箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

高良時計店のSP盤

2007-02-09 01:17:01 | 箆柄日記
マルタカレコードの取材で高良時計店へ行く。場所は平和通り沿い。市場本通りとジョイントしているちょっと手前あたり。代表の高良繁雄さんにお話を伺った。中身は追々箆柄暦の誌上とかウルマックスとかで。

<script type="text/javascript" src="http://uruma.jp/plugin/pasha_share.php?id=17943"></script>

なんで時計屋でレコード出していたかと言えば、その昔蓄音機は時計屋さんで取り扱われていたというあたりに起源がある。高良時計店の先代は、当時の那覇の時計屋さん仲間では一番若手だったそうで、そんなところから流行の音楽産業に進出したのだろう。

二代目の高良繁雄さんは、そんな華やかな時代の平和通りや桜坂界隈で育った、いうなればお金持ちのシティーボーイ。最初は素っ気ない風かなと思ったけれど、話しているうちにお父さんの残した仕事について、自慢に思っているんだなと言うことが伝わってきた。

店頭には今も普通に沖縄民謡のSP盤が置かれている。新品のSP盤を、医学写真研究所の大城さんの上等蓄音機で聴いたら相当良い音がするだろうな。蓄音機自体も家庭用のものなら5万も出せばまあまのものがあるのだとか。電蓄だったらもっと手軽にあるはず。

上等な蓄音機の音の素晴らしさと言ったら素晴らしいからなぁ。一般的に古いラジオみたいな音と思われているけれど、生で聴いたらホントに驚くと思う。また蓄音機コンサートやらないかな。