男はつらいよ 噂の寅次郎松竹このアイテムの詳細を見る |
1978年 第22作
お弁当を「見ないで」と言ってみたり、「とらさん、泣いてもいい?」みたいな甘えるセリフ。引っ越しで下着をばらまいちゃったり、「いや~ん」てな感じは男はたまりません。女性には反発くらうかもしれませんが、そうしたら僕が守ってあげますよと思わず言ってしまいそう。
「好きよ」なんて言われたらもうメロメロですね。
最後も「寅さん、あのね・・」と寅さんに話そうとするところも甘えてる感じがいい。寅さんもやさしく背中を押してあげます。
大原さん自体がそういう魅力があったんでしょうね。
その一方で出しておきながら、離婚の時の感情を押し殺すようなつめたい表情。美人の冷たい表情ほど男をビビらせるものはないのです。
ただ、なぜ「好きよ」と言うまでの気持ちになってしまったのか、そこがわからないのが残念。今考えると、最初の着替えのサイレンの音で思い出し笑いをするところから、あれはただドタバタがおかしいというだけでなく、寅さんに対するほほえましい感情があったのかも。
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2008-12-02
大原麗子さんがきれいです。
うふふふ・・・という笑いが良く似合います。
男はたまりません。うふふ・・・・
さくらさんが色あせて見えます。・・・っていうか、ちょっと疲れてないですか?ちょっと心配です・・・って、もうこれも昔の映画です。
大原さん・・・いや、荒川さん・・・いや、水野さん。服を着替えるシーンが何度かあって・・・そのシーンが見せてくれます。いや、裸になるとか薄着になるとかそういうことじゃなくて、一枚脱ぐだけなんだけど・・・そこで、きゅんとなります。不思議なモンです。
それを狙ってとってるとしたら、山田監督も・・・好きですねえ・・・でも、得ろとかじゃなくて、女性の・・・いや、大原さんのそういう姿に美しさを感じてしまったのかも知れませんなあ・・・
志村喬さん、出てくる時間は少ないですが、すごい存在感。言葉以上のものを語っています。
寅さんは人にほれます。
そして、真剣に人にほれてる人が好きです。
自分のことをおいといて、その人に優しくなってしまいます。
そこが寅さんのいいところです。
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(2008-01-25)
水野さんと寅さんが仲良くなるきっかけがいまいち微妙というか、いつの間にか「寅さん好きよ」ってなっちゃってました。それで、寅さんのことそういう意味で好きだったのかどうかは水野さんと山田洋次さんのの心の中にしまってあります。
ここの微妙さが理解できないのは、まだまだ修行が足りないということでしょうか。
こんにゃく物語が深いですね。博さんのお父さんはたまに出てなかなかいい味を出しています。寅さんとお父さんとの関係がおもしろいうです。
寅さんは老若女と老男に人気がありますね。
この時期にも汽車が走っていたんですね。いつごろまで普通に走っていたのだろうか・・・
寅さんは、自分がふられ続けて傷ついてきたせいか、男がその人を好きだとわかると放っておけなくなってしまうんですね。寅さんは人を傷つけて手に入れることができません。自分が味わってきた傷を自分のせいで与えてしまうことができないのかもしれません。恋愛って、どこかで誰かが傷つくものなのだろうけどね。
水野さんにあとを追うように言うところの寅さんはすごくいいです。