マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

ミュジカポール・コンサート17のお知らせ

2025-01-12 00:36:39 | コンサート
寒い一日でした。
そんな時期に開催するコンサートは、体調管理が難しいところですが、ミュジカポール・コンサート17は2月1日の開催です。
今回は歌はなく、ピアノソロと連弾となりました。
私が演奏するのは、この1週間前の開催となるプロムナード・コンサートと3曲は同じです。
ヘンデルの調子のよい鍛冶屋、フォーレの舟歌第4番、サン=サーンスのトッカータで、他にもう1曲、リストのハンガリー狂詩曲第6番を演奏します。
この曲は私の十八番とも言える曲で、とても好きなのですが、華やかさが際立った曲です。
他には連弾でモシュコフスキーのスペイン舞曲から3曲も演奏します。
モシュコフスキーも没後100年の記念イヤーです。

ミュジカポール・コンサート17
2月1日(土)14:00開演(13:40開場)
横浜市神奈川公会堂ホール
(JR京浜東北線東神奈川駅西口から徒歩5分、京急東神奈川駅から徒歩6分)
入場料(全席自由)1,900円(ご来場3回目ごとに1,500円)


次の曲をやっと決定

2024-10-28 01:47:06 | コンサート
先日終わったばかりですが、次のプロムナードとミュジポールの曲を決めないといけないので、先週は色々検討していました。
プロムナードとミュジポールの日程が1週間違いなので、ほぼ同じ曲をすることになるし、強いて言えば、プロムナードでは「もしもピアノが弾けたなら」をすることが違うところ…か。
来年は2025年で、バロック時代の3巨匠、ともに1685年生まれのJ.S.バッハ、ヘンデル、ドメニコ・スカルラッティが生誕記念イヤーになるので、それも取り上げたいし、フォーレも今年が没後100年で来年は生誕記念だし、サン=サーンスも生誕記念で、その辺りを取り上げようと思っています。
ラヴェルも生誕150年だけど、来年のうちに何かを…と。
フォーレは変にややこしいところがあるし、ちょっと敬遠していましたが、今年数曲弾いてみたら、そこそこ良さも見えてくるし、色々挑戦してみることは新しい発見があっていいということですね。
もう一つ、絶対しないと思っていたヘンデルを弾いてみようかと思っています。
通称で「調子の良い鍛冶屋」と言われている曲。
ヘンデルは歌の曲は好きなのですけどね。
前回ミュジカポールで伴奏した「私を泣かせてください」など、すごく好きなのです。
ということで、やっと気持ちがスッキリしたので、今週からは溜まっている仕事を片付けないと…と思っているところ。



ミュジカポール・コンサート16は終了です

2024-09-29 01:14:28 | コンサート
ほどほどのお天気の日、午後からのミュジカポール・コンサートを終えました。
ご来場くださった方々、ありがとうございました。
毎回いらしていただいている常連の方も初めての方も様々ですが、足を運んでいただけるのは感謝ですね。
今回は当初から連弾をする予定だったので、2ステージ…と思っていたのですが、伴奏もすることになり、ソロの時間を増やしたので2ステージに分けることになり、合計4ステージに登場したので、さすがに終了後は疲労感が一気に増しました。
最近あまり感じることのなかった腰痛を感じたり、腕のだるさを感じたり、本番が始まってからはめまいがしそうになって、一瞬ヤバイ…と思ったりしたものの、何とか大事に至らず終えることができて、ホッとしているところです。
こういうジョイント形式のコンサートは、様々な曲があり、それぞれお楽しみいただけたのでは…と思います。
毎回演奏後は思うことはいろいろありますが、反省しつつ前進…ですね。

さて、ドレスです。
今回は、7月に姫路で着たピンクのスカートに合わせる上身頃の部分を作って、連弾では黒のワイドパンツと合わせ1回目のソロでは、ピンクに。
 
伴奏は、歌の人が若草色のドレスだったので、それに合わせてモスグリーンとでもいうような色のシフォンブラウスを合わせました。
これはアマゾンで買ったちょっと長めのブラウスを短くしてリメイク。
 
2回目のソロの時は、これも7月に姫路で着た薄紫のドレスを。
今回はドレス全体を作ったわけではないので、そんなに大変ではなかったかな。
いろいろ組み合わせを考えるのも実は楽しいことなのです。



ショパンのスケルツォ第2番について

2024-09-27 23:52:17 | コンサート
明日はミュジカポール・コンサート16です。
お天気は、当初雨が降りそうな話だったのですが、今のところ雨は降らなそう…。
お出かけいただくにはやはり雨じゃない方がいいですから。
も書の頃より少し気温が下がって、やはり「暑さ寒さも彼岸まで」というのは猛暑の時代でも有効なのでしょうか。

さて、コンサートの最後に、ショパンのスケルツォ第2番を弾きます。
耳なじみの曲があるとうれしいというお声もいただきますので。
耳なじみの曲というのは、まぁ弾きにくい面もありますけど。
以前にもプロムナード・コンサートでは何度か弾いていますが、ちゃんとした曲の説明は上げてなかったかも…。

ショパン:スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31    
「スケルツォ」というのは、元々は歌の一種で、ユーモラスでこっけいな内容を持つものでした。
「愉快な音楽」という意味で、だんだん器楽にも使われるようになりましたが、ハイドンが、交響曲の2楽章または3楽章で、「メヌエット」の代わりに「スケルツォ」を使い始め、その後、ベートーヴェンが使ってから、存在感が増したものです。
スケルツォという言葉には、「冗談、おどけた」などの意味がありますが、器楽では、「急速なテンポによるドラマティックな曲」というような意味になっています。
ショパン(1810~1849)の4曲のスケルツォの中で、最も親しまれているのが、この2番です。
21歳の秋にパリに着いてから6年後、天才的なピアニスト、作曲家としてパリで認められるようになった、27歳の年、1837年に作曲されました。
様々な芸術家たちとの刺激的で華やかな交流、ジョルジュ・サンドとの恋などがあり、ショパンの充実した日々を物語るような音楽です。
問いと答えを思わせるような曲の開始、優美で官能的な第2主題は、この曲が幸福な時に作曲されたことを物語っています。
中間部で、コラール風の楽想、駆け巡るアルペジォ、重厚な和音で感情を高揚させた後に、冒頭の問いと答えから主部を再現、力強く情熱的なコーダで曲を締めくくります。





フォーレのヴァルス・カプリス第1番

2024-09-25 23:41:41 | コンサート
28日のミュジカポール・コンサート16で演奏する曲の一つは、フォーレのヴァルス・カプリス第1番です。
今年は1824年に亡くなったフォーレの没後100年なので、いろいろフォーレの作品を取り上げています。
前回は、無言歌の一つを弾きましたし、今回は連弾のドリーも演奏します。
フォーレの曲は、いい曲がたくさんあるものの、派手さがあまりなく、一見易しそうに見えて実はけっこうややこしいので、割と敬遠しているのですが、今年は没後100年、来年は生誕180年と2年連続の記念イヤーなので、フォーレに浸ってみるのもいいかな…と。
プーランクの前の世代が、ドビュッシー、ラヴェルで、その前の世代がサン=サーンス、フォーレ…というわけで、フランスの音楽をたどる的な…かな。

さて、ヴァルス・カプリス第1番ですが、大学の時の恩師で、作曲家の萩原英彦先生が、標準版 近代フランスピアノ曲集(2)の解説で、フォーレのピアノ曲を1曲だけ選ぶなら、この曲だと書いていらっしゃいます。
華やかなピアノの技巧を駆使した内容の豊かな傑出した作品だと。
とても楽しく、気持ちのはずんでくる曲であり、フランス独特のエスプリのあふれた、おしゃれな曲でもあります。
ヴァルス・カプリスとは、日本語表記では「奇想的円舞曲」となりますが、ワルツとカプリス(奇想曲)を結び付けたもので、華やかな夜会を思わせるサロン音楽です。
奇想曲という曲種が、そもそも定義がはっきりしないもので、音楽の曲種としては、特定のリズムや様式がなく、これまでのカテゴリー名では説明できない曲名とでもいうのでしょうか。
カプリスとは「気まぐれ」を意味する言葉ですから、自由に書かれた曲というニュアンスがあるのでしょう。
フォーレは、ヴァルス・カプリスを4曲作っていますが、題名に反して、音楽の構成は極めて論理的で、しっかりした構造の上に豊かな音の響きと敏捷な動きがうまく乗るように、意識的に組み立てられています。
楽譜を読み解いていくと、なるほど、こう作られているのかというのがわかるのですが、それを感じさせない情熱的な優しさとフォーレらしい高貴な美しさにあふれた曲となっています。
人生半ばの1882年作曲です。



ミュジカポール・コンサート16のお知らせ

2024-09-12 01:47:29 | コンサート
28日は、ミュジカポール・コンサート16です。
今年は3回とも鶴見区民文化センターの3階サルビア音楽ホールで開催することができ、便利です。
私的には近いということもあるし、手ごろな広さのホールだし…。
今年は、1924年に亡くなったフォーレの、没後100年の記念イヤーなので、フォーレの曲をということで、まずは連弾で組曲「ドリー」から4曲を。
ソロでは、ヴァルス・カプリスの第1番を演奏します。
フォーレは、すご~く演奏効果があるわけではないけどやたら音が覚えにくく、まぁ苦労しますね。
フォーレにはまる人は、独特の感覚がいいのでしょう…。
まぁどの作曲家も独特の感性で曲を作っているので、特徴をつかむのは難しいですね。
久しぶりにプーランクも弾きます。
私の特に好きな8つのノクターンから3曲、それと最後にショパンのスケルツォ第2番を。
全体の時間のバランスをとるために入れた感じですけど…。
他にも、歌の人の伴奏をするので、全部で4回登場することになりました。

ミュジカポール・コンサート16
9月28日(土)14:00開演(13:40開場)
横浜市鶴見区民文化センターサルビアホール・3F音楽ホール
入場料(全自由席)2,000円(ご来場3回目ごとに1,500円)



ミュジカポール・コンサート15終了しました

2024-05-26 00:01:26 | コンサート
午後は、ミュジカポール・コンサート15でした。
長時間にわたるコンサートでしたが、たくさんの方々がご来場くださって、ありがたく思います。
毎回のことですが、皆さん熱演で様々な曲があり、お客様にもお楽しみいただけたのでは…と思います。

朝から準備、リハーサルで出かけ、夕方に終了した時はさすがに疲れを感じました。
昨日も準備に追われ、解説をブログにアップするのも遅くなり、寝るのが当然遅くなり、睡眠不足気味でしたが、栄養ドリンクと痛み止めの薬も飲んで、何とか最後まで走ることができた…というところ。
各部ごとにご挨拶もするので、バタバタです。
解説のアップが昨日全部は終わらなかったので、リハーサルの合間の時間でアップしました。
ノートパソコンを持って行って…です。

私については、特に最後はしっかり弾き切ろうと思って練習を積み重ねていたので、これについてはまずまず…と。
ショパンのソナタってやっぱりいい曲だね…と言ってくださる方が数人あって、曲の良さはお伝え出来たかなといったところです。
いい曲だと感じてもらえるというのは、コンサートではとても大切なことだと思います。
作曲家が作った曲を、その意図をくみ取って再現するのが演奏家なわけで、最大限良さをお伝えしないといけないのですね。

さて、ドレスは、ずっと以前に作って、さらにリメイクをしたドレス。
今回はサイズ感の合わない部分を一部手直ししました。
季節的に新緑…ということで、若草色と言うか黄緑色と言うか…。


ご挨拶の時に着ていた服は、昨年着た時に細く見えると言ってもらって、どんな感じか…と思っていましたが、残念なことにその時は動画に映る場所に立っていなかったので見ることができず、今回は映るような位置に立ってご挨拶をしたので、やっと…。
まぁソコソコかな。
ブラウスは、既製品の裾を切って短めにしてフリフリを付けました。
下はスカートに見えるワイドパンツ。





ミュジカポール・コンサート15のお知らせ

2024-04-19 01:07:06 | コンサート
今年に入ってからコンサートが続いていましたが、今年前半の締めくくりは、ミュジカポール・コンサート15です。
5月25日(土)午後、横浜市鶴見区民文化センターサルビア音楽ホールでの開催。
サルビア音楽ホールは、定員100人で、ミュジカポール・コンサートをするのにちょうどいいですし、家からも近いし…。
今年は順調にホールの抽選に当たり、9月のミュジカポールのサルビア音楽ホールとなりました。
今回は歌とピアノで11組の出演です。
昨年5月にショパンのピアノ・ソナタ第3番の1楽章を弾いて以来、2~4楽章をいつ弾こうかと思っていたので、やっとその機会が来たわけです。
プロムナード・コンサートではすでに昨年7月に弾いているので、10か月ぶりで、思い出しながら練習を始めたところ。
2楽章からいきなり始めるのはちょっとリスクかなぁ…と、その前にフォーレの無言歌を1曲弾きます。

いつどんな曲を弾くかは、わりと長期的に考えてはいますので、7月のプロムナード、9月のミュジカポールの候補はいくつか挙げていますね。
気持が乗るかどうかで変わって来るので、決定ではないですが…。

ミュジカポール・コンサート15
5月25日(土)13:30開演(13:10開場)
横浜市鶴見区民文化センターサルビアホール・3F音楽ホール
入場料(全自由席)2,000円 (ご来場3回目ごとに1,500円)




今後のコンサート

2024-04-14 10:00:00 | コンサート
第68回プロムナード・コンサート
4月14日(日)10:00~11:30
姫路市文化コンベンションセンターアクリエひめじ小ホール
入場料無料 


ミュジカポール・コンサート15
5月25日(土)13:30開演
横浜市鶴見区民文化センターサルビアホール・3F音楽ホール
入場料(全席自由)2,000円