箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

コミュニティラジオとPodcasting

2005-09-22 21:50:45 | 箆柄日記
去った9月21日、AppleStore銀座で行われた、株式会社エフエム那覇のセッションにお運びいただいた皆様、ありがとうございました。

沖縄から遠く離れた東京で、どれくらいの方に来て頂けるのかとても不安でしたが、多くの皆さんにお越し頂き、また熱心にお聞き頂くことができ、大変有意義な体験となりました。当日マイクを握った、社長の平良斗星に代わって御礼申し上げます。

唄のゲストでお越し頂いたTINGARAのサメ[トメンバーゲレン大嶋さんの演奏の後、デモの中でウルマックスの画面をスクリーンに表示したら、沖縄で番組収録中のTINGARAのPashaが上がっていて、最高の演出となりました。


左:抑制のきいた声で想いを語る平良斗星。
右:オープニングとエンディングを飾って頂いたゲレン大嶋さん。
下:質疑応答では鋭い質問も飛びました。


AppleStore銀座のスタッフの皆さんのアシストも迅速丁寧で助かりました。内容も面白かったとご評価頂き、励みになりました。J-WAVEさんやインターFMさんといったメジャー処と肩を並べる会場でセッションを打てたこと、そこで評価を得られたことに、手応えを感じることができました。

これからますます、いかに「ローカルの情報をメジャー品質で届けられるか」が、全ての分野で生き残りのャCントとなると思います。このことを強く刻んで、ウルマックスユーザーの方々へ楽しんでもらえるコンテンツを提供しつつ、前進していきたいと思います。

今後とも応援よろしくです。

いよいよ銀座でウルマックス

2005-09-21 01:13:42 | 箆柄日記
いよいよ9月21日に、AppleStore銀座で株式会社エフエム那覇(ステーションネーム:78タイフーンfm)社長の平良斗星がセミナーを行う。詳しくはこちら

唄のゲストには、同日NewAlbum『風の旋律』が発売となる、TINGARAのサメ[トメンバー、ゲレン大嶋さんに参加して頂くこととなった。

   
   TINGARA NEW Album『風の旋律』2005年9月21日発売

今回のメインテーマは、全国で悪戦苦闘しているコミュニティラジオ局の方々にエフエム那覇のPodcasting体験をお話しすること。また、この体験談は、地域情報を発信しているメ[タルサイトやタウン誌の担い手の方達、個人のブロガーの方にも役に立つことと思う。

もちろん、日々ウルマックスを見て頂いている皆さんにもお会いしたいので、気軽に遊びに来てください! 

 ●コミュニティラジオとPodcasting
  ~エフエム那覇が示す新しい情報発信の可能性~
  場所:Apple Store, Ginza
  日時:2005年9月21日(水)13:00-14:00
  料金:入場無料
  問合:Apple Store, Ginza(03-5159-8200)
     エフエム那覇(098-951-1178)


ダイエー中内功さん逝く

2005-09-19 15:54:53 | 箆柄日記
ダイエー創業者、中内功さんが亡くなられた。享年83才。ダイエーの沖縄撤退が報じられて数日。どのような思いの中で永眠されたのだろうか。


月刊『うるま』創刊号(97年12月15日発行)

月刊『うるま』創刊号のインタビューは、当時ダイエーの会長兼社長だった中内功さんだった。このことはなぜか深く印象に残っている。

記事中には、「新アジアバザール~人、物、文化の交流点」を基本コンセプトに、ダイエーが那覇新都心再開発計画の中核を担い、地上25階建320室の都市型リゾートホテルやデパート、大型スーパー、専門店街などを建設し、200~300億円の投資が見込まれると書かれている。

バブルが崩壊し、世の中が厳しい状況の中で、沖縄でだけえらく豪気な話だなと思ったような気がする。結局こんな話は実現しなかったのだが、もしもダイエーが元気なままだったら、新都心の風景は今とは違ったモノとなっていただろう。それが良かったかどうかは別として。

あ、そうそう、そもそもこの広大な土地は、米軍が占領していたのだ。県都那覇を見下ろす高台に、ちょっと前までアメリカ軍がいた。

それにしても、折角返還された土地をあんな風に消費してしまって良いのだろうか…。普天間基地が返還された跡には、どんな街が生まれるのだろうか。そんなに遠い先の話じゃないと思うのだけれど。



壺屋・久茂地小学校の統廃合

2005-09-15 12:48:53 | 箆柄日記
9月11日の選挙の出口で「壺屋小学校の廃校反対」の署名を集めている父兄の方がいた。以来、私の周りでも少し話題を耳にするようになっていた。今朝の「ナハぶらっ!」でも話題にしていた。

沖縄唯一のAppleな店、eccoの城間さん(mixi入ってる人はここを参照)がこの問題についてサイトを立ち上げた。「統廃合しかないですか? 「那覇市立学校適正配置」による統廃合問題」というサイトだ。

那覇で育ったわけでもないし、子供もいないのでピンと来なかったけど、統廃合にともないどういう問題があるのかちょっと気になる。

翁長市長の姿勢が問われる問題になりそう。


THE NOMI SONG

2005-09-14 22:01:22 | 箆柄日記
THE NOMI SONG』を桜坂劇場で観た。10代後半の記憶の中にうっすらと残るインパクトを辿る作業。


「人間?」、宇宙人どころか、とても人間くさい映画だった。

80年代前半に10代の後半を地方都市で『宝島』を読みながら過ごした私は、遅れてきたサブカル世代だった。いやその頃の私は、今思うとオタクと分類されたくないが為にサブカル的な物に首をつっこんでいただけなのかも知れない。

クラウス・ノミ。風貌と名前、曲も少しは知っていたが、全体像はよく分からないまま来てしまった存在。ようやくスッキリした。ドキュメント映画一本観たくらいで、一人のアーティストを理解したつもりになるのもいけない気がするけれど。

パンフレットにある「ノミの素顔は鶴太郎似の小柄な男でとてもスペーシイとはいいかねるが、頭頂近くまで剃り込まれたような額、歌舞伎メイクのような目、黒のリップ・クリームでお化粧すると、ケニー・シャーフが目を潤ませるほどの独特なB級SFのエイリアンとなるのだった。(滝本誠)」という文章が、全ての仕組みを露わに示していると思った。

映画の終盤で、オーケストラをバックに歌う悲壮な姿は壮絶だった。美しく悲しかった。

9月16日まで上映中。