マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

ショパン:華麗なる大円舞曲

2012-11-30 23:14:39 | ラ・プロムナード・ミュジカル
コンサートで弾く、耳馴染みのある曲として、今回はショパンの華麗なる大円舞曲作品18を弾きます。
聞いたことのある曲、よく知っている曲も弾いてほしいという声があるので、毎回何か入れるようにしています。
この曲は、プロムナードでは以前にも弾いたことがありますが、常連さんはいらっしゃるとしても、聴いたことのない方も多いし、何回弾いてもまぁいいか…と。
ちょうどいいので、先日のこころの祭でも弾いたのです。

さて、ショパンはワルツを19曲作っていますが、生前出版されたのはわずか8曲。
中でも最初に出版されたのが「華麗なる大円舞曲」という名のついているこの1番変ホ長調です。
お金の必要があって、このワルツを出版社に持ち込んだという話が残っています。
19曲のうち一番舞曲としてのワルツに近いもので、序奏の後、5つの部分にわたって次々にワルツが続く、文字通り華麗で爽快な曲です。
非常にポピュラーですが、演奏は意外に難しいです。
華麗に演奏したいものです。

お勧めCD
軽快な、シプリアン・カツァリスの ショパン:ワルツ集
優雅な感じなのは、アルトゥール・ルービンシュタインのショパン:ワルツ集(全14曲)

 

ドビュッシーの「喜びの島」

2012-11-29 23:58:02 | ラ・プロムナード・ミュジカル
今回のプロムナード・コンサートで最後に弾くのは、ドビュッシーの「喜びの島」、コンサートの最後にふさわしい華やかな曲です。
1904年の作といわれるこの曲は、ロココ時代のフランスの画家ワットーの名画で、ルーブル美術館にある「シテール島への船出」から着想したと言われています。

この絵は、もともと「シテール島への巡礼」という名前だったそうです。
この絵が成功して、そのレプリカの依頼があり、もう1作描いています。
シャルロッテンブルク城にあるレプリカの方が少し華やかになっています。

シテール島は、ギリシア神話の愛と美の女神アフロディテ(ヴィーナス)が祀られていて、恋人たちはそれにあやかるべくこの島に詣でたと言われています。
「シテールへの船出」の絵は、シテール島へ行くところか、帰ってきたところか、いろんな説があるようです。
シテール島は、ギリシアの南、エーゲ海の入り口にある「キティラ島」のこと、海の美しい島です。

さて、ドビュッシーがこの絵に「喜びの島」の着想を得たという話、実は確かな話ではないようです。
しかし、ピアノの技巧を最大限に発揮して愛の喜びを表現したかのようなこの曲は、この逸話がありそうな話に思えるのも事実です。
絵画的な色彩感にあふれています。
当然のことながら、演奏は難しい…。
音型の突然の変化、右手の3,4,5の指の速い動きの多用、4和音、5和音の連続…等々、苦労していますが、喜びを最大限表現できるよう頑張っているところです。

お勧めCD
ジャック・ルビエ ドビュッシー : 12の練習曲/仮面/喜びの島
パスカル・ロジェ ドビュッシー:ピアノ曲集




寒い日

2012-11-28 23:41:04 | 日記
寒い一日でした。
一番冷えこんだ日だったとか。
そろそろこたつを出したいところですが、テーブルと椅子の方が楽なので、悩むところです。
このところファンヒーターは付けているのにやけに寒さを感じて、本格的な冬になったらどうなることか…。

昨日から、家の前に側溝を作る工事が始まり、なんか落ち着きません。
音は、思ったほどうるさくはないのですが…。
コンサートまであと3日、忙しい…。

2年生2回目

2012-11-27 17:21:20 | 日記
午前中、高齢者大学「いなみの学園」2年生の講義2回目でした。
今回も皆さん熱心に聞いてくださって、とても気持ちよく講義ができました。
前回かなり飛ばして進めたのに、思ったほど進まなくて、結局今日も舌足らずな講義になってしまいましたが、ピアノは4年生の時と同じで、モーツァルトのトルコ行進曲、ショパンの革命、リストのハンガリー狂詩曲第6番を演奏しました。
今回も、リストのハンガリー狂詩曲では、静かなところでやはり若干ザワザワ…。
後半のオクターブでのフリスカの部分になると、シーン…でした。
ステージの上から自分の演奏を記録するためカメラでビデオ撮影しましたから、後で見ると、聴いている人の表情の変化がよくわかって、なるほど!と思って見てしまいました。

写真は、皆さんの顔がはっきりわからないように、少し編集してあります。
華やかな曲は、見ていても面白い部分がありますから、こういう曲をきっかけにしてクラシックもけっこう楽しいのだと感じていただければいいかな…と思います。
2回の講義を通して、クラシックもポップスも元は同じルーツを持つものから変化発展してきたものなので、特別扱いはしないで聴いてみていただきたいというメッセージをお伝えした…つもりです。
クラシックを気軽にというのは、プロムナード・コンサートにも通じるものです。
ジャンルを問わず、いい曲はいいのです。

雨の日の外出は

2012-11-27 00:18:14 | 日記
昨夜から雨。
朝10時前に出かけるころには、ほぼ上がりかけていましたが、空は厚い雲に覆われていて、このまま素直に上がるかどうか??でしたので、やむなく電車で出かけました。
自転車でもよかったかな…という天気でした。
自転車に慣れているからか、姫路駅から10分のイーグレがやけに遠く感じましたね。
今日はフランス語です。
昨夜は、フランス語の準備もありましたが、FMゲンキで途中5分くらい流す音楽のリクエストをと言われていたので、その音源を編集したり、イーグレに置いているチラシが先週無くなっていたのでその追加を印刷したり、バタバタでした。
音源は、私の演奏で、以前のプロムナードで弾いた曲、尾高尚忠のソナチネ2,3楽章にしました。
いい曲なので、多くの人に聴いてほしいと思いましたし…。

フランス語は、読みの練習をしたり文法問題をやったりですが、基本的なことの復習をしておかないと、日常的にフランス語を使う環境ではないので、忘れてしまいますから、ちょうどいい機会になっています。
ランチは、ラジオ出演の打合せがあって12時半には行かないといけなかったので、早く食べれるところということで、イーグレ1階の「千姫茶屋」にしました。
日替わり定食がいつもよりちょっと豪華…しかも、コーヒー付で880円でした。

ゆっくり食べたい所でしたが、時間がなく、コーヒーも大慌てでした。
残念…。

ラジオ出演が終わると、本屋さんに寄って帰りました。
フランス語の本、先日フランスの三男に持って行ったやったテキストのうち、コレクションフランス語のシリーズが気に入ったので、続きが欲しいと言うので、それを見に。
出版社でも在庫切れになっている「聞く」の本があってラッキーとばかりに購入!
「話す」と「聞く」が欲しいと思っていたのでちょうどよかったのです。
三男フランス滞在も残り3か月余り、先日一緒に旅行した時、もっとしゃべったり聞いたりできるようにしたいと思ったようでした。
日常的にはそう大きく困らなくても、街に出るといろんなことがあるので、やはり理解できないとね。
いい傾向です。
明日は、いなみの学園の講義で演奏するので、夜はそれを練習しましたが…。

コレクションフランス語〈2〉初級 (<CD+テキスト>)
コレクション・フランス語〈4〉話す
コレクション・フランス語〈6〉聞く

FMゲンキに出演!

2012-11-26 17:33:49 | ラ・プロムナード・ミュジカル
今日、昼のFMゲンキ「飛び出せ!まちの元気人」のコーナーに出演してきました。
12/2のプロムナード・コンサートの広報のためです。
このコーナーに出させてもらうのも、4回目…かな。
少し慣れてきた感じですが、それでもマイクの前でしゃべるのは難しいですね。
聞いている人が見えるわけではないので。
ステージの上で話したり講義で話したりという方が、聞いている人が見えますから、反応がわかってやりやすいかもしれませんね。
今日の担当の方は、三宅さん、上手に話を聞きだしてくださって、コンサートの話、プロムナードを始めたわけ、フランスのコンサート事情等々、時間が足らないくらいでしたが、楽しい時間でした。

この後、6:30から再放送があるので、聞いてみてください。
インターネットでも聞けます。
FMゲンキ http://fmgenki.jp/index.html

出演終了後、写真を撮ってもらいました。


ショパン:バラード第2番

2012-11-25 16:58:33 | ラ・プロムナード・ミュジカル
12/2のプロムナードで演奏する曲の一つは、ショパンのバラード2番です。
昨年からバラード4曲を全部演奏しようと取り組んできて、2番で最後です。
2番は、どうも苦手…そんな感じで、なかなか今まで弾こうという気持ちになれませんでしたが、弾かないで嫌いと言っていても良くないですし、やるならシリーズごとに全部演奏しようという気持ちも起こり、取り組むことにしました。
弾いてみると、それなりに良さがわかって来るもので、いかにもショパン節と言えるフレーズが随所に折り込まれていて、それも楽しんで弾いています。
バラードについては、今までにも書いてきましたが、「物語風の曲」という意味があり、曲の起伏で何となく物語を語っているように感じられます。
特にショパンの4つのバラードについては、その物語の筋を同郷の詩人ミッキェヴィッツによったと言われていますが、必ずしも詩の内容を写実的に描写したものではありません。
これらの詩を読んだ時に受けた主観的情緒を曲の中に抽象的に表現したものと考えられています。

2番は、4曲のバラードのうち一番構成が簡単で、ABABコーダとなっています。
Aは田園風の素朴で美しいメロディを持ち、Bは一転して激しい嵐のような楽想で、この対比が非常に激しく、演奏を困難なものにしているところでもあります。
最後のコーダは嵐がさらに激しくなっていきますが、突然曲は休止し、Aの穏やかな主題が回想され、静かに曲を終わりますが、ヘ長調で始まったAの主題が、なぜかイ短調で終わるという、ちょっと不思議な曲です。
シューマンに献呈されていて、初めはヘ長調で終わっていたのが、のちに出版された時はイ短調に変更されたようで、そのことをシューマンが指摘していたようです。

参考までに、2番作曲の着想を得たミッキェヴィッツの詩を掲載しておきます。
「ウィリス湖」
昔、ある勇敢な騎士が、リトアニアの深い森の中にある湖をめぐる伝説の神秘を解こうと決心して、大きな網を湖中に投げた。
網を引き揚げると中には美しい姫が入っていた。
姫の話によると、今は大森林になっているこの湖畔もその昔は立派な町であった。
あるときリトアニアとロシアの間に戦争が起こり、女たちは生きて囚われの身となるより死を願って神に祈った。
たちまち大地震が起こり、城も町も湖中に消え去った。
女たちは睡蓮と化し、手を触れるものを呪った。
この水の国の女王でもある姫が騎士に害を加えなかったのは、騎士が彼女と同族の出身だったからだが、これ以上この湖の神秘を暴こうとしてはいけない、と言って、彼女は水中に姿を消したという。

CDは、オーソドックスな演奏で、勉強の参考になるのは、アシュケナージの ショパン:バラード&スケルツォ 流れがあっていいなと思うのは、ルービンシュタインの ショパン:バラード&スケルツォ全集 です。



知ってるようで…

2012-11-24 23:54:12 | 日記
今日はパソコン教室の日。
毎回、講座生の皆さんには何が必要かと考えてしまいますが、今回はインターネットの利用の仕方をすることにしました。
以前、WEBサイトの印刷するとき、必要な部分だけを印刷するにはどうしたらいいかという質問があったので、印刷の仕方に加えて、Wordで編集することも覚えておくといいと思い、それをすることにしました。
予想以上に、インターネットが使いこなせていないことがわかりました。
そんな気はしてましたけど…。
もっとネットが使えると便利なのですけどねぇ…。
左クリック、右クリック、ドラッグ等々、操作も今一つ…やっぱり日頃から使わないと、手が覚えませんからね。
1か月に1回の教室ではなかなかです。
初心者の方が一人来られたこともあって、予想外に時間がかかり、年賀状の素材のダウンロードもしようと思いましたがゆっくりできず、簡単な説明だけ何とかしました。
今年度はあと2回、ネットを中心にやるべきか…と。

新しい製品が次々発売されても、結局使いこなす人はごく一部の人か…です。
私などは、パソコンは必需品ですが、なくても困らない人には必要ないし、それになくても生活はできますからね。
便利というだけで。
それで仕事をしている人は別ですが…。

プロムナード・コンサートまで1週間、今日はプログラム原稿を制作。
明日は印刷しようと思っていますが、いったい何部印刷すればいいのやら…毎回悩みます。
来場者がどれだけかわかりませんからね。
曲の仕上げも佳境…。

マグカップをゲット

2012-11-23 23:50:26 | 日記
ローソンの「秋のリラックマフェア」のシールが貯まってしまったので、マグカップをもらいました。

ローソンの中ではよく利用するサンドイッチや洋菓子などにシールが付いているので、貯まってしまい、クマさんはあまり好きではないのですが、もらうことにしたのです。
シールで交換の食器、マグカップやサラダボール、お皿等々けっこう集まってきました。
利用しやすい大きさなので、日ごろからよく使っているのです。
間もなく始まるキャンペーンは、ミッフィプレートなので、こちらもまたもらう予定…。

ミッフィ―プレートプレゼント
http://www.lawson.co.jp/happylawson/campaign/

予定外の買い物

2012-11-22 23:27:31 | 日記
朝から夜までレッスンが断続的にあり、その合間にやっておかないといけないことなどをやり、なんかせわしない一日でした。
仕事、準備、家事…なんか毎日それなりにいっぱいあります。
昨日は、側溝工事の準備のためにガス管の交換工事があり、業者さんがしょっちゅうガス止めますとか言ってくるので、なんだかんだと時間を取られるし、なかなか落ち着いてコンサートの準備ができませんね。
もう1週間ちょっと…。
来週は、コンサートの告知のためにラジオ出演もあるし、いなみの学園の講義も。
このところ胃の調子が今一つで、それも憂鬱…。
運動不足かなぁ…と、夕方自転車で出かけましたが、あまり関係なかったような感じ。
今日は柿は食べてないから、柿ではなく、たぶん腕の痛みのための薬が原因かも…。

たくさんある大根を使っておでんでもしようと、出かけたついでに足らない物を買うため、スーパーに寄りました。
必要なものだけ買おうと思っていたのに、お店に入ったとたん、5㎏入りのりんごが980円とかあって、他にも安いものがあってついかごいっぱい買ってしまったのですが、ふと気が付くと、そうだ自転車で来ていたのだ…。
荷台のひもは付けてきていないので、何とか前かごに入れて帰らないと…。
結局、箱入りのリンゴは箱から出してレジ袋に入れ、何とかかごに積み上げて載せることができました。
リンゴはお腹に優しいのです。

今日は夜のレッスンもあったので、結局おでんはパス。
明日こそはしようと思いますけど。