先日、前から探していたあるCDが手に入ったので、本当はタイトルを
そちらにしたかったのですが…
今日はもう「これしかないでしょ」という事で、
このタイトルをつけました。
行って参りました。
「42丁目のキングダム」本日が千秋楽でございました。
10数年前の初演の時に、その舞台設定も、出演者にも圧倒された舞台でした。
布施さんのファンとしては当然布施明氏をメインに見に行ったのですが、
不可思議な世界に迷い込み、思いっきり抜け出せなくなった作品でした。
今回は、初演の時の布施さん、岩崎良美さん以外の出演者が
大幅に入れ替わっての再登場です。
初演の時に比べると、出演者自体の人数も増えたようですね。
一人何役もこなす難解さは変わらずでしたが、人数が増えて
余裕が出来ていました。
尤も、このために、早代わりのスリリングさが少し消えてしまった感じです。
楽曲は、初演よりも増えたと思います。
ただ、タイトルにも選んだ「いちじく街道」のインパクトが強すぎて
他の楽曲が、どうしても霞んでしまいました(爆)
聴いている時は、いい曲だなと思ったりもするのですが、
今になると全く思い出せない(涙)
頭の中でぐるぐる回るのは「いちじく街道」ばかりです
なにせ、あのポップスの布施明が、妙なコブシで
とんでもない歌詞の歌を某演歌歌手さんのように唄うのですから
残らない方が不思議というものです。
コメディと銘打ってはいますが、この舞台は人間の弱い心に
グサッ!と、問題を投げかけて来ます。
なかなか、この世の中は思うようには進みません。
夢とか、希望、捨ててはいけないと、
人に言われ、己でもそう思いつつも、
なかなか声高には口に出せません。
心の中で小さな拠り所にするのが、精一杯!!
でも、その「精一杯」にも限界が近付くし、
やっぱり「駄目」という現実の壁に
ぶつかってしまう事も多々あります。
この「42丁目のキングダム」は、その壁にぶつかった人たちの
人間模様が描かれているのだと思います。
ただ、夢と現実が一体化しているので、
判りにくい部分は多いのかもしれませんね。
個人的には、この手の少しホラーがかった話は大好きなもので。
まったく違和感は感じないのですが
布施さんは、挫折して、少し屈折した人物像をよく演じられます。
「オケピ」のオーボエさんも、大なり小なり挫折を味わった人物です。
今回は、初演よりも、静かながら挫折感と失望感が強く現れた感じですね。
10数年の時間のなせる技かもしれません。
前回、深沢敦さんが演じられた付け人を
初演から引き続き出演されている岩崎良美さんが
設定を女性に変えて演じていらっしゃいました。
深沢さんの、あのインパクトに負けず劣らず
素敵な付け人さんだったと思います。
彼女は、前回でも演じていた外国人ホステスも引き続き
演じていました。これも秀逸!!
新加入の方々も皆さん新しい人物像が
動き始めていて違和感がなかったのですが、
一部、どうしても私個人のイメージに合わない方がいらっしゃいました。
初演の方が素晴らしかっただけに、残念だなぁと思います
来年の再々演の時には…期待しています。
最後に、印象に残った言葉が。
「ドンキホーテは考えずに行動する。
ハムレットは考えるだけで行動しない」
このような趣旨の言葉でしたが、
日ごろ、何かと迷ってばかりいる私の耳には少し痛く感じました
そちらにしたかったのですが…
今日はもう「これしかないでしょ」という事で、
このタイトルをつけました。
行って参りました。
「42丁目のキングダム」本日が千秋楽でございました。
10数年前の初演の時に、その舞台設定も、出演者にも圧倒された舞台でした。
布施さんのファンとしては当然布施明氏をメインに見に行ったのですが、
不可思議な世界に迷い込み、思いっきり抜け出せなくなった作品でした。
今回は、初演の時の布施さん、岩崎良美さん以外の出演者が
大幅に入れ替わっての再登場です。
初演の時に比べると、出演者自体の人数も増えたようですね。
一人何役もこなす難解さは変わらずでしたが、人数が増えて
余裕が出来ていました。
尤も、このために、早代わりのスリリングさが少し消えてしまった感じです。
楽曲は、初演よりも増えたと思います。
ただ、タイトルにも選んだ「いちじく街道」のインパクトが強すぎて
他の楽曲が、どうしても霞んでしまいました(爆)
聴いている時は、いい曲だなと思ったりもするのですが、
今になると全く思い出せない(涙)
頭の中でぐるぐる回るのは「いちじく街道」ばかりです
なにせ、あのポップスの布施明が、妙なコブシで
とんでもない歌詞の歌を某演歌歌手さんのように唄うのですから
残らない方が不思議というものです。
コメディと銘打ってはいますが、この舞台は人間の弱い心に
グサッ!と、問題を投げかけて来ます。
なかなか、この世の中は思うようには進みません。
夢とか、希望、捨ててはいけないと、
人に言われ、己でもそう思いつつも、
なかなか声高には口に出せません。
心の中で小さな拠り所にするのが、精一杯!!
でも、その「精一杯」にも限界が近付くし、
やっぱり「駄目」という現実の壁に
ぶつかってしまう事も多々あります。
この「42丁目のキングダム」は、その壁にぶつかった人たちの
人間模様が描かれているのだと思います。
ただ、夢と現実が一体化しているので、
判りにくい部分は多いのかもしれませんね。
個人的には、この手の少しホラーがかった話は大好きなもので。
まったく違和感は感じないのですが
布施さんは、挫折して、少し屈折した人物像をよく演じられます。
「オケピ」のオーボエさんも、大なり小なり挫折を味わった人物です。
今回は、初演よりも、静かながら挫折感と失望感が強く現れた感じですね。
10数年の時間のなせる技かもしれません。
前回、深沢敦さんが演じられた付け人を
初演から引き続き出演されている岩崎良美さんが
設定を女性に変えて演じていらっしゃいました。
深沢さんの、あのインパクトに負けず劣らず
素敵な付け人さんだったと思います。
彼女は、前回でも演じていた外国人ホステスも引き続き
演じていました。これも秀逸!!
新加入の方々も皆さん新しい人物像が
動き始めていて違和感がなかったのですが、
一部、どうしても私個人のイメージに合わない方がいらっしゃいました。
初演の方が素晴らしかっただけに、残念だなぁと思います
来年の再々演の時には…期待しています。
最後に、印象に残った言葉が。
「ドンキホーテは考えずに行動する。
ハムレットは考えるだけで行動しない」
このような趣旨の言葉でしたが、
日ごろ、何かと迷ってばかりいる私の耳には少し痛く感じました