マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

グリーグのピアノ・ソナタ

2009-05-08 00:32:21 | コンサート
連休も終わって、早速レッスンが始まりました。
発表会の演奏を反省して今後につなげるために、発表会後最初のレッスンで、ビデオを見ることにしています。
以前はレッスン室に小さいテレビを持ちこんだりして見ていまいたが、最近はパソコンに取り込めば簡単に見れるので、楽になりましたね。
昨夜は遅くまで取り込みと写真制作に励みましたので、今日は眠かったぁ!
連休中は、掃除というか片付けというか模様替えというか、そちらに励みましたので、いろいろやることがたまって、午後は少しそれを片づけたり…主人が家にいるとやはり落ち着かないのか、頭を使う仕事は集中できないようで、今日はやっと集中できたように思いました。

第10回プロムナード・コンサートもまで、2週間余りになって、練習も力が入ります。
今回弾く曲のうちの一つにグリーグのピアノ・ソナタがあるのですが、グリーグは気持ち的にしっくりくるのか、練習がしやすいように思います。
向き不向きというか、好みというか、感覚的に感じるものがあって、そういう曲は練習がしやすいのだ…と、最近改めて感じている次第です。
グリーグは、ピアノ協奏曲も非常にいいのですが、ピアノ曲では小品がいいですね。
ソナタは若い時の1曲しかありません。
今回弾く曲です。
グリーグの作風に、ソナタ形式は合わなかった…ということでしょうか。
4楽章からなる曲で、全曲弾くと約20分かかります。
特に2楽章が、私は好きなのです。
抒情的な甘いメロディが、何とも言えない雰囲気を持っています。
CDは、ミハイル・プレトニョフのグリーグ:ピアノソナタ が割といいと思います。
アマゾンのサイトで、ごくわずかですが視聴ができますから、聴いてみてください。
何と言っても山場の所が一番いいのですが、それは聴けませんけど…。
他には、ヤブロンスキーの グリーグ・リサイタル もあります。
こちらは視聴できません…。
この2楽章のような傾向の曲、以前から好きなのです。

似たような感じでは、シューマンの幻想曲の3楽章、これも深みのあるいい曲です。
それから、ブラームスの4つの小品作品119の第3曲間奏曲、これもハーモニーの変化がいいですね。
これら3曲は、何故か全部ハ長調…!
シューマンの方は大学時代にも弾きましたが、どちらの曲も、いずれコンサートで取り上げたいと思っています。
ポリーニの シューベルト:さすらい人幻想曲/シューマン:幻想曲 ロマン派時代の3大幻想曲のうちの2曲が聴けるのでいいですね。
ちなみにあと1曲の幻想曲は、ショパンです。
曲の開始に、「雪の降る街を~」に似ている部分のある曲です。
アルゲリッチの シューマン:幻想曲&幻想小曲集 もいいです。
どちらもアマゾンで視聴できます。

ブラームスの方は、エレーヌ・グリモーという女性ピアニストの ブラームス:後期ピアノ小品集がいいです。
ブラームス後期の小品集、作品116,117,118,119が、全曲入っていますし、演奏もなかなかいいです。
視聴できますし。

第10回プロムナード・コンサート
5月24日(日)午後2時~4時
姫路市民プラザ アートホール
入場無料
詳細は ラ・プロムナード・ミュジカル のサイトで。