今日午前中は
読んでたんだけど。
まだ全部読んでないけど、たぶん大方読んだところまで
きたと思うから、自分なりに気になったところをまとめて
いこうかなと思います。
まず、公教育って、なんのため?という話で、
たとえば、公教育の根本理念が「一般福祉」ではなく
「経済成長」におかれたとしたら、教育はどうなって
しまうのでしょう?経済発展に寄与しうる”人材”の
育成には力を入れ、そうでない人たちの教育はおろそか
にするということが起こってしまうかもしれません。
実際、ここで詳論する余裕はありませんが、これまで
日本の教育構想の底には、そのような思想が多かれ
少なかれあったといわれています。(位置No.577)
まあ、私の世代って、子どもの頃「偉人伝」とか読むことを
勧められて、経済発展に寄与しうる人になることが
そのまま福祉に還元することになると思われていた時代
だったんだけど、今はそうじゃないように思って、そういや
そうだと思わされました。
グローバル化については、感じていたことを
うまく言葉にまとめてくれていて、
経済のグローバル化とは、それまではローカルな
経済競争でよかったものがグローバル化するという
ことですから、競争がきわめて苛烈になることを
意味しています。それは言葉を換えれば、世界大の
深刻な貧富の格差がもたらされかねないということ
です。
世界大だけではありません。一国内においても、
それは深刻な格差を生み出す傾向があります。
中国や東南アジア諸国など、低賃金の国や地域が
「世界の工場」になると、グローバル経済においては、
それに連動して、先進国の賃金が多かれ少なかれ
低下せざるをえなくなるからです。
国家はその時、本来であればここに歯止めをかけ
なければなりません。しかし日本は、これまで、
一部の労働者を犠牲にしてでも、企業の国際競争力を
バックアップする道を選んできました。自国の企業に
対する国家の規制は、グローバル市場における
競争力の低下を意味してしまうからです。
その一つの典型が、非正規雇用という雇用形態の
創出でした。経済学者の水野和夫氏の言葉を
借りれば、「いわば労働は、資本の側にすり寄った
国家に裏切られた」のです。
まあ、これはみんなが知るところだし、安倍さんも
非正規という言葉をなくす方向でいてくれてるん
だけど、この前提から教育を考えてくれている
らしくて。
まあ、言いたかったのはむしろ、その続きにある、
以上のような事情を踏まえると、「グローバル競争
でも勝ち抜けるグローバル人材を育成せよ!」と声を
大にして言うのは--その必要性を全否定するわけでは
ありませんが--かなり一面的な主張というべきでしょう。
グローバル社会においてあるべき教育の姿は、本当は
もっと深く、広い視野から考えられるべきであるはず
なのです。(位置1509)
これね、ホンマ思う。英語を学ぶのにグローバル社会
だからとか言う人の中で、ときどき一面的なものの
見方だけで、グローバル社会って言ってないかと思う
意見をみることがときどきあって。
しかしベックはいいます。この現状を前に、
わたしたちはただ悲観するのではなく、いまこそ、
この世界リスクに対処するための協力関係を築き
上げていくべきなのだ、と。(位置1531)
中略
以上のような観点を踏まえるのならば、繰り返しいって
きたように、グローバル社会においては、「グローバル
競争に勝ち抜ける人材を育成せよ!」といっている
だけでは不十分であることがわかるはずです。グローバル
社会における教育の本質、それは、世界の人々と協力し
合い、相互了解関係を見出し合える、そんな子どもたちを
育んでいることにこそあるはずなのです。
って、「結局英語いるんでしょ?」みたいに、自分が英語を
教える仕事が現在必要かどうかという部分だけを見てる人には
そういう話に見えるのかもしれないけど。
引用に入っているベックってひとはドイツの社会学者らしくて
(Ulrich Beck, 1944-2015)1990年代末に「世界リスク社会
としてのグローバル化」という概念をもたらした人らしいです。
この観点から、昨今おおいに注目を集めるようになっている
のが「アクティブ・ラーニング」です。(位置1565)
(中略)
文科省によれば、アクティブ・ラーニングは「教員の一方的な
講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を
取り入れた教授・学習法の総称」と定義されています。(位置1572)
学修という言葉が気になったので調べたら、文科省の用語集も
そうなってました。
用語集
とあって、でも、日本の教育界の捉えるアクティブ・ラーニングに
不安もあるらしくて、筆者の苫野一徳さんは、
とくに問題だと考えているのは、この「アクティブ・ラーニング」が、
多くの場合、「協働的・協調的」な学びとほぼ同義で使われている
ように思える点です。
後述するように、私自身は、場なりの「個別化・協同化・
プロジェクト化」の”融合”を提唱しており、「協同的な学び」
は、今後決して欠かせない学びの中核だと考えています。しかし、
もしも「協働的・協調的」な学びが今後学校現場を覆い尽くしたと
したら、それは、これまでのいわゆる「一斉授業」が「一斉
アクティブ・ラーニング」に変わったにすぎません。(位置1590)
とあります。
まあ、そのあと主体的な学びについて書いてあるのですが、
ちょっともう長いし、次にしようかなと思います。
まあ、本の最初にあるように、オランダの教育はオランダの
歴史に根付いているものなので、日本にそのまま輸入は
できないだろうと書いてあるし、私も読んでて、日本で
そのままは無理だろうなあと思ったりしますが、実際、
教育は経済発展に寄与する人材を育てるためにあるのでは
ない、とハッキリ言われると、自分のなかにあった勘違い
みたいなのが指摘されたような気はします。
で、ここから別の話だけど、お昼、ジャパネットたかたの
ショッピングCM見てて、
電子辞書、
広辞苑第七版収録
エクスワード最新モデル
5690円相当の「エネループ12本充電器セット」
カシオ計算機 電子辞書 エクスワード レッド XD-JTZ6000RDエネループセット
3/31まで29980円っていうのが安いんじゃないかと
思ったんだけど。
CMによると、
日本文学3000作品(太閤記対応)
世界文学1000作品
が普通に売られているカシオ電子辞書にはないコンテンツ
なんだそうで、
日本文学は普通に青空文庫らしいんだけど、英語コンテンツが
ホームページのよくある質問みたいなところに書いてあったのが、
世界文学1,000作品には何が収録されていますか?
お子様が楽しめるイソップ童話から、シェークスピアやコナン・ドイルまで、さまざまな作品が収録されています。
〔補足〕
・全て英文で収録されています。
・日本語に訳す機能はありませんが、ジャンプ機能を使えば単語の意味を調べることができます。
っていうのがあって、普通に辞書買っても3万ぐらいするみたいだから、
エネループ充電器本体と電池12本ついてて、まあたぶん世界文学も
無料で手に入るようなのがはいってるんだろうけど、スマホとかの
容量くうこと考えたら、辞書にもとからはいってるっていうのは
いいんじゃないかなと思ったんだけど。
いや、別に、お昼コマーシャル見てて、番組見てた人は電話で
そう言ってくださいとか、見てた人の特典かなと思ってみてたけど、
ネットでみたら、普通にみんな買えるんだと思って。
別に、これ、ぜんぜんアフィリとか関係なくて、
普通にアマゾンで出てきた、
とか、クリックして買ってもらったら何パーセントか忘れたけど、
アフィリになるんだけど、コレ広辞苑が第六版だし、
まあ、高校生モデルのほうが、高校生向けのコンテンツあるけど、
うちが次高校新一年だったら、ジャパネットたかたのコレ、
充電器セットがついてるっていう理由で選んだんじゃないかなと
思って、
見たとこ、これより電池の数多いみたいだし。
まあ、大学に行くひとは辞書なんてスマホアプリだろうけど、高校受験
合格とかだったら、電子辞書考えるところかなと思って、まあ、3/31まで
売ってるみたいだから、安くていいの選ぶのに候補になったらなと
思いました。(いや、うちは中古落ちを買ったし、買いなおす気とか
ないんだけど、買う前に同じ話聞いてたら、コレにしてたんじゃないかと
思って言ってるだけなんだけど。)
今日は、Noneは夕食後スタディサプリ見てたのに、ユーチューブか
なんか見てるんだろうと思って勝手に私はイライラしてたんですが、
まあ、チラッと見るときとか、Noneが報告してきたときは
世界史とか物理とか、個別試験に使わない科目ばっかり勉強していて、
英語とか数学とかやってくれないんかなとか寂しく思ったりもするん
だけど、
今、Noneに図書館で借りた心理学の本、返却日近づいてるから
返してと言ったら、読んでいる途中だそうです。返却時に予約が
なければ、もう一回借りて来るから返してと言い、Noneに
これの英語版買ったら読む?と聞いたら、読むそうです。
高い方の本じゃないので、気に入って読んでくれたらラッキー
だなあと思っています。
うちの教育は、私がコレ読んでみたら?とかあんまり主体的では
ないんだけど、
でも、Noneが前に良いって言ってた本と同じ出版社の同じ
ような考え方の本を選んできたので、私的にはサポートのつもり
なんだけど。
まあ、やっぱり批判されるのかなあ。
だいたいこんな感じです。
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読んでたんだけど。
まだ全部読んでないけど、たぶん大方読んだところまで
きたと思うから、自分なりに気になったところをまとめて
いこうかなと思います。
まず、公教育って、なんのため?という話で、
たとえば、公教育の根本理念が「一般福祉」ではなく
「経済成長」におかれたとしたら、教育はどうなって
しまうのでしょう?経済発展に寄与しうる”人材”の
育成には力を入れ、そうでない人たちの教育はおろそか
にするということが起こってしまうかもしれません。
実際、ここで詳論する余裕はありませんが、これまで
日本の教育構想の底には、そのような思想が多かれ
少なかれあったといわれています。(位置No.577)
まあ、私の世代って、子どもの頃「偉人伝」とか読むことを
勧められて、経済発展に寄与しうる人になることが
そのまま福祉に還元することになると思われていた時代
だったんだけど、今はそうじゃないように思って、そういや
そうだと思わされました。
グローバル化については、感じていたことを
うまく言葉にまとめてくれていて、
経済のグローバル化とは、それまではローカルな
経済競争でよかったものがグローバル化するという
ことですから、競争がきわめて苛烈になることを
意味しています。それは言葉を換えれば、世界大の
深刻な貧富の格差がもたらされかねないということ
です。
世界大だけではありません。一国内においても、
それは深刻な格差を生み出す傾向があります。
中国や東南アジア諸国など、低賃金の国や地域が
「世界の工場」になると、グローバル経済においては、
それに連動して、先進国の賃金が多かれ少なかれ
低下せざるをえなくなるからです。
国家はその時、本来であればここに歯止めをかけ
なければなりません。しかし日本は、これまで、
一部の労働者を犠牲にしてでも、企業の国際競争力を
バックアップする道を選んできました。自国の企業に
対する国家の規制は、グローバル市場における
競争力の低下を意味してしまうからです。
その一つの典型が、非正規雇用という雇用形態の
創出でした。経済学者の水野和夫氏の言葉を
借りれば、「いわば労働は、資本の側にすり寄った
国家に裏切られた」のです。
まあ、これはみんなが知るところだし、安倍さんも
非正規という言葉をなくす方向でいてくれてるん
だけど、この前提から教育を考えてくれている
らしくて。
まあ、言いたかったのはむしろ、その続きにある、
以上のような事情を踏まえると、「グローバル競争
でも勝ち抜けるグローバル人材を育成せよ!」と声を
大にして言うのは--その必要性を全否定するわけでは
ありませんが--かなり一面的な主張というべきでしょう。
グローバル社会においてあるべき教育の姿は、本当は
もっと深く、広い視野から考えられるべきであるはず
なのです。(位置1509)
これね、ホンマ思う。英語を学ぶのにグローバル社会
だからとか言う人の中で、ときどき一面的なものの
見方だけで、グローバル社会って言ってないかと思う
意見をみることがときどきあって。
しかしベックはいいます。この現状を前に、
わたしたちはただ悲観するのではなく、いまこそ、
この世界リスクに対処するための協力関係を築き
上げていくべきなのだ、と。(位置1531)
中略
以上のような観点を踏まえるのならば、繰り返しいって
きたように、グローバル社会においては、「グローバル
競争に勝ち抜ける人材を育成せよ!」といっている
だけでは不十分であることがわかるはずです。グローバル
社会における教育の本質、それは、世界の人々と協力し
合い、相互了解関係を見出し合える、そんな子どもたちを
育んでいることにこそあるはずなのです。
って、「結局英語いるんでしょ?」みたいに、自分が英語を
教える仕事が現在必要かどうかという部分だけを見てる人には
そういう話に見えるのかもしれないけど。
引用に入っているベックってひとはドイツの社会学者らしくて
(Ulrich Beck, 1944-2015)1990年代末に「世界リスク社会
としてのグローバル化」という概念をもたらした人らしいです。
この観点から、昨今おおいに注目を集めるようになっている
のが「アクティブ・ラーニング」です。(位置1565)
(中略)
文科省によれば、アクティブ・ラーニングは「教員の一方的な
講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を
取り入れた教授・学習法の総称」と定義されています。(位置1572)
学修という言葉が気になったので調べたら、文科省の用語集も
そうなってました。
用語集
とあって、でも、日本の教育界の捉えるアクティブ・ラーニングに
不安もあるらしくて、筆者の苫野一徳さんは、
とくに問題だと考えているのは、この「アクティブ・ラーニング」が、
多くの場合、「協働的・協調的」な学びとほぼ同義で使われている
ように思える点です。
後述するように、私自身は、場なりの「個別化・協同化・
プロジェクト化」の”融合”を提唱しており、「協同的な学び」
は、今後決して欠かせない学びの中核だと考えています。しかし、
もしも「協働的・協調的」な学びが今後学校現場を覆い尽くしたと
したら、それは、これまでのいわゆる「一斉授業」が「一斉
アクティブ・ラーニング」に変わったにすぎません。(位置1590)
とあります。
まあ、そのあと主体的な学びについて書いてあるのですが、
ちょっともう長いし、次にしようかなと思います。
まあ、本の最初にあるように、オランダの教育はオランダの
歴史に根付いているものなので、日本にそのまま輸入は
できないだろうと書いてあるし、私も読んでて、日本で
そのままは無理だろうなあと思ったりしますが、実際、
教育は経済発展に寄与する人材を育てるためにあるのでは
ない、とハッキリ言われると、自分のなかにあった勘違い
みたいなのが指摘されたような気はします。
で、ここから別の話だけど、お昼、ジャパネットたかたの
ショッピングCM見てて、
電子辞書、
広辞苑第七版収録
エクスワード最新モデル
5690円相当の「エネループ12本充電器セット」
カシオ計算機 電子辞書 エクスワード レッド XD-JTZ6000RDエネループセット
3/31まで29980円っていうのが安いんじゃないかと
思ったんだけど。
CMによると、
日本文学3000作品(太閤記対応)
世界文学1000作品
が普通に売られているカシオ電子辞書にはないコンテンツ
なんだそうで、
日本文学は普通に青空文庫らしいんだけど、英語コンテンツが
ホームページのよくある質問みたいなところに書いてあったのが、
世界文学1,000作品には何が収録されていますか?
お子様が楽しめるイソップ童話から、シェークスピアやコナン・ドイルまで、さまざまな作品が収録されています。
〔補足〕
・全て英文で収録されています。
・日本語に訳す機能はありませんが、ジャンプ機能を使えば単語の意味を調べることができます。
っていうのがあって、普通に辞書買っても3万ぐらいするみたいだから、
エネループ充電器本体と電池12本ついてて、まあたぶん世界文学も
無料で手に入るようなのがはいってるんだろうけど、スマホとかの
容量くうこと考えたら、辞書にもとからはいってるっていうのは
いいんじゃないかなと思ったんだけど。
いや、別に、お昼コマーシャル見てて、番組見てた人は電話で
そう言ってくださいとか、見てた人の特典かなと思ってみてたけど、
ネットでみたら、普通にみんな買えるんだと思って。
別に、これ、ぜんぜんアフィリとか関係なくて、
普通にアマゾンで出てきた、
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とか、クリックして買ってもらったら何パーセントか忘れたけど、
アフィリになるんだけど、コレ広辞苑が第六版だし、
まあ、高校生モデルのほうが、高校生向けのコンテンツあるけど、
うちが次高校新一年だったら、ジャパネットたかたのコレ、
充電器セットがついてるっていう理由で選んだんじゃないかなと
思って、
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見たとこ、これより電池の数多いみたいだし。
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合格とかだったら、電子辞書考えるところかなと思って、まあ、3/31まで
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思いました。(いや、うちは中古落ちを買ったし、買いなおす気とか
ないんだけど、買う前に同じ話聞いてたら、コレにしてたんじゃないかと
思って言ってるだけなんだけど。)
今日は、Noneは夕食後スタディサプリ見てたのに、ユーチューブか
なんか見てるんだろうと思って勝手に私はイライラしてたんですが、
まあ、チラッと見るときとか、Noneが報告してきたときは
世界史とか物理とか、個別試験に使わない科目ばっかり勉強していて、
英語とか数学とかやってくれないんかなとか寂しく思ったりもするん
だけど、
今、Noneに図書館で借りた心理学の本、返却日近づいてるから
返してと言ったら、読んでいる途中だそうです。返却時に予約が
なければ、もう一回借りて来るから返してと言い、Noneに
これの英語版買ったら読む?と聞いたら、読むそうです。
高い方の本じゃないので、気に入って読んでくれたらラッキー
だなあと思っています。
うちの教育は、私がコレ読んでみたら?とかあんまり主体的では
ないんだけど、
でも、Noneが前に良いって言ってた本と同じ出版社の同じ
ような考え方の本を選んできたので、私的にはサポートのつもり
なんだけど。
まあ、やっぱり批判されるのかなあ。
だいたいこんな感じです。



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