覚めると喉はガラガラで寒気がする。米子で途中下車して大山観光へ、「皆生温泉に入らない?」とKちゃんの提案に、「具合が悪くて無理ッス・・・」とつれない返事。その後、高熱が出ておじさんの家で2日間寝込む。出雲大社にも行かず、名物どころかメシも食わず、いったいナニをしに行ったのか。帰りの岡山駅で食ったかき氷が一番美味しかった旅でした・・・


【いよいよ最終日、夕方の飛行機まで京都市内を散策だ~!。とりあえず、ホテル近くの駅から嵐電嵐山本線で嵯峨野に向かいましょう・・・】


【「化野念仏寺まで行ってみる?」とぴらにあ、「遠いの?」と若旦那、この辺もバスの1日乗車券のエリアに入ってたから大丈夫ですよ。そういや、高山寺の方から山越えでバスがあったはずだけど、廃線になってしまったみたい・・・】


【せっかくだから化野を通り過ぎてテキトーに下りると、バス停の前に愛宕念仏寺というお寺が。この「愛宕」は「あたご」じゃなくて「おたぎ」と読むらしい・・・】


【うわ、こりゃスゴイ、境内に石仏がいっぱいですな。大洪水でお寺が流されて昭和に入ってから復興したそうな、それでカメラマンとか野球とかテニスとか、見出し画像はウオークマン聴いてますけど・・・】


【愛宕念仏寺と化野念仏寺の間は旧街道が残っていて、昔は愛宕神社にお参りするお客さんでたいそう賑わったらしい。途中、由緒ありそうな家が貸家になっていて、思わず借りちゃおうかと・・・】


【化野念仏寺までトコトコ歩いて20分程度、「あ、ここもサスペンスドラマだ!」と若旦那。テレビで映るとだだっ広い感じがするけれど、石仏エリア(中からの撮影は禁止)は境内のほんの一部なんです・・・】


【「トロッコ嵐山駅?」と若旦那、そうだけどいきなりじゃ乗れないんでしょ。いや、もう間もなく来る列車が立ち席なら空席アリになってるから乗っちゃう?】


【う~ん、バック運行・・・、なんか邪道な感じがするけど他に列車が来ないんだから問題は無いのか。嵐山駅はホームが短くて先頭車両の方はトンネルに入ってしまうので乗り降りできません。昔の神泉駅(井の頭線)みたい・・・】


【そうです、あのカゼをひいた夜、ここを通ったのです我が息子よ。オマエもそのうち夜汽車で・・・、「夜行列車なんてもうほとんど走ってないでしょ!」とユメもチボーも無い若旦那・・・】


【「保津峡下りだ!」と若旦那、そうキミもがんばって京都大学に入って、葵祭のバイトをやって、ごくフツーのサークル活動に勧誘されて、先輩と保津峡を下りなはれ。意味がわからない方は鴨川ホルモーを・・・】


【さぁ、トロッコ亀岡に到着しましたけど、下車しても保津峡下りの乗り場があるだけですから。このまま立ちっぱなしで嵐山に戻りますよ・・・】
コメント
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