9月末に公開されていて、見に行きたいと思いながらなかなか時間が取れず、そうこうするうち、公開日から上映されていた映画館ではほとんど上映が終わってしまって、残念…と思っていましたが、たいていの映画がちょっと遅れて上映される、川崎市アートセンターが今日までやっていることがわかり、行ってきました。
小田急線の新百合ヶ丘なので、以前から時々行っていたため場所はわかっていましたが、うちからは乗換えが2回もあって面倒な場所なのですよね。
しかも、今日はず~っと雨…。
でも、無理をしてでも行って良かったと思えた映画でした。
パリ北駅に設置されたストリート・ピアノを弾いていた少年が、才能を見出され、ピアニストになる…簡単に言えばそんなお話です。
パリ北駅は大きい駅なので、私は乗換えで迷ったことがあるのですが、何となく覚えている駅の風景をちょっと懐かしく思ったり…。
ピアノを弾くとはどういうことなのか、本質を考えさせられましたね。
心が感じるままの演奏…と言うか、心で弾く…と言うか、そんなようなことでしょうか。
とかく技巧的な演奏が多いこの頃…ですから。
作品中のピアノ演奏は、どれも実に感動的でした。
オープニングのバッハの平均律クラヴィア曲集第1巻第2番のプレリュードは、バッハをこんなに魅力的に弾くんだぁ…と思いましたし、リストのハンガリー狂詩曲2番は抒情的だったし、ラフマニノフの2番のピアノ協奏曲は雄大で抒情的で深みがあって胸に迫る演奏でした。
ストーリーはもちろんですが、音楽で見せる(魅せる)部分も大きいのですね。
久しぶりのフランス映画で、フランス語も楽しかった!
フランス語聞いて、思わず笑ったところがいくつかありましたが、マチューの前に女伯爵と言われる先生にレッスンを受けていた学生が、ひどく怒られてへこんで出てきた時、マチューにBonne chance!(「頑張って」とか「ご幸運を」とかという意味)と声をかけた場面が、おもしろかったかな。
いろんなニュアンスがあるんだ…と。
やっぱりフランス映画はいいなぁ…です。
さて、夕方5時35分からの上映で、終わったら7時半。
晩ご飯どうしようかな…と思ったら、ちょうど主人が帰る時間と一緒になって、鶴見駅で食事をして帰ることにしました。
シャル6階のレストラン街「うみめし」でお寿司の定食。
久しぶりに晩ごはんでご飯をがっつり食べたかも。
ここのお寿司、おいしいのですよ。