唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

ミスト

2014年03月21日 | 好きな映画・良かった映画
ミスト [DVD]
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン


また今週も貴重な休日が無駄に過ぎていく…
というわけで、ミストを見ちゃいました。
なんか無駄な日に展望ない映画を見てしまいました。

でも、久々に見て面白かったです。

スーパーマーケットの中に閉じ込められた人間が未知の恐怖の中でどうなるだろうというのが面白いです。
怪物とかでなくても…むしろ出ないほうが怖さが出るような気もしますが、それはそれで面白かったです。
クモ(?)のシーンはワーワー言ってないではやくにげろよ!と思いました。結果的にあの行動は死者を増やすだけになってしまったし。
そう。主人公の最後の行動も救いがない結果です。ぎりぎりまで頑張れば…なんて思ってしまいますが。人間あきらめたら終わりということですね。
あの髪の短い女の人が救いかな。あそこが、あの宗教の女の人が車に乗っていたらちょっと救われないもんね。

ただ、どういう判断が正しいのかなんて言うのは結果論でしかないわけで、あのままじっとしていれば、みんな最後は軍のトラックにそろって乗っていたかもしれないし、その逆かもしれない。正しい選択をしたから生きられるわけではないし、悪い選択をしたから生きられるわけじゃない。ただ、やっぱり、最後は理性が問われるんだろうなあ…

生き抜いも死んでも、人間として生きられるかどうか。そこが問われるわけですが。
自分があの状況でどういう選択をするか、それはその時でないと分からないですね。

なんとなく人間は極限状態では結束できないみたいな結末でしたが、それだけが結果のパターンのすべてではないとも思いました。
何とかこのスーパーマーケットでみんなで生き延びる方法をもっと話し合って考えていれば、違う結果もあったかもしれないなんて思うと。そうはいってもあれだけのスーパーなら、窓を不作手はもっとあったような気もするしね。ガムテープをもっと使えよと思っちゃいます。レジ袋もあるし、棚もいっぱいあるし。

まあ、これも結果論ですけどね。

霧の中、車を出すシーンはとても印象的です。どっちが正しかったかは別としても運命の分かれ道という感じが出てました。