唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

ジェネラルルージュの凱旋

2012年03月22日 | 
お話のテンポもよくて、ちょっと笑いながら、面白く見ることができます。
気楽に見ることができるんだけど、そんな中でも、医療とは何なのかを考えさせられます。

医療の現場が儲けにはしったらどうなるか、医療とは受けるべき人がしっかり受けられなければいけないんじゃないの!?ということを、大きな事故があったときの受け入れとか、ドクターヘリのこととか、救急の現場の状況なんかからみることができます。

しかし、もっとよく考えると、その病院の経営の方針とかもそうなのかもしれないけれど、もっと大きなところ、国や都が医療崩壊という状況を作り出しているわけで、医療というものを考えるときには、絶対に国の在り方が病院の在り方に反映されるものだと思うので・・・
ここで出てくる厚生労働省の人は、性格はどうあれ、いい考えの持ち主なんだろうとは思いますが、それが本当に厚生労働省の姿を反映しているとは思えないですしね。

そういうところまで突っ込んでいってくれるといいんだけどなあ・・・

あり得ない展開というか、展開が安易な感じもしなくもないですけど、逆にいえば、それだけわかりやすいし、結構のめりこめるのでよかった映画でした。

2009-03-13 23:00:56

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チームバチスタを観たついでにこっちも観ちゃったんだけど、前作の映画よりも楽しめました。しかも結構グッとくるシーンもあって。
こっちはまだ小説を読んでいない分、楽しめたのかもしれませんが。それと、映画のキャラはキャラで、ひとり歩きはじめて固定化されてきたから観やすかったのかもしれません。テレビ映像で奥さん見つけるシーンは絶対あり得ないと思います。あれはいらないです。
前には展開がありえないと書いたけれど、最後の大惨事があったからこそ、ジェネラルルージュの真意が劇的に証明されるわけですし。それは違和感なかったです。しかも、3.11のあとに観たら、ここで描かれている大惨事がありえないものとは思えないですしね。

大災害が起きたときに医療はどうあるべきか。また違った意味で考えさせられました。

じっさい、災害がなくても受け入れ拒否みたいのは日常でありますからね。
いざという時というよりは、日常的にも医療の在り方は考えなければいけません。

儲けのための医療改悪は、結局人命を軽んじる結果となり、いざという時の備えも持つことができなくなる。
儲けを考えてはいけない分野なんだと思います。

チーム・バチスタの栄光

2012年03月22日 | 好きな映画・良かった映画
チーム・バチスタの栄光 - goo 映画

竹内さんのかもし出す空気がいいです。なんかいやされます。

で、手術失敗したときの崩れるところとか、最後の患者さんに励まされてないちゃうところとか、もらい泣きしてしまいます。

最初は死んだ3人の例が、ただの書類上の結果で、3人という数字だったものが、手術をまじかで見て、目の前で人が死ぬ・・・しかも、その前に一人の「人」として印象付けられるから、さっき言った手術を失敗したときの彼女の同様と言うか、泣き崩れるところはその1人という数字が死亡するということがどういうことなのかを感じさせてくれます。そういうところはうまくできています。

お医者さんにとっては、毎日毎日そういう患者さんを見てたりするんだから、ある程度割り切りは必要なんでしょうけどね。人の死にいちいち傷ついて落ち込んでいたら医者なんて商売やれないかもしれません。(これはわかりませんけど・・・)

チームのそれぞれの人がいろんな経歴というか・・・利害関係というか・・・性格もそうですが・・・最初に聞き取りをして、一定こういう人というのを決め付けてくれたのも、その後の話の流れをわかりやすくしているような気がしました。

真実が明らかになっていくところも結構面白いです。
厚労省役のあべさんがまわりの空気を読まず、動揺もせず、勝手に突き進むところに結構安心感があります。この人、こんな役が多いのかな?

ありがちな・・・というか、さいきんのTVドラマっぽい感じがします(TVみてないですけど・・)。出演者の顔ぶれのせいでしょうかね。

犯人とか、看護師さんとか、記者会見のシーンとか、もうちょっと何とかなんないかなあ・・・というのはありました。

なんにしても、最後まで結構楽しく見ちゃいました。
好きな映画・良かった映画・・・というよりは、飽きさせない映画・楽しい映画というほうがあてはまるかな?

2008-09-04 12:03:12

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小説が面白くて、また映画を観てみたくなり…
あらためて見ると…
小説の流れを期待しちゃうとやっぱり薄っぺらいですね。
主人公のキャラクターを変えてしまったので、かっこよさが出てこないし、男女のこともちょっと薄れちゃうし。
犯人も薄っぺらい。登場人物みんなが薄っぺらくされちゃってる。
しかし、映画単体としては面白い映画にできてるとも思うのだけれど…
やっぱり、小説の面白みを再現できているわけではないですね。


チーム・バチスタの栄光

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チーム・バチスタの栄光(上) (下)/海堂 尊

2012年03月22日 | 
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)
海堂 尊
宝島社


チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)
クリエーター情報なし
宝島社


古本屋で一冊250円で買ったんですけど、買った後に100円ワゴンにあるのに気付いたんだけど・・・やっぱり買い直すことができませんでした。
そして、やっぱり、みんなが面白いと思うものは面白いんだなあ…と、あらためて思ったわけです。映画で観たはずなのに、あまり記憶がなくて、それも良かったと思います。しかし・・・田口さんが男の人だったなんて。映画よりもかなりやり手な感じがします。白鳥さんも全く違う感じですね。色々シリーズも出ているようなので、楽しみです。古本屋にまた行かなければ。