しこたまらいふ

大谷翔平と大滝詠一の生まれた岩手県奥州市で、スローライフを実践中♪ 田舎暮しや食べ物の話題。

6月の新茶家

2020-06-22 | 奥州市・北上市のごはん
先月に引き続き、今月もお邪魔してきました。
初夏の季節を楽しむお料理の数々とお酒。田舎暮らしもいいなー、というか、田舎にいるから食べられる料理もあります。これからがますます楽しみです。
 
☆サッポロの赤星で、のどの通りをなめらかに。
 献立を見て食欲が増したところにビールの仄かな苦みが加わって、より一層料理への期待が高まる。
 
 
本日の御献立 ワクワク(^^♪
 
☆先付 長芋素麺 蓴菜 柚子
 鞠のような形の細密に刻まれた長芋は、なんとシャキシャキした食感。そこに蓴菜のつるつる&中身はやはりシャキ!張られた出汁の旨味。柚子の仄かな香り。これからの料理への期待がより一層高まる。
 
☆初めのお酒は、花巻市石鳥谷町川村酒造店の酔右衛門山廃純米無濾過。
口当たりのいい優しいお酒でスタート。
酒米は亀の尾
 
☆凌ぎ 白アスパラすり流し 鮑 うすい豆
 カプチーノを思わせる、旨味十分でなめらかな白アスパラのすり流し。その中に割と大ぶりな鮑。柔らかくそして噛み締めれば夏の貝の風味が口の中一杯に広がる。食感の違ううすい豆が楽しい。
 
☆八寸
 鱧トマト煮凝り しゃこ白ずいき磯部和え あいこ蟹子和え 茄子田楽 青梅蜜煮 穴子白焼すし 芋 蛸 南京
 「水無月の 夏越の祓する人は 千歳の命 延ぶと云うなり」
6月ということで茅の輪を見立てている。唱え詞の通り、食すことでお祓いをして健康長寿を祈る。女性の好物の芋蛸南京があるのも面白い。それと茄子田楽がアツ!(^^;
 
ここからは、料理も本格化(^^;してくるので、料理に負けないしっかりしたお酒をチョイス。
会津若松の宮泉銘醸「冩楽 純米吟醸 播州山田錦」
 
☆煮物椀
菱かに真丈 瓜 実柚子 いんげん
 一点の濁りのないお出汁に、ふわふわもっちりとした菱かにの真丈と内子 シャリっとした実柚子の食感と爽やかな香り。
それにしてもこの瓜、どうやって切るんだろ???
今日のお椀の図柄は、小茄子。
 
☆向付
星かれい 車海老 南マグロ
 むっちりつるっとした星かれい、味がないけど深い味???
一方の車海老はブリプリの食感で、海老のいい香り。
それにしても白身は、面白い。
南マグロは、軽い風味のからしで。




☆炊合せ
鱧葛揚げ 鴨茄子 パドロン 茗荷
 前回は葛を纏わせて椀になった鱧が、今回は揚げで。
もっちりとした食感が、口の中でほろほろと崩れていく。
鴨茄子の柔らかな風味が、旨味たっぷりの汁とともに酒に合う。夏の爽やかな香りの茗荷。汁の中のシャリっとしたパドロンもいい。
 
ここからは、宮城の新澤醸造店伯楽星純米吟醸 雄町
夏の料理にあう爽やかな酒。
 
青楓の中には・・・
 
☆強肴
がぜ南禅寺蒸し すだちジュレ 花穂
がぜ、かぜは、ウニの古語。私の生まれた宮古では、いまでも焼きウニのことを焼きカゼという。

殻付きウニの夏の風味とふわふわの豆乳、そこに爽やかなすだちのジュレ。それらが、混然一体となって口の中で混じり合う。ますます伯楽星が進むぅ(^Q^)
 
☆焼物
短角牛あられ ヤングコーン なるこゆり 新玉ちり酢 山椒醤油
 香ばしく焼かれたヤングコーンに夏を感じる。
お馴染みの短角牛。なるこゆりのお浸しは、癖がなくおいしい。初めて食べたかも。
 
☆御飯
雲丹枝豆ごはん すまし味噌
 ここで、ドカンと雲丹御飯登場!三陸の瓶入りウニに軽く火が入ってご飯の上に乗っている。焼きウニとも違ったフワフワの食感。爽やかな夏の香りの枝豆と茗荷。いやはや。。。
 
赤だしみそ汁にオクラ。香の物もしみじみうまい。
 
☆水物
献立のマンゴーがイマイチってことで、急遽夏ミカンと地物岩淵りんご園のサクランボに変更。
スッキリとして口が爽やかに。
 
濃厚な牛乳のソルベにルバーブのジャム。ルバーブの酸味と渋味にいろいろなフルーツの味が混じり合って面白い。


 
 

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