唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

泥流地帯 (続)

2009年01月05日 | 
泥流地帯 (続) (新潮文庫)
三浦 綾子
新潮社

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まだ途中です。

拓一おにいさんの無償の愛に涙・・・
無償の愛って・・・何だろう・・・・
愛は相手を求めることだと思ってしまう自分とは次元の違う愛です。
そんな愛を一生つらぬくというのは・・・大変なことです。周りから見たら変人です。でも、そんな境地に立てば、逆に愛が向こうから寄ってくる気がします。

拓一おにいさんの泥流に飲み込まれた汚れた大地を復興しようとする姿もすばらしい。結果的に報われないとしても、その間の努力は自分の宝になる・・・この深いお話は感動せずにはいられません。周りから見たら、ただのムダな努力をしているアホですからね。

自分は見返りを求めての行動しかしていないので、そんな拓一さんはすごく輝いて見えます。

・・・・・・・・・・・・・・・

読み終えました。
最後に希望で終わっています。
あるいみ、この先も苦労のし通しだと思います。
でも、新しい希望を胸に生きていくことができる。それって、人間にとっての一番の幸せ・・・生きがいなんじゃないかなあ・・・

男はつらいよ 翔んでる寅次郎

2009年01月05日 | 男はつらいよ・山田洋次
男はつらいよ 翔んでる寅次郎

松竹

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第23作 1979年

桃井かおりさんと布施あきらさんが、最初は親同士で決めた結婚かなんかで桃井さんが結婚式の途中で逃げ出してしまうわけですけど、その後、お互いが知り合う中でもう一度、今度は自分たちの意志で結婚を決意するというお話です。

どうも、寅さんが好きになるようなタイプの女の人じゃないような気がして・・・というか、自分が好きになれなかったというのもあるかな?桃井さんが嫌いとかじゃないんだけど・・・武士の一分とか、いい味出してますもんね。布施さんが思っていたよりもさわやかで・・・でも、歌うたったらうますぎてちょっとひいたけどね。

桃井さん・・・というか、ひとみさんとお母さんの会話で、「ママは幸せ?」「幸せよ」「じゃあ、あなたが思ってる幸せとちがう幸せがほしいの」っていうのありましたけど、あのときのママのちょっと悲しそうな・・それでちょっとおこったような感じが良かったです。

そして、結婚を祝う会のときのママの涙。「家」を守るために自分の心を殺してきたところとかあるんでしょう。そういう、自分が縛られた物から抜け出して本当の幸せをつかもうとしている娘をとても頼もしく思ったでしょう。

友達とメールのやり取りしてて思ったんですけ寅さんがマドンナに恋をするだけじゃなくて、結局、みる人たちもマドンナに恋をするんでしょうね。だから面白いんでしょうね。

2008-01-31

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今年初の寅さんはこれです。
残念ながら、最後はお正月ではありませんでした。
でも、スイカがやけにおいしそうです。